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子ども食堂初体験記&私お白湯(ポンコツ)による子育て論
子ども食堂は可哀想な子の為の食堂ではないって話
“可哀想”呼ばわりされてしまう人ほど全く可哀想ではないパターンも多いのではないだろうか…
今回のテーマは
可哀想な子の話でも何でもない。
こども食堂が大好きになった話。
食べることが生きがい。
お白湯です。
こども食堂
こどものための食堂。
近頃メディアでよく取り上げられるあのこども食堂です。
私は子ども食堂に関してめっきり誤解をしていた。
その日に食べるものに困っている
親が共働きで帰ってこない
ネグレクト、虐待
など過酷すぎる環境に置かれた子ども「だけ」が集まって皆で食事をする場所。
こども食堂は可哀想な子達が集まる場所?
私自身、子を授かる前も後も、ありがたい事に食べるものに困るという経験はした事が無いため、あまり軽率に語るつもりはないし、可哀想という表現もどうかと思うが、あえてnoteに書いているのは、誤解している人にいかに伝わりやすく表現するか、を考えてのことである。
先日、仕事でこども食堂へ訪問し、我が子を連れて丸ごと初体験させてもらうという日があった。
それは体験でも何でもなく、ホンモノの“こどものための日”となった。
三人の子がいて、夫は超多忙、仕事もしている私。
子ども中心、自分のこともそれなりに
そんな生活
欲しい!!!!
ネットで見かける、実に幸せそうな、美味しそうな手作りご飯を囲む家族、コロナ渦で減りはしているものの友達同士親同士集まりランチ会など幸せ絵図を見かけると、まるで自分が敗北者であるかのような錯覚に陥る事がある。
しかし、これは幻想、幻の国、騙されるな私!!と言い聞かせるも、やはり視覚の力は果てしない。
このままではだめだ。
うちは負けてしまう。(何に?)
そんなことで私の中にある、そしておそらく数々の子育て世代の中にある「理想からは程遠い我が家のポンコツ上等家族絵図」を掘り出してみた。
手作りの暖かいご飯を家族並んでゆっくり食べられない(現実は私が食堂のおばちゃんでひたすら作り配り、自分は立ち食い、片付け(それもせずという現状)そのまま風呂へ、の流れ作業スタイル)
そもそも手作り、できん、無念。何か餌はないのか…という日が増えた。
引っ越し族、両実家遠方、住宅街のアパートに住んでいる事もあり、親子共に他者との関わり劇薄!
夫婦共に、性格的にわざわざ約束してまで誰かのおうちやお店で手土産ランチ代もろもろ考えながら、お互いけがをさせたらどないしよ問題背負い、ママパパ友達付き合いはハードル高すぎ問題。
子供が仲良くても親は?というパターン多過ぎ問題。かといって、子供だけでウロウロ遊びに出かけられるほどこの世は安全にはできていない。
休日も平日にたまった片付けや、そもそも三度の飯を作り洗濯、片付け、お風呂だけでも手一杯。レジャーって何?
こどもにとって待ちに待った家族との時間はかまってもらえるどころか冷たくあしらわれることも。
ここまで書くと、“どんなひどい親だよ”とか言われてしまいがちなので言いますが、
自分は素晴らしいから親になろうと決めた人の存在もありきで、よくよく考えてみよう。
子どもを授かったら、はい立派な親ーww何でもオッケー何でも出来る勇敢なやつ!ではないのだ。
子供を授かってもただの人間です。得意や不得意もあるし、思いも方向性も人それぞれ違う。
親にとって子どもは?もちろんめちゃくちゃ可愛い。授かった奇跡!
子どもは一年一年、もっと言うと一日一日育ち、変わっていく。
そんな毎日変わる我が子と毎日出会う。
「はじめまして、〇歳〇日の〇〇ちゃん」
親は、その子にとっての初めましての一日一日を全力で見守り、向き合い続けるのだ。
親自身がいつだって、全てがはじめてなのだから。
だから親はすごいもの、親は偉そうにして良いわけはないのです。
命を作り見守っていく義務はあるからもちろんのんきなことは言ってられない。
普通の人間が突然親になりゼロから勉強を始める、大変な突然の大イベントから始まり毎日それが続いていくだけの話なのです。
そして、誰が決めたのか分からないが、
親だから、女だから飯がうまく作れ、家事育児が、上手にできるとは限らない問題
母性本能論などもそっと横に置いて語ろう。
“頑張る”ことにはもう散々向き合い続けた特に私たち女性や、悩める子育て世代、シングルの方達。
疲れて何らかの失敗を犯すリスクは益々高まる一方だ。
“頑張る”ことから“楽しむ”へシフトしていく
聞き飽きた言い回しだが、弱った時いつも心に浮かばせると楽になる。
“結局女が何でもやんないとね”
“親ならば”
少し上の世代の人に多い意見だ。
もちろん、スーパーできるマンの人ならなんのそのだ。仕事家事育児全て一人でやりこなして本当に尊敬するし、真似したいし頑張ってついていく!!
