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「行きたくない」のか、「離れたくない」のか、はたまた「頑張りたくない」なのか。「頑張らなくてもいいんだよ」と、親は言いたい。

保育所へ通う娘には若干の行き渋りが見られます。

ただ、家を出る前から「行きたくない」と訴えることは
そこまで多くはなく、
どちらかというと保育所へ到着してから
玄関口での引き渡し時に一悶着あることが多いです。

最近気になっているのは、出迎えの先生によって
引き渡し時に泣く時と泣かない時があることです。
今日は泣いてしまいました。
理由はなんとなくわかります。

その先生は娘を迎え入れる時
「頑張ろうね」と声をかけるのです。
娘が先生に背を向けて私にしがみつけばつくほど、
「あと1週間だから頑張ろうね」
「頑張ろう頑張ろう」と励まし続けるのです。

今日は朝の一瞬だけで
「頑張ろう」を3〜4回は聞いてしまいました。


子どもを勇気づけたい先生の気持ちはよくわかります。
先生も先生で、一生懸命なのです。

でも、娘にとってはしんどいだろうなぁと思います。

「頑張ろう」=「頑張らなくてはいけない場所」
という暗示にかかってしまうような気がします。

言葉一つで、子どもにかかるプレッシャーが
重くなってしまうことって十分あるんじゃないでしょうか。

先生には「頑張ろう」をやめて、
「来てくれてありがとう」
「今日も一緒に楽しもうね」
と声をかけていただきたいのですが、
なかなか親の立場からは言いづらく、頭を悩ませています。

先生にも苦手なタイプの子どもはいるだろうし、
多分、私の娘がそうなんだろうなぁと思います。

「頑張ろう」はもしかしたら
先生が自分に向かって言い聞かせている部分もあるかもしれませんよね。

そう思ったらなおさら「やめてくれ」とは言い出しづらいです。

でも、娘にとっては年度末まであと3ヶ月これが続くのかと思うと、
ちょっと可哀想だよなぁという気もします。
(連絡帳に書いたらモンペって思われるのだろうか)

春には保育所を卒業して幼稚園に切り替わり、
環境が大きく変わります。
とくに幼稚園は文科省の管轄ということもあり、
福祉より教育的な観点が強くなるであろうことから、
より集団生活へのプレッシャーが増すのではないかと思うのです。

できれば渋りが深刻化して欲しくない。
それには親は、あまり手出し口出ししないのが吉なのか。
つい色々と先回りしてしまいそうな気持ちをグッと堪え、
「黙って見守る立場に徹しろ」と自分に言い聞かせる日々です。

毎日毎日、どうするのが正解なのか、
自分は間違ってはいないだろうかと自問自答しています。


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