センソウはんたい!って,言ってはいけないの?
昨日,東洋経済のネット版を読んだ。
経済誌にしては珍しく,自ら襟を正すかのようなメディア批判を試みたかの、今回の記事。
とは言え,毎回、東洋経済を読んでいる訳ではないのだが…(^^;
内容は、ミック(MIC)と呼ばれる,マスコミ系労組が「報道の危機アンケート」と言うのを実施したらしい。
ミックとは、前職で,山下さんと言う小太りの中年男性職員に会ったことから、存在を知ることになる。
あのミックが…こんなところに掲載されている!と,目を留めた。
記事はその,ミックの取ったアンケートの内容を伝えると共に、東洋経済記者がマスコミ関係者や有識者ら3人にもインタビューし、コメントを取り付けたものを掲載している。
結果的に、メディアで働く中,頑張っている人たちがいながらもコトなかれ主義が全体を覆っていることや、忖度と自主規制に委ねられたマスコミ業界はジャーナリストではなくただの,賃金労働者ばかりだと言った批判だ。👇
https://toyokeizai.net/articles/-/347070?ismmark=a
細かいことだが、1ページのアンケートのくくり,2項目目の「・ニュースソースが官邸や政権であること。(中略)というか、たとえあったとしても幹部が握られているので放送されない」のくだりは、幹部「に」握られているので放送されない。が、正しい文法だと思うが、どうだろう。
主語は、幹部か?官邸や政権か…?!幹部が握っているなら,握られているではおかしい。放送云々とあるから、テレビ業界の人だとあまり正確を期した日本語には、無頓着なのだろうか。まんま,無編集で記載されているようだ。
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3人のコメントを読む迄もなく,わたしは戦時中の話を先人の体験談の本や、実際の生き証人の言,DVDなどをむさぼって見聞きしたから、これはマズいと思った。
戦後の反省に基づいて、メディア各社は大政翼賛的な喧伝をしないよう,今で言うところの、戦争への雰囲気を盛り上げるような役割を果たしたことに対し、これまでつよく戒めて来たのではなかったのか?
こうして,国の言うがままにニュースを作り、記者は自分の足で稼ぐニュースを作らなくなってしまった。
やはり自己を戒めると言う行為は、緩く あまくなってしまうのだろうか…。
ふたたび戦争の,軍靴の音が聞こえて来る気がしてならない。
それは、もうすぐそこだ。
1枚の紙のうすさ,きわどさ、もろさだ…。
じきにきっと来る…戦争反対が口にして言えない日が!!
そんな日が来ないよう,わたしたちは今から平和のためにこそ、戦線準備しなければなるまい。
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医療崩壊/言うな書くなと/喧しい国
(2020.05.03日分として…)
※ トップ画像は、いわさきちひろ挿絵・井上ひさし氏著の 「子どもにつたえる日本国憲法」。昨日が憲法記念日だっ たので,この本の1ページ目をヘッドに飾った。