ランボーと言う男【レビュー】
彼は、決して乱暴な男ではない。
だが、乱暴を働くようになったのは、その町の保安官ティーズルたちが暴力的で、無礼なヤツらだったからだ。
そう,おそらく39年前に、映画館で見た あの『ランボー』だ。
見た方は、ご記憶にあるだろうか。
見ていない方には、ちょっとネタバレになってしまう部分もあるかも知れないが、これを機に,是非見て頂きたい。
わたしは以前、映画館で従弟と正規の入場料?を支払い見に行ったものだが、2回目の今回GEOの7泊8日で、100円の恩恵に預かり、スッカリ忘れていたストーリーを初めて見るかのように、むさぼるように見入ってしまった。
戦争の凄惨さ,無益さ、破壊的でしかないもの…人間を非情にし、非道にするそのむごたらしさを、全体を見終わって感じた。
戦争はいかなる理由があっても、やってはいけない,人類の最高に卑劣且つ最低な行為であることを、ここで垣間見ることが出来るだろう。
今も、戦争による心の傷が癒えないランボー。
彼にとっては今もまだ、戦争状態だと言う。
こんなに強くて,100人対1人でも戦いには負けない勇者が、上官との再開で,まるで幼子に帰ったかのように、泣きじゃくる姿を見て、哀れに思わない視聴者はいないのではないだろうか。
そしてこれは恐らく,ベトナム戦争の事実をもとに、監督が戦争の悲惨さを、単なるアクション映画に終わらせることなく、注力した場面なのではないかとわたしは感じた。
こうして,映画の感想を綴って行くと、あっけないような気もするが、百聞は一見にしかず。
まずは見て,この映画のダイナミズムや、ランボーという男の真のやさしさを是非とも、味わってもらいたい♪
アクション映画としては、アクション100%大好きな人には、どうか分からないが、ヒューマン映画が好きなわたしにはとても良い作品だった。
今も,古くて新しい映画の印象がある❤