秋祭りの、お小遣いと切なさ
500円渡して
100円のこって
返そうとした息子。
なんだかしんみりしてしまった。
わたしは、
性格上、そんなことはしないのだ。
祭り好きな父に育てられたので、
どちらかといえば
「ママのジュースもあったら嬉しいなぁ」くらいは言うが、
わたしたお金を返して欲しいなんて言ったことはないし、
友人同士の飲み会でも
「いいよー、払うよ!」と払うこともある。
いつもお世話になってるもん、
って、
いろんな食材や情報を貢ぐ。
アンダーグラウンドの世界に生きなきゃいけないなら、私は間違いなく情報屋という仕事を選ぶだろう。
情報がすんなり集まるのはいつものことだし
人脈がおおく、顔が広いのもいつものことなのだ。
で、
息子にきいた。
「なんで返そうとしたの?」
そしたら、
なんてことない顔で言ったのだ。
ここから先は
828字
この記事のみ
¥
680
サポートいただきありがとうございます。励みになりますし、記事が、何かお役に立てれば光栄です!