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加藤篤(日本トイレ研究所)
2018年2月26日 20:49
1995年1月17日は阪神淡路大震災、2011年3月11日は東日本大震災がありました。先日、神戸市役所に勤めている方から聞いたのですが、役所で震災当時を知る人はかなり少なくなったということです。それもそのはず、阪神淡路大震災が起きてから23年もの月日が経ちます。震災当時、40代で現場を指揮されていた方々は、もう定年を迎えているわけですから。とはいえ、私たちには被災者の経験に学び、つぎに活か
2018年2月19日 22:33
いいうんちをつくるためには大腸の働きが重要ですが、うんちを漏らさず、それでいてスッキリ出すためには肛門の働きが大事です。肛門には自分の意思で動かすことができる外肛門括約筋と自分の意思では動かすことができない内肛門括約筋があり、これらが連動することでうんちを漏らさないようにできるのです(参考:肛門は「うんちかオナラか」を識別している)。今回は、これら肛門括約筋に加えて「恥骨直腸筋(ちこつちょ
2018年2月13日 21:02
私たちは、毎日、何回もトイレに行きます。それは、食べたものを消化吸収し、身体にとって不要なものを排泄する必要があるからです。臨床睡眠医学を専門とする神山潤医師は、「ヒトは寝て、食べて、排泄して、脳や身体の活動が充実する昼行性の動物」と言っています。これは、ぐっすり睡眠、おいしい食事、すっきり排泄が出来てこそ、幸せな生活をおくることができる、ということです。「すっきり排泄」するための
2018年2月5日 22:09
前回の記事で、便秘には基準があるということはご理解いただけたかと思います。子どもたちの健康をトイレからサポートする日本トイレ研究所としては、子どもたちがちゃんとうんちをしているのか、というのはとっても気になるところです。そこで、全国の小学生の排便事情を調査してみました。全国レベルで小学生の排便状況を調査するというのは、もしかしたら初めての試みかもしれません。でも、本当はそれではマズイと