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銀シャリ橋本直 サイン会に行ってきた。| 細かいところが気になりすぎて

銀シャリ橋本直
初の著書 「細かいところが気になりすぎて」が2024年10月30日新潮社より発売された。

2022年11月号から文芸誌「波」でスタートさせた連載エッセイを念願の書籍化だ。


発売を記念して東京、大阪でサイン会が開催された。
10/30 芳林堂書店 高田馬場店
11/1 紀伊國屋書店 グランフロント大阪
どちらも枚数限定で即完だった。

書籍の売り上げも好調で第4刷が決まり、大ヒット記念として追加サイン会が東京で開催されることが発表された。

12/23 ブックファースト新宿店
なんと今回は3部制。前回からかなり参加人数が増える計算なのだが、部数を増やしても全て完売だった。
完売したことで新たに4部が追加された。


前回のサイン会で思うように話せず後悔した自分は迷うことなく参加を決めた。
橋本さんがファンと会話する時の優しい顔を見たかった気持ちもほんの少々。

サイン会と謳っているが、
冒頭に橋本さんのトークあり、鰻さんデザイン限定しおり付き、橋本さんのサイン書き姿の撮影が可能。

それに加えて料金は書籍代1650円のみ。

手数料、送料の余分な代金がかからない。
本屋さんで欲しい本を買ったら上記が全ておまけでついてきた。そう考えると豪華なイベントと実感。参加するこちら側が恐縮してくる。


今回はPassMarketでの電子チケット。
チケットを購入した瞬間から手元にチケットが表示され、整理番号もわかるシステムだった。

会場はブックファースト新宿店。新宿駅が最寄り。新宿駅直結となっていたけれど、改札も出入り口も山ほどあるので辿り着けるのかかなり不安。駅からのアクセスが良くても間違えた出口に出ると遠回りになってしまってロスタイムだ。今回も開演に間に合うように早めの時間設定で向かった。

ブックファースト新宿店ではあるが、会場はB2階イベントスペース。本屋さんとは別階。少しややこしい。ここで合っているのかと不安になっていたら続々と人が集まり、スタッフさんと思われる人が声かけをしていたので一安心。フロアにポールが置かれていて整理番号の書いた紙が用意された待機列スペースがありそこに並ぶ。
開演10分前になりスタッフさんのあとに続いて番号順に会場へ。
会場前のスタッフさんが枚数と名前を確認して受付。2冊買うと2冊券の紙が渡されるらしい。1冊は特になし。
キュッとしたスペースに椅子がずらっと並べられており、奥から詰めて着席。
入り口ひとつのワンルームなので同じ場所から橋本さんも入場してくるのかなと考えていたら緊張が増してきてしまった。


18時になり、スタッフさんからイベントの注意事項の説明があり、いよいよ開演。橋本さんが登場した。

登場してトークが始まった。同じ話はしない方が良いと全部で話題を変えてくれた橋本さん。簡単にメモしておく。

1部
・表紙のタイトル「気」「す」が反対になっている
・表紙が和紙製なので本によって模様が違う
・お札が切れて交換したいけど年末だから迷っている
・帯を書いてくれた津村先生が単独にきてくれた

2部
無念の忘却。

3部
・LOOP乗ってる人の話
・喫茶店にいたらトイレに行きたくなって出たけど、気になる服屋さんを見つけて試着した
・今日履いているズボンがその時買ったもの
・汁粉の漢字ってすごい

4部
自分の前に来ると緊張して喋れなくなるのであればこの場で話しておきましょうと挙手制で質問をして、橋本さんが答える質問コーナーへ変わった。
・M-1誰が1番好きだった?
・本が完成して1番最初に見せた人は?
・自分で1番よく書けたなって話はどれ?
質問に答えた橋本さんが今度はファンへ何で今日来てくれたのかと逆質問。
発売してから日が空いているのに書籍を購入して、イベントに来る熱量がある人が何をきっかけできてくれたのが気になるらしい。
Amazonと同じ値段だったから。
漫才のネタのタネをどう考えているのか気になったから。
イベントで追加料金がかからなかったからと言っている方がいてやはり値段って決め手の1つになる。いつかは買おうと思ってたけどイベントが決まったから買った。と会える機会があるから買うのもきっかけとしては十分すぎる。


橋本さんが書いたサイン本を受け取り、その後自分のスマートフォンで橋本さんを撮影し、退場していく流れ。

本を渡すスタッフ、サイン書く橋本さん、しおりを渡すスタッフの3人体制。
両脇にいるスタッフの方はファンと橋本さんの会話を終始にこにこ聞いてくれていてとても温かい。

