大豆田とわ子と三人の元夫

初恋の悪魔を見始めて、脚本家の坂元裕二さんを知った。
初めて脚本家さんでドラマを選んで、大豆田とわ子と三人の元夫を見始めた。

登場人物の軽快な会話を聞いて、ふふふと声を出してしまう。
言葉、表情、音楽で、予想外のタイミングで涙してしまう。
色んな方向に心を動かしてくれるから好きだ。

出てくる人たちは、個性が強めだけど、憎めない可愛さがあって、愛おしくなる。
最初は、こんな性格もバラバラな3人と結婚?こんな言い方してくる人たちとは、離婚するなという気持ちになった。
が、最終的には、この3人だったから惹かれたのも分かるな。4人で一緒にいる形もいいなと大豆田とわ子に憧れてしまった。 

坂元裕二さんの作品は、潜在的に私が欲しかった言葉をくれる。
あの時、言葉では言い表せなかった感情に、言葉のピースを当てはめてくれる。
きっと何度も見返して、その度に、当てはまるピースが増えていくのだろう。

昔は、ただのテレビ番組の1つに過ぎなかったドラマ。
今は、心を成長させてくれるようなものに感じる。
特別なドラマを見終わった後は、いつもの風景が、輝いて見える。目でも、心でも。
大豆田とわ子と三人の元夫は、私にとって、そんな特別なドラマの1つになった。


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