だけど、出来るならば優しく見守って欲しいのです。
それでも
それでも尚存在し続ける
“無理して無理して超頑張った私、あんなことやこんなことも一人でやって大変だった。最近の母親は楽でいいね”
まだ少なくないそんな人達の声だ。
間違いではない。だって昔はそうだった。大変でしたね。すごいですね。
THE日本人な、続ける美学というやつだけど、語る分には構わない。
ただ、それ言うタイミング、そこ!違う!
今では大分減ったが、ひょんなタイミングに出くわしてしまうと、
そんなナイフでぶっさされたために何がなんだか、子どものためならえんやこら、そんな私親として最低じゃん、エネルギッシュに頑張って頑張って頑張って・・
やっぱり頑張っちゃうのがポンコツの性だ。
そして
・・・
燃え尽きる。
私のような親にとっては、とんだ大事故になりかねない。
私たち側にもきっと問題がある。
誰に何と言われようと、もっともっと、考えて考えて、努力している自分を褒めてあげなければいけない。
私はきっと大丈夫、子どもの人生もきっと上手くいく
他の誰でもない、親自身がそう信じて生きることが何よりも大切だと私は思う。
ポンコツの私ですが、プチ抵抗させてもらうと、記念日にはポンコツケーキ作ったりすることもあるし、子ども達の事、毎日毎日愛している。
ぜーんぶ完璧にいかなくても、ひとつだけでもうまくいけばO.K.
話がずれまくったが、
そんな私達のような親子連れにとって特に、昼や夜の一食だけでも食べさせてもらえ、お友達もいて、親同士も濃い濃いお付き合いを強要されることもない、多少やんちゃしてもお互い様、こどもはそういうもの、何かあったら皆が叱る、褒める、受け止める、が通用しまくるこども食堂は
天国!!??神様のいる場所?!
私みたいな人たくさんいるのでは?こども食堂さん誤解されまくってない?
そして子ども食堂にも様々なスタイルがある。
・子育て世帯というだけで大変、少しでも楽してね食堂→これが最も多く感じる
・地域の居場所なんだけど、生活困窮者の存在もあり、コロナで閉鎖していては彼らの命が心配だから、お弁当を配ろう食堂
・じじばばの居場所と、子どもの居場所を合体させたコミュニティ
・心に問題を抱えた親向けのコミュニティスペース件子ども食堂
・子供の遊びや学びに特化した子供食堂
そもそもこども食堂とは
子供達が平等に気兼ねなく訪れる、安心できる居場所
もっと言うと、少子化で居場所がなくなった子供たちを古き良き日本の形を目標にやんわりと包み込む場所
子供は親が育てるだけのものではなく、様々な人や物との関わりを経て育つ、を前提にした居場所
「知らないのはオジサンだけ」この4年で"こども食堂"が全国5000カ所に爆増した本当の理由 「地域のしがらみ」と違うから楽しい #POL https://president.jp/articles/-/46953
こちらのリンクにもあるが、こども食堂という世界は実に平等である。
小学校の社会でも習うが、人間も皆平等である。
こどもはこどものままに
特に子どもには色々な人と関わり伸び伸びとした時間を過ごして欲しいと思う親は多いのではないだろうか。
こども食堂は、少子化や時代の流れにより居場所、学ぶ場所を失った多くの子どもや様々な人々が集まり、同じ時間を共有し、より良い経験、豊かな人生へのステップへと繋げる素敵な場所である。
つまり、誰でも、どんな子でもおいでよ~
これがこども食堂の本当の意味なのだ。
最近では孤独な高齢者なども対象に熱心に呼びかけている食堂がちらほら。
だけど、孤独でも孤独じゃなくても、貧乏でもお金持ちでも
みんな集まれ~!
これが私の、大声で叫びたいこども食堂の実態だ。
それこそ昔の田舎ではお寺や神社でよく遊んだものだが、最近では敷居が高い場所となり、そういう風景も減ったように感じる。
そんな中、寺子屋という形でも活動されているお寺の存在にも注目だ。
https://iga-link.com/terakoya-daisenji
全国実に様々なスタイルの子供食堂があるので、求めている事象に合わせて利用してみても良いかもしれません。
コンセプトによっては本当に困っている人を対象にしている時もあるのでよく確認してからがいいです。本当に困っている人はこういった子供食堂へは来ない事がほとんどです。情報弱者のためたどり着けないのです。このように必要な先へ支援を続けるために来訪者を限定されている場合もあります。
ちなみに、私が大好きだと思えた子供食堂のスタイルは、親支援→子供支援 という形でした。子供達はパリピファミリーが集うような形の賑やかな子供食堂に行きたいようです…
ではまた書きます。