大阪も同じ流れでの開催で、橋本さんだけがいるスペースに入り本を受け取ったと聞いていたので同じかと思ったが、東京はまたもや他のお客さんに丸見えの状態だった。緊張している姿を他のお客さんに見られていると思うとさらに緊張してしまう。
でも橋本さんをスマホで撮影できるのは斬新で嬉しかった。
全部同じ表情だとしても今の橋本さんは自分だけと会話していてその瞬間を撮影できるのは自分だけなのだから。間違いなく特別な1枚だ。
中には話すことに集中してそのままその場を離れようとする方もいたので、橋本さんから「お写真大丈夫ですか」と声をかけていた。
本人を目の前にしたら会話するのが精一杯で他のことを忘れてしまう気持ちよく分かる。


みんなそれぞれ話す内容が違う。
橋本さんの顔がタイプとか結婚したいぐらい好きと言ってる方が多かった。
それに対して「いやいやほんまですか。恐縮です。親に感謝ですね」と謙遜する橋本さんが印象的。
中には橋本さんの前でボケる人もいた。お笑いを本業にしている人の前でそれをやれる勇気、強靭な心を持っていることに憧れる。心の底から羨ましい。自分も笑ってしまった。緊張で強張っていたのでおかげで和らいだ。ありがとう。

橋本さんと話したいことが話せたかと聞かれたら全くもってそうではないのだが、橋本さんと話せた事実を大切にしていきたい。


小学生の頃から本を読むのが大好きで、休み時間やバスの中で常に本を読んでいた。
でもスマホを持つようになってからまるで本を読んでいないことに気づいた。本は何冊か買っているのだが読むことが億劫になっている自分に嫌気がさす。あんなに好きだったのに。
橋本さんの本も発売を発表された時から楽しみにしていた。発売日に本屋さんへ足を運んだ。発売日に読みたくてAmazonでも購入した。
でも読めていない自分がいた。最初のサイン会の開催は発売日当日で、橋本さんと会う前に読むことができなかった。それからも本を開くことはなく、後回しになっていた。
大ヒットサイン会が決まり、本を書いた本人に直接感想を伝えたいと読むことにした。一瞬だった。びっくりした。ページをめくる手が止まらなかった。あんなに本が嫌になっていたのに。家を出る時間になったがまだ読みたくて、電車まで橋本さんの本を持って行っていた。電車で本を読んでいる自分がいた。嬉しかった。それくらい面白かった。面白かったとしか表現できない語彙力が歯がゆい。橋本さんが自分の側でツッコんでくれているようだった。
橋本さんの本をきっかけにまた本を読めるようになった。本が読みたくなった。橋本さん素敵なきっかけをありがとう。

また本を好きになりたい時、橋本さんの「細かいところが気になりすぎて」を開くことにしよう。


少し要望があるとするならば2つだけ。
1つはサインに宛名が欲しかった。出版社の意向なのか橋本さんの意向なのか分からないが、橋本さんのサイン会全てで宛名書き禁止になっている。今どき転売対策で宛名必須のイベントも多いのに珍しいなと思った。
もう1つは荷物を置いておくスペースが欲しかった。橋本さんと会話する時全ての荷物を持って移動し、本を受け取らなければならない。厚着でくる人がほとんどなのに会場は温かいのでみんなダウンやコートなど嵩張るものを手に持って橋本さんと会話していた。橋本さんだけに集中したかったので、カゴ等に話す一瞬だけでも荷物を置いて置けたら嬉しかったな。
どちらもきっと時間短縮し、より多くのお客さんと対面できるようにするためなのだろうと勝手に推測し我慢することにする。

1/17には初めて鰻さんも登壇の出版イベントの開催が決まった。チケットは完売。





『細かいところが気になりすぎて』が好きな人にぴったりなライブが発表された。

「戯れる~おシャリは橋本から~ in ルミネ」
3月16日 19:00開演

戯れるポスタールミネver.

銀シャリ橋本により1人喋りソロライブ。
細かいところ~に出てきたような話をただひたすら橋本さんが話すライブ。
逆にいえば戯れるを丁寧に深く書き起こしたのが細かいところ~だと思っている。
細かいところ~を読んで橋本さんの声が聞こえてきてしまった人には是が非でも参加してほしい。楽しめること間違い無し。

大阪 森ノ宮よしもと漫才劇場 266席
東京 草月ホール 530席
福岡 福岡よしもと大和証券劇場 501席
兵庫 新開地アート広場 232席

歴代ポスター

大阪から始まり、東京福岡兵庫を経て、満を持してルミネ単独公演が決定した。

↑前回の東京公演の申し込み案内なので、今回とは全く関係ないが、ポストの動画から大阪戯れるの映像が少しのぞけます。

一般発売は2/16 10:00〜
FANYメンバーIDへの無料会員登録をすれば誰でも申し込み可能。
「戯れる」は不定期開催。次いつどこで開催されるかわからない。
ぜひこの機会に生の橋本節を浴びにいってほしい。
人気がないと豪語するのに油断しているとすぐチケットが買えなくなってしまうので要注意。



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