おすみの休日~神戸を歩くの巻~
ごきげんよう、おすみです。
さて、皆さんはおうち以外で落ち着ける場所はありますか?
近所の公園、行きつけのカフェや居酒屋、人里離れた山の上。
やっぱりおうちしか勝たんという人もいると思います。
おすみにとって落ち着ける場所、それは海で、特に港です。
おすみにとって港は思い出の場所です。
父が船員でその上釣り好きだったので、父は土日休みともなれば家族を一文字(沖提とも言います。いわゆる防波堤)に連れて行ってくれました。
見栄っ張りでわがままで他人に厳しくて気に入らないと平気で手を上げる、今でいうネグレクトモラハラ親父でしたが、笑顔で釣りを楽しむ姿や船を安全に航海させることに尽力するかっこいい姿が見られた場所が港でした。
港に行くと以前はつらかったことを思い出しもしましたが、今はここがおすみの原点なのだと自認していて、何かに行き詰まった時には港に出向いて潮風を浴び、磯の匂いを嗅ぎ、波の音や時折聴こえる汽笛の音を聴き、船やコンテナを眺めながら自身の気持ちをリセットさせています。
そしてもう一つの落ち着ける場所、それは神社です。
宗教的な話はデリケートな部分もあるので多くは語りませんが、おすみは神道です。
…とだけ言っておきます。
港と神社…この二つのおすみ的二大パワースポットを併せ持つ場所、それは神戸!
と思い立ったおすみは朝の家事を終えて御朱印帳だけカバンに入れて自宅を出発しました。
自宅から大阪梅田まで地下鉄で30分も掛かりません。
梅田からは阪神電車の特急で神戸三宮まで30分。
(梅田での地下鉄との乗換の面の運賃面から神戸に出る時は阪神電車を利用しています。急ぐときはJRの新快速に飛び乗りますが)
まずは神様にご挨拶。
今日はここからひたすら歩いて港町神戸を散策しました。
港町神戸のランドマーク・メリケンパークへ。
トップ画像のBE KOBEのモニュメントを目指し歩いていると、中突堤に見覚えのある黄土色のファンネルが…
中突堤に停泊していたのは練習船大成丸!
その後ろには同じく練習船の銀河丸!
…つまり、船乗りを目指す学生が実習航海を行う船の事を練習船と言います。
日本には2隻の帆船と3隻のディーゼル船が就航し、船乗りを目指す若人たちがこの船に乗り、船乗りを目指して日々訓練をしています。
おすみの実の兄も学生時代にこれらの船に乗り経験を積み、
今はとあるカーフェリーの航海士をしています。
兄が遠洋航海訓練に出発する日にはおすみもお見送りのため
神戸や横浜へ連れられて行った日のことを思い出します。
日本に3隻しかないディーゼル練習船のうち2隻を見ることができて内心大興奮。
しかし、今日はこれだけでは終わりません。
BE KOBEのモニュメントまで到達し、阪神淡路大震災の爪痕を後世に伝える神戸港震災メモリアルパークへ向かっていると…
帆船!!
都市型水族館などの再開発が進む新港第一突堤へ向かいます。
いました、海王丸!!
これで十分満足でしたが、さらに周囲を見渡してみると…
新港第二突堤にもなんかおる!
金網フェンスギリギリのところまで近づいてみると…
いました、青雲丸!!!
なんと海技教育機構の練習船全5隻中4隻が神戸に集結していました。
港好きなおすみは気持ちがリセットできた上に滅多にお目にかかれない船をたくさん見ることができて大満足の休日を過ごしたのでした。
めでたしめでたし。