2人の“楽しい”を満喫した沖縄旅 3日目
11月12日火曜日。旅に出る前に調べた天気予報。3日目の沖縄北部地方の天気は、雨→晴れ→曇りと目まぐるしく日々変わる。迎えた当日の予報では曇り時々雨。2日目のゴルフと観光を無事に終えられたのだから贅沢は言ってられない。今日も朝日を楽しめるかベランダに出てみる。前日より雲が多い。
そして身支度を終え、ホテルをチェックアウト。
ご一緒した床屋さんの店の前を通り、朝食の仕入れへ。
パーラーどんちゃん。朝早くから営業している地元の仕事している方々の力強い味方だ。
前日食べられなかったステーキを、開店時間を迎えたばかりの名護の名店で頂くために、朝食は控えめに。私はトルティーヤに包まれた唐揚げを、息子はポーたま(ポークたまごおにぎり)を頂く。そしてアイスティーを注文。50ティー100ティー150ティーとサイズにより値段も変わる。注文した100ティー。大きなカップになみなみと注がれ、とても蓋など閉められない量だ。加糖されたちょっと甘いアイスティー。少し飲んでから車へ。
美味しい朝食を頬張りながら、まずは国道331号線を北へ走る。
恩納村で国道58号線に突き当たり右折。北西へ進む。残念ながらの曇り空、そして引潮のために青い海となる部分はかなり沖合だ。
最初の見学地は万座毛。車を停め施設の入口で入場料100円を払う。極々小雨の降る中、波の浸食により出来た万座毛の崖を眺める。聞こえてくる他の観光客の声には日本語は聞こえてこない。残念ながら風も強く、海も青くない。
でも施設の写真などから、ここがいかに美しい場所であるかを実感する。
万座毛で撮影した360度写真はコチラ
万座毛を望む場所の反対側には万座ビーチが見える。美しい砂浜、そしてリゾートホテルの前ではバナナボート2艘が円を描くように白波を起す。私の旅において、なかなかご縁のないのがリゾートホテルだ。宿泊してみたいものだが、旅の費用を豪勢にではないものの、「食」や「酒」、そして「体験」へ費やすのが、私の旅の信条なのだ。
駐車場へ戻ると小雨が振り始めた。
前日食べられなかったステーキを食べるために、名護にある「ふりっぱー」へ向かう。11時5分前に到着するも駐車場はもう少しで満車だ。さすが人気店だ。店内に入ると満席。順番待ちは2番目。
あれ?11時開店では?と張り紙を見ると、今月から30分早めての営業となっていたようだ。でも10分後には海側の席に着席。本来ならば駐車場越しに青い空と青い海が見えるのだが、そこは仕方がない。外はしっかりとした雨降りになる。
ふりっぱーヒレステーキ230グラムを注文。3,200円。スープとライスまたはパン、飲み物も料金に含まれる。クリームスープが最初に運ばれきた。うん。旨い。
そしてステーキとライスが到着。ミディアムに焼かれた(ミディアムが標準。ミディアムレアなどで頼めるのかは不明。ウェルダンは可能)赤身のお肉はとても柔らかくお肉の旨味がたまらない。まずは塩コショウで。そして沖縄では定番の少し酸味のあるA1ソースで。そしてフリッパーのオリジナルソース。オリジナルソースはコクのある風味。味変をして楽しんだ。
飲み物はアイスコーヒーを。テイクアウト出来るようにプラカップで提供されていたので車内へ。席を待つお客さんが沢山いたので、速やかに店を後にする。
前回の旅で魅せられてしまった古宇利島を目指すも、小雨はやまない。一旦、屋我地島を経由し古宇利島大橋へ。本来なら島へと続く橋の両側の青い海を息子に見せたかった。古宇利ブルーと呼ばれる海も残念ながらブルーとは言えない。橋を渡り古宇利島の高台から橋を眺める。本部半島への道はアルファベットの「Z」のように見えて美しいのだ。のだが・・・
