映画「モンスター」感想
決して共感してはいけない実話なのに、
エンディングでは涙が止まりませんでした・・。
シャーリーズ・セロンの迫真の演技によって
素晴らしく輝いた映画作品となっています!
元娼婦の連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの
生涯を映画化した作品となります。
どんな理由であれ殺人は悪です。
それも多くの罪もない人を殺したことは
絶対許されることではありません。
だけど、
今作においてのシャーリーズ・セロンの
素晴らしい演技によって、
感情が揺さぶられるくらい共感できる映画となっています。
実際の本人や事件は詳しく知りませんが
今作は映画作品として素晴らしい完成度があります!
あらすじ・解説
概要
みどころ・ポイントについて
役作りの凄さ!
シャーリーズ・セロンは役作りのために
毎日ドーナッツを爆食いして14キロも体重を増やし、
毎回1時間の特殊メイクをかけて挑んだということです。
ロバート・デニーロやクリスチャン・ベイルなど、
男優の方が役作りのために
体重を調整するイメージしかありませんでしたが。。
美しい女優として活躍するシャーリーズ・セロンが、
自身のレッテルを捨て去り、役になりきるための
役者としての熱量が半端ないです!
もちろん見た目だけではなく、振る舞いや表情に至るまで
まるで別人になりきる様は、役者魂がほとばしる凄さを感じます。
また、クリスティーナ・リッチも
アイリーン同様に実在するモデルがいるため、
役作りのためにかなり体重を増やしています。
クリスティーナ・リッチ自体が小柄なので、
体重をめちゃ増やして本当に別人のようでした。。
後ろ姿・二の腕・・やばぁっと!!笑
クリスティーナ・リッチ好きの自分からしたら、
ちょっとショックでした・・笑
選曲やサントラが神っている!
役者達の凄まじい演技によって
感情を揺さぶられることはもちろんの事ですが、
それに重ねて音楽がめちゃくちゃ良いです!
まずは、挿入歌として
ジャーニーの「Don't stop believing」に胸がズキュンです。
主演のふたりがアイススケート上で
踊りキスをするシーン。
LGBT関係なく、素晴らしくロマンチックですね。
シャーリーズ・セロンが
男前すぎて逆に違和感がなかったのかぁ?
っと思うこの頃ww
エンディングにもかけて流れるのですが、
その時はブゥワっと涙腺が崩壊するんじゃねーか?ってくらい
夜中にひとりで浸っていました・・(恥)
あと、サウンドトラックについても素晴らしいです!
映画の最後に流れる曲が本当に気になり、
調べまくりました!笑
どうやら、日本の公式サイトではおいておらず、
ユーチューブで検索すれば出ますが…公式でないので
そちらは載せません。
下記の海外の音楽サイトで
少し視聴できるものがございました!
こちらのサントラの15曲目のCourtroomをぜひ視聴ください!
この曲がエンディング近くの最後で流れるのですが、、
とても心に残る音で素晴らしいです。。
アーティスト名はBTという方らしいですが、
よくいる名称なので調べるのが大変で…
結局特定できませんでした泣
※どなたか知っていらっしゃる方いればコメントください!!
悲しすぎる愛の裏切り
アイリーン本人を知ったうえでいう感想ではなく
あくまでも映画としての感想です。
(ネタバレあります!)
凄まじいほどに過酷な人生を送り、
家族や肉親にすらひどい目にあってきたアイリーン。
幼い頃からひどい生活のために
やむなく売春などしなくては
生きてけなかったのだろう。
あと、彼女は常に愛に渇望していだろう。
誰かに愛されたい。
だけどずっと裏切られ続ける人生。
もうなにもかもが嫌になっていたその時に
運命の女性セルビーに出会う。
はじめはレズビアンに嫌悪していたアイリーン。
だけど、セルビーの優しさや好意に触れ、
どんどんと好きになっていく。
「男も女も嫌い。だけどあんたは好き。」
っとついに結ばれるふたり。
アイリーンはセルビーのために娼婦をやめて
真っ当な仕事をして、人生を変える事を決意。
だけど、人生は甘くなかった。
娼婦であること、学歴や経歴がないこと、
面接はことごとく落とされる。
仕方なく娼婦を再開した矢先に事件が発生。
アイリーンはやむなく相手の男性を殺害。
そこから更に悲劇へと続いていく。
最終的に捕まってしまうアイリーン。
だけど自白は絶対しない。
だってセルビーが待っているから。
そこへ一本の電話が。
なんとセルビーから!
アイリーンはめちゃくちゃ喜び、
セルビーへ会いたい想いを伝えるが・・
裏切られ、自白を迫られる・・
その時のアイリーンの傷心した表情。
ゆいつ繋ぎ止めていた心の支えが
いっきにくずれる瞬間。
生きる希望が消えた瞬間。
かなり辛いシーンでありました。。
あまりの悲しさに凹みました・・。
死刑を宣告され監獄へ連れされるシーン。
「愛はすべてに勝つ、絶望の果てにも光明が
信仰は山をも動かす・・・」
などのいわゆる前向きなことわざを並べ、、
「フッ・・勝手にほざけよ」っと最後心の中で呟きます。
しかし、最後に強がり振り返った顔は
どこかセルビーへの想いが断ち切れないまま絶望し
消えていく姿に見えました。
こんなにも報われず悲しい話に、心の逃げ場がなく
グッとやられます・・。
身近な人には気安くオススメできないけど、
記憶に残る映画であることは間違いないです。
以上となります。
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では、また次回!