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1 on 1面談を経験して

職場の部下(後輩)と1 on 1面談を行う機会がありました。
初めて行った感想を記録しておこうと思います。


1.お互い冷静に話すことができる

1 on 1の最大のメリットは、仕事のときの感情を一旦置いておいて、お互いが冷静に一歩引いたところから話を始められるところかなと思いました。なので、感情的にならずに一つ一つ言葉を選びながら会話ができました。
今回は後輩が日々の仕事に身体的にも精神的にも疲弊している状況だったので、何がストレスなのか、日々の業務をどうこなしているのか、どういう気持ちで仕事をしているのかなどを言語化することで、少し整理することができ、結果的にセルフマネジメントを促せたように思います。



2.問いを通してセルフコーチングを促すことができる

1.でも書いたように、一つ一つの問題を整理し、言語化することで、原因であったり対処法であったり、その時の感情などを改めて自覚することにつながります。それを踏まえ、”どうしたら良いか”ということを自分の心に問うのです。今回は精神的な疲弊に対し、私としては少し休む時間を作ったほうが良いのではと提案しました。そこで例に挙げたのが、”あなたの近しい後輩が、今のあなたと同じ状況になった場合、あなたは先輩としてどう対処するか、自分の心に尋ねてください”と聞いてみました。責任感が強い人ほど、自分ごとではなかなか躊躇してしまう傾向にありますが、他人事となると自然にどうすることがベターなのかを考えやすいかなと思ったのです。


3.相手の価値観に触れることができる

対話を通じて、相手がどのような気持ちで仕事をしているのか、仕事に関わることだけでない、相手の価値観を覗くことができます。本来であれば、1 on 1の時だけで無く、日々の対話の中で様々な人との価値観を共有できると良いのですが、日々の業務で忙しい状況では難しいこともあるかと思います。理想は週1回、せめて月1回でも対話の機会を作り、お互いの価値観を共有できるとコミュニケーションももう少し円滑に進む気がします。




ここまでは1 on 1のメリットを中心に振り返りました。一方で、1 on 1の難しさや自分の課題を見つけることもできました。




4.相手の目を見て話すことができない

初めて対面で会話をしたので、緊張していたこともあってか、相手の目を見ながら話すことができなかったです。普段のコミュニケーションでは感じたことが無かったのですが、改めて自分の自信のなさを実感しました。特に、相手の話を聞いているときは比較的目を見れるのですが、自分が話しているときの方がどこを見て良いか分からず、相手の奥の遠くを見ていたり焦点が定まらずに敢えて違うところをみたりしている自分に違和感を感じました。普段から意識して相手の目をみて話すことが大切だと、振り返ることができたのはよかったです。


5.考えていた流れで話を持続できない

面談をする前は、なんと無く”こういう流れで結論に持っていきたい”とイメージして臨みましたが、会話というものは生き物みたいなもので、話を収束することが難しいです。特に、相手の話を聴いていると、今まで知らなかった相手のことを知るので、それに対しての返答を用意していないのです。もちろん、話をまとめて自分の持っていきたい結論に収束させることが目的では無いので、相手の話をしっかり傾聴はするのですが、そこからの展開が思っていたよりも難しいことがわかりました。


6.綺麗に終われない

5.の続きにもなりますが、30分の予定のつもりが1時間ほど話が膨らみ、
色々な情報や感情、課題が見つかります。それら1つ1つを解決することが今回の1 on 1の目的ではないですし、どれか1つに絞って解決策を提案することもできません。
『ここで終わり!』とうまく区切ることができないのです。

今回は、自身の体調を見ながら適切に休暇を取ること、仕事から離れる時間を意識的に設けることを共有して終わることになりましたが、後を引かないように終わることも難しいことがわかりました。



以上、実際に部下と向き合って面談をした感想を記録しておきます。
いつか見返した時に自分が成長しているように、これからもコーチングやコミュニケーションスキルについて学んでいきたいと思います。






OT-aku


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