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ヤーシャン漫画アカデミー4 模写

今回は超初心者指導なので無料公開です(笑

一年に1回、中国から小学生の団体100人くらいが、日本の社会見学のような感じで浅草や横浜、ディズニーランドなどを観光、そしてその中に漫画教室も催されます。

子供に漫画をどう教えたらいいのか悩みまくり、自分が子供の頃に最初にしたのは模写だったと思い出し、それをやらせてみました。

4コマ漫画とかパラパラ漫画の方が、まだ実践的ではあるが、漫画を描いた事がない、読んだ事もない、描くのが好きではない子供もいるはずなので、出来なかった時の気持ちを考えると模写が一番いいかなと。

私の最初の模写はおそ松くんやおばけのQ太郎でしたねw

それを考慮に入れなかったのは失敗。妖怪ウォッチやポケモン、アンパンマンなどのサンプルも用意するべきでした。

つい自分の趣味に走ってしまい、、

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一応子供向けに可愛いのを用意したが、やっぱ難しいよな、、(^◇^;)

と思ったら!!

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上手いやん!!(^◇^;)

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いやぁ、、小学生高学年とはいえ、みんなちゃんと描けるし。

好きなモチーフを選ばせて描かせたんだけど、ラムちゃん人気あるなw

ちなみに模写のポイントは、静物デッサンや石膏デッサンのように、全体を大きく捉えながら描くのがポイント。

机にかじりつくようにして描くよりも、ちょっと絵との距離を置いて、基準となるパーツから目の位置、鼻の位置、腕の位置、足の位置、身体のそれぞれのパーツからずれてないかを確認しながら描くと、バランス良く似せる事が出来ます。

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ボードに描いて説明するのは苦手なんだけど、全体図が見えている時は、ヘソの位置が最重要。

身長の中心点と考えればいいので、胴の長さや足の長さの確認にもなります。


実は南京の大学でも、超初心者コースを任されて、やはり模写からやらせました。

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逆に大学生の方が、全体のあたり(ラフなデッサン)を取らずに、そのまま正確に綺麗に描こうという気持ちが強いみたい。

まずあたりを取るクセを身に付けておくべき。

どうせペン入れの時にあたりの線は消しゴムで消えるのが漫画なんですし。


模写はあくまでも楽しむ遊び

あまりこのような模写を練習とは呼びたくないです。

遊びです。漫画家を目指す人、趣味で描く人、まず誰もが自分の好きな漫画やアニメのキャラクターの模写からスタートしていると思います。

授業中の落書きとかも、先生から描けと言われて描くものではなく、自分から好きで描いている。

その時は練習だ!と思って描いてるのではなく、楽しいから描いている。

親に怒られようが、先生に怒られようが、隠れて授業のノートに落書きをしまくる。それに物語、セリフを入れて漫画にし、友達に見せて楽しんでもらう。

これが漫画の基本です。

人に楽しんでもらうのに練習とかはないです。常に本番。本番の遊びw

いきなり漫画を描いた事がない、人に喜んでもらう事をしないで、漫画の練習だ!と勉強から入る人は、なんで漫画家になりたいのかよく考えてください。

ノートに鉛筆でいいんです。

まずは自由に描きたいものを描く。

そして徐々にプロの漫画家に必要な知識や技術を身につければいい。詳しくはヤーシャン漫画アカデミーの1の冒頭(無料部分)に記してあります。


今回の小学生のうちに漫画家になりたいと思ってる子が何人かいました。その他の子供達は全く考えてもいないでしょうけど、いっぱい遊んで絵を描く楽しさが少しでも身についてくれたなら嬉しい限りです。




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押山 雄一
漫画家志望者に向けた厳しい言葉を投げつけまくる内容のコラムが多いですが、厳しいプロの世界だからこそ甘い言葉は言いません。よかったら是非サポートお願いします。

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