【読書録】小さな一歩が会社を変える
部署調整は大変
図書館で借りて読みました。
本業では、新しい施策を実行するために
複数部署の意見を聞き、調整する仕事をしています。
正直、苦手です。
新しい施策は、今までやったことがないことですから
大体は反発されます。
よくあるのは「総論賛成、各論反対」というものです。
「やるのはいいけど、ここはなんとかしてほしいねえ」とか。
こちらの意見と、あちらの意見を汲み取り、
互いがwinwinになれるような落とし所を探します。
そのためには、こちらも情報をしっかり調べたうえで、
理由付けを組み立てたうえで
先方に回答しないといけません。
この本には、そういった組織間のコンフリクトや、組織で創造性を発揮して新しい価値を生み出すにはどうすればよいか
小さな習慣ベースの話から、具体的に解説してあります。
1日8時間以上働くと脳の働きは落ちる
例えば、「1日8時間以上働くと脳の働きは格段に落ちる」です。
9時から業務開始して、昼休みを1時間とるとすると
8時間後は18時です。
20代のころは闇雲に残業してなんとか終わらせていました。
しかし、最近は18時以降になると
明らかに頭が働いていないことがわかります。
正しい判断ができないのです。
この点については、脳科学の側面から詳しく本書に解説されています。
翌朝の方がクリアな考えが浮かぶ
答えに悩むとき、仕事がうまくいかないときは
あえて早く帰って、早く寝て、翌朝考えたほうが
「この方向性でよいだろう」と
自分や関係者が納得できる筋が浮かびます。
これは『思考の整理学』でも著名な外山 滋比古先生も提唱されていました。
アイディアを生み出し創造的な仕事をする手法は
東西で差がないのですね。
今週もがんばります。
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