来た道を戻り、無料の名護東道路を経由し沖縄自動車道を使い、那覇方面へ戻る。本当は瀬底島やフクギ並木など、本部半島をぐるりと回る予定を取りやめたので時間はたっぷりある。
西原インターチェンジで降り、浦添市へ。58号線の更に外側、海側の道を走りパルコシティに到着。ここパルコシティ3階には今、大流行している「ちいかわ」のキャラクター「シーサー」をフューチャーした「シーサーのおみやげやさん」がある。
ここには沖縄限定の商品が沢山あるので、息子が来たいと言っていたのだ。妻も大好きなちいかわ。とりわけ息子はシーサー推し。ここでしか買えないちいかわグッズから、大酒飲みのキャラクター「くりまんじゅう」の商品を見つけた。彼とシーサーがラベルに描かれた泡盛を見つけたのだ。
なんとそれは前日に飲んだ菊之露ブラウン。不思議な繋がりを感じる。沖縄には泡盛は何十種類もあるのに。
自分用にコレと、妻にはシーサーの着ぐるみを着た「うさぎ」のマスコットを買った。妻はうさぎ推しだ。幾つかのエピソードしか見たことがない私だが、同じ大酒飲みという点で、今日から私はくりまんじゅう推しとしよう。
まだまだ時間はある。息子を車に残し国際通りをぶらぶらする。
そして市場本通りにて食の散策。
もずくキムチ、鳥皮せんべいなど試食も楽しい。「ゴリ★オキナワ」で紹介されていた石垣牛の肉寿司が食べられる米仙は残念ながら開店前であった。
「ししや」。石垣牛赤身握り2カンを600円で食べられる店を発見。
ワサビで食べる肉寿司を楽しみ、移設された第一牧志公設市場をぶらぶら。
美味しそうな食材を目で食べる。以前市場のあった場所は駐車場となっていた。
車に戻り、給油し、レンタカーを返却。送迎バスで空港へ。
搭乗する便の2時間半前に到着したので。空港内を見て回る。一緒にお土産店を見て、息子と別れる。別れる理由は彼は福岡へと旅立ち、私は羽田空港へと別々の空路を辿るからだ。
空港3階にあるハイサイ酒店。ここでは出発前に、リーズナブルにお酒を楽しめる小さな店だ。
まずはオリオン生ビールをジョッキで。合わせるは県産いかキムチ。ピリ辛な、いかキムチでグビグビと流し込む。無事に旅の行程を終えた安堵感がたまらない。いや、家に帰るまでが遠足だ。気を抜いてはならない。ショルダーバッグは忘れないだろうが、酔って手荷物のお土産袋を忘れたりしないようにしなければ。
2杯目は我が店でも扱う残波。その比嘉酒造から発売されたニューフェイス「ZANPA 島バナナ酵母」。芋焼酎でも近年バナナの風味を楽しめるものが幾つかある。多分同じような風味を出す酵母を使用しているのだろう。ソーダ割りで頂く。泡盛が苦手と言う方には「えっ!ナニコレ〜!とっても飲みやすい!コレなら飲めるぅ〜」と聞こえてきそうな味だ。
あれ?
ゴルフ場で頂いたバナナ
万座毛でのバナナボート
那覇空港でバナナ風味の泡盛
今回の旅はバナナ繋がりだなぁと楽しい思い出を振り返ってみる。そして菊之露だ。
搭乗手続きを終え、保安検査後搭乗エリアにある売店にて沖縄名物「大東寿司」を買う。
ラウンジ向かう。沖縄最後の酒盛りだ。
泡盛は「瑞穂ゴールド3年古酒」。米焼酎は初めて飲む「すする」や、バーボンは久しぶりに飲む「メーカーズマーク」。大東寿司つまみに旅の記録を綴る。大東寿司とはサワラの漬けをお寿司にしたものだ。
羽田空港行きANA1096便は定刻通りに飛び立ち無事に羽田空港に到着。楽しかった思い出と温かい気持ちに包まれ、京浜急行揺られ帰路についた。
4編に渡る長文を、お読み頂きありがとうございました。
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