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映画「ミスト」感想

ホラー界の巨匠スティーブン・キングがおくる
最恐のエンタメ映画「ミスト」をご紹介!

突然現れた謎の霧!

その霧の中には謎の生物が!!

恐怖に怯える人々。
だけど、さらに恐ろしかったのは
人間そのものであった!

霧の中に潜む恐ろしい生物

スーパーに逃げ込んだ人々に
未知の恐怖が次々と襲いかかります…。

シチュエーションスリラーとしても
本当に恐ろしく、霧恐怖症になっちゃうかも…

だが、それ以上に恐ろしかったのは
極限状態の中で、変わり果てる人間でした。

盲信的なカルト集団が形成されていったり
最終シーンにおいての、
映画史上もっとも胸糞悪い話となります…

めちゃ面白いけど…覚悟して観てください笑

この映画をオススメしたい人
★スティーブン・キングの作品が好きな人
★今までにないホラー映画を見たい人
★絶望や鬱への耐性がある人
★極限状態での人の心理を楽しみたい人
★未知との遭遇でワクワクしたい人

上映時間:125分
制作国 :アメリカ
公開日 :2008年5月10日
ジャンル:ドラマ・ホラー・ミステリー

あらすじ・解説

ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。

解説: 『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のコンビ、原作スティーヴン・キングと監督フランク・ダラボンが描くパニック・ミステリー。霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描く。混乱する人々をまとめようとする主人公を演じるのは、『パニッシャー』のトーマス・ジェーン。『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、混乱をあおる狂信的な宗教信者の中年女を怪演。思わず目を疑うような、驚がくのエンディングが用意されている。

引用:シネマトゥデイ

みどころ・ポイントについて


未知のモンスターよりも恐ろしいもの

緊急事態に陥り、人は本性を表します。

都会から戻ってきたものへの妬み・僻み、
隣人への憎しみ、よそ者への敵意、差別、偏見…。

パニックに陥った人々は今まで隠していた
人間の醜い面をさらけ出します…。

例えば、
外には未知の生物がいる事を
いち早く知った主人公のデヴィット。

だが、ある理由から外に出ようとする人々。

デヴィットは危ないから外に出てはいけないと注意。

だけど、普段から密かにデヴィットに対して
劣等感や偏見をもっていたジムは、

「あんたは大物アーティストで、
 ニューヨークやハリウッドに人脈があるかもしれんが、
 だが、他の人間よりも偉いわけじゃない!」

「大学にいっているからバカと見下すな!
 この小心者が!」

っと、まったく話にならない笑

現実を受け入れずに
事態をさらに悪化させることに・・

また、この作中もっとも恐ろしい人物を紹介します。

日頃は街でも変わり者扱いされている
狂信的な宗教信者のカーモディ。

霧が立ち込めスーパーに籠り始めてから
「これは神の天罰だ!人類は罪を悔い改めなきゃいけない!」っと
叫び散らすヤバいおばさん。

だけど、日が経つにつれて
カーモディ信者がどんどん広がります…。

またひとり、またひとりと…
極限の恐怖にすがる神の力という盲信の怖さ。

このだんだんと人がおかしくなる様が
めちゃくちゃ恐ろしいですね。

カーモディは、気に入らない人々を
信者たちを扇動して危害を加えたり、
怪物へのお供え物として外に追い出したりします。

スーパーの外では、霧の中に潜む未知の怪物。
スーパーの中では、恐ろしいカルト集団。

どちらかというと、後者はだんだんと洗脳者を増やして
凶悪になっていく過程がめちゃ恐ろしいですね・・。


映画史上救いようはないバットエンド

この映画はいろいろと
「鬱映画」「胸糞悪い映画」「救いようがない映画」
っと評判がすごいです!

たしかに終わりにかけてのシーンは
今までにない絶望感を味わうことになります!

やり切れない・・

あと一歩早ければ・・

霧が晴れてからが絶望・・

たぶん立ち直れない・・

自分の選択が大きな過ちと気づいた時・・

正気を保てなくなる・・

なんて救いようのない映画を作ってくれたんだ!笑

良くも悪くも記憶に残る映画であることは
間違いないです!


以上となります。
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では、また次回!

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