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SNS苦手民が、1年間毎日投稿した結果。
1年間OOをする。を、2年間やってきた。
今回はそんな1年目の毎日Twitter投稿についての継続報告だ。
はじめのフェーズ (1/22~3/1)
1年目は毎日Twitter投稿(現X)。
SNS投稿が大の苦手だった僕は、現代のSNSという強力なツールを利用できない危機を感じていた。そこで「荒療治をしよう」と思いついたのだ。
「内容はなんだっていいから、毎日ツイートを1年間する」
2023年1月22日から、僕の試みは始まった。
最初はもちろんハードルが高かった。
僕の周りにはSNS廃人、ツイッタラーと呼ばれるような友人が複数いるが、毎日息をするように投稿する友人たちが全く共感できなかった。
「帰宅〜」「仕事めんどい」「推しがかっこいい!」
そういうことを呟くだけでいいのに、僕はできなかった。
恥ずかしかった。
自分のただの現状や、感情を第三者に言うことへの抵抗感がひどく、人に見える場所に発信するのはそれ相応のものではないといけないという偏見がこびりついていた。ネットリテラシーとしてはいいのかもしれないが、自己発信能力が身につかないことが問題だった。
そこで僕は自分の成果報告の場所とすることにした。
「投稿すること」が目標として難しいのならば、「報告すること」に。
「文章の内容を考えること」が目標として難しいのならば、「制作の結果を見せるだけ」に。
はじめに手を出したのはAfter effectというアプリのスキル磨きだ。
Adobe内のアプリを一通り触ってみたかったため、とりあえず調べているうちに興味を持ったのだ。高校時代に映像編集をしていたこともあり、アニメーションには元から取り組みたいと思っていたのでピッタリだった。
どんなに下手くそでもいいからやる✖️毎日投稿する
これが僕の最初の目標になった。
投稿をしても特に反応があるわけではないが、作業が楽しくて、僕は抵抗感が薄いまま投稿できた。
時折忘れてしまう日があったが2日以上は忘れないで取り組み、僕は3月1日まで毎日Aftereffectで5秒以内の動画を作り、投稿できた。
けれど、ここで問題が生まれる。
外出予定で埋まってる(3/2~4/8)
今までほとんど家に引きこもって、投稿と同時並行でギターや作曲も挑戦していたが、3月に入ってからは予定が複数あった。
遠出で外泊の予定もあり、固まった制作の時間が取れず、「SNS投稿」と「アニメーション制作」という慣れていない物事2つに向き合うには難しくなった。
さらに After effect はパソコンがないと制作ができない。外出先にパソコンを持っていくわけにはいかない状況もあり、僕は別の方法を考える必要が出てきた。
そこでAppleのバージョンが自動更新され、フリーボードというものが勝手に追加されていた。
それは簡単なイラストメモが制作できるようなアプリだった。iphoneで手軽にできて、新しいアプリなので慣れていなくてもしょうがないと自分に言い訳ができるツール。
「そうだ、イラストを投稿しよう」
スマホで絵を描くことは慣れていないので、クオリティは全くいいものではないが、よくいたずら書きをする僕には、絵を描くという行為は取り組みやすく簡単だった。
この頃から、心理的抵抗感が少しずつ減って、僕は文章を投稿できるようになってきた。
さらに、怖くて自分の写真なんて投稿できない!と思っていた自分が、イラストや文章付きなら写真も投稿できるようになった。
勉強場所にしてしまおう(4/9~5/28)
毎日投稿しているのはいいけれど、これをしてなんになる?と思っている自分がいた。やる意味を見失いそうになっていたのだ。
始めの頃はスキルを磨いている実感があったが、第2フェーズでは大したことない自分のイラストをとにかく投稿するだけで面白みがなかった。
新しく別のことを始める必要がある。
そうして目をつけたのが、英語学習だった。
ちょうどにじさんじENという海外Vtuberに興味を持ち始めて、英語学習をしたくなっていた。
学習方法について調べていると、3行英語日記というものを知った。
やり方はシンプルで、日記を3行だけ書き、それを英語にしていくだけ。
投稿にやりがいが欲しかった僕は、すぐにそれに手を出した。
文章を投稿するのが恥ずかしかったが、英語ならなんかそれっぽくて抵抗感がなかった。
飽きた!義務投稿!(5/29~1/22)
飽きは来る。
いまいち英語が上手くなったような気もしなくて、やりがいがなくなっていた。学校課題との両立もあり、僕はポツポツとできなくなってきた。
僕に残ったのは、毎日投稿をするという義務感だけ。
数日忘れて日付を超えても、約半年続けてきた圧力がある。
そして次に手を出したのは写真投稿だった。
どんどんネット上に個人情報を出すことへの抵抗感がなくなっていたことに恐怖感を抱きつつ、手軽な写真という媒体に手を出した。
もう、とにかく続けるだけ。
個人情報と淡々と向き合いながらするだけ。
この頃には投稿のハードルも、羞恥心も無くなっていた。新しいやりがいを別のものに求め、投稿はおざなりになっていったのが本音だ。
まとめ
成果として挙げられるのは
・なんてことない日常を投稿できるようになったこと。
・文章だけの投稿、写真だけの投稿ができるようになったこと。
・未熟でも人に見せることができるようになったこと。
僕はこの取り組みをする前は、SNSごとにどういう性質があるかもわかっておらず、Twitterが文字を使って日常のことを投稿することが多いことさえ知らなかった。けれど、SNSを利用する側になって初めて、自分の接しているSNSの発信される情報の違いを感じた。
1年間毎日投稿をして見た結果。
SNSで反応をもらうことはほとんどできなかったが、投稿という行為をし続けた。投稿をする喜びはいまいち感じられず、ひたすら自分の情報を少しだけ晒す日々だった。
コミュニケーションツールやネットワークがSNSの本質ならば、僕は今回不十分な検証結果だ。けれど、投稿をするという行為に対して喜びはいまいち抱かないという自分の特性は理解した。
自分と同じようにいまいちSNS社会にのめり込めず、投稿をする人たちのようになれない不安感を抱いている人へ。
今投稿したいと思わない時点で、多分ずっと思わない。
1年間毎日投稿した人間から言えるアドバイスは、せいぜいこの程度である。
続けやすく、記録として見返すことができること。また、SNSに対してある意味諦めがついたという意味で、ちょうどいいチャレンジだったと思う。
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