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本を買ってもらうのはいつぶりだろうか


ハロー、u子です。
試験、結婚式、新婚旅行と怒涛の日々から帰ってまいりました。

怒涛の日々の中で「本を買ってもらう」体験を久しぶりにしたので、その話でも。


どこかに出掛けると、観光地のごとく本屋さんとスーパーに行きたくなります。その地域の生活が見える気がして。
そして旅行中の移動時間を彩るべく、本屋さんへ向かいました。

最初はホクホクしながら書棚を眺めていたのですが、見れば見るほど何を選べば良いのか分からなくなってきます。
相手を待たせてしまっているという焦り。早く選ばなきゃという緊張感。

結局、平積みされて2度目が合った(ような気がした)、「逆ソクラテス(伊坂幸太郎/集英社文庫)」を買ってもらいました。キミに決めた!


読みたい本ぐらい、自分で選んで買えます。大人だから。
インターネットが繋がればどこにいたって買うことができるし、こっちの方がストレスフリー。

それでも、本を買ってもらう体験は不快ではありませんでした。
自分以外の視点があるというのがいいですね。普段と違うものを選ぶ面白さがあります。


お会計が終わるまで入口付近で待っていると、小学校低学年ぐらいの地元ボーイが近づいてきました。
この子も本を買ってもらったのかなぁとのんびり想像していたら、背後から腰にタックルされ、「ママー早く帰ろうよー」とせがまれました。誰ェ?!

お会計を終えてちょうどその様子を目撃していた夫から「もしかして……隠し子?!」と言われて笑いました。その発想はなかった。
まぁ、そういうことにしておきましょうか。

「君の思うことは、他の人が決めることはできないんだから。」

「逆ソクラテス(伊坂幸太郎/集英社文庫)」p.26より


おしまい。