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マネーフォワードの魅力を詰め込んだ入社エントリー

はじめに

「Money Forward Design Advent Calendar 2023」2日目はビジネスカンパニー BXデザイン部のosamuがお送りします。

何を書こうかな〜と思って今年(2023年)を振り返ってみたのですが、今年の7月に中途入社した自分にとっては「マネーフォワードにジョインしたことが一番のビックイベントだったな」と思い、経緯や想い、入社後に感じたことなどを書いてみようと思います。

と言いながら、実は「入社エントリー」の類を書いたことがないので、どんな記事に仕上がるのやら自分でも未知数なので、一緒に楽しんでいただければと思います。


なぜ事業会社なの?

ファーストキャリアとマインドの変化

先に私のキャリアの話をしましょう。
私のファーストキャリアは、広告業界を中心とした、デジタル領域の受託制作でした。アートディレクター・デザイナー(映像クリエイター)として、約14年ほどキャリアを積んできました。(既にそこそこの年齢ですね)

そんなキャリアの後半で、マインドに変化が出てきました。
仕事を請け負う上で「一時的な関わりよりも、もっと深く・継続的に関わること」に興味が湧いてきたんです。

一時的ではない関わり方

受託制作の頃は、大きなプロジェクトに関わることはできても、それはあくまで企業活動の一端で、本質まで関われることは稀でした。
更に広告業のような「伝えること」を生業にしていると、「伝えたあと、どうなったの?」というのは気になるところ。ですが、受注契約がそこに踏み込んでいなければ「伝えておしまい」というのが常でした。

また、プロジェクトの大小とは別に、長く関わり続ける仕事の方が「社会に対する貢献度もより大きいのではないか?」。そんな仕事の影響度・貢献度を長い目で考えるようになったのも、ちょうどこの頃でした。

こういったことをきっかけに「もっと伴走できるような関わり方がしたいな」というマインドに変化したわけです。

これが1つの大きなターニングポイントでした。
(今思うと、それまでの「モノを創る」から、関心の矛先が「コトを創る」に変化したからだったんだな、と思っています)

あと何年働くんだっけ?

もう1つ、時を同じくして考えたことがあります。
「残りの働く時間」です。(働く期間といってもいいかもしれません)

・・・20年以上ある。(結構長いな)

とはいえ、キャリアチェンジともなれば、それなりに時間を消費することになる(軽く10年はかかりそう)。そう考えると、長いようで長くない。シフトチェンジするなら、ちょうどいいタイミングかもしれません。

先に挙げたマインドの変化もあり「たっぷり時間をかけて深〜く関わる仕事をしても良さそうだ」と考えるようになり、受託制作から事業会社へシフトチェンジしたのが、今から4年前(2019年)。

そこから、事業会社でのデザインキャリアがスタートしたのです。

なぜマネーフォワードなの?

最初から「お金」だったわけじゃない

事業会社を志したタイミングから、自分のマインドとして大切にしてきたことがあります。

「自分の仕事で、誰かの人生が幸せに向かうよう、お手伝いがしたい」

その仕事に関わることで、ユーザーの気持ち・人生が前進できること。有り体に言えば「幸せ」に向けたお手伝いができるかが重要でした。
そう考えると選択肢は他にもありましたが、なぜマネーフォワードだったのか?
それはミッションに共感したから。

『お金を前へ。人生をもっと前へ。』
もっと言うと『人生をもっと前へ。』への共感。

上記で挙げた、自分の価値観のど真ん中。これを企業ミッションに掲げていることが、一番の魅力でした。(なので、究極は「お金」じゃなくてもスコープに入った、ということになります)

とはいえ、事業内容も大切です。
その点「お金」にまつわる課題解決は、世の中への影響力・インパクトが大きく、多くの人の手助けができると思ったのも事実で、大事なポイントです。

ここまでの流れから「こりゃ、話を聞かない訳にはいかない」と思わせてくれたことが、私とマネーフォワードの直接の出会いのきっかけでした。

働く環境(仲間)と自分との相性

私にとって働く環境で大切なことの1つは、一緒に仕事をする仲間たちです。その意味で、マネーフォワードの方とお話をしてみて最初に魅力を感じたのは間違いなく「人」でした。もっと言うと「人たち」だ。

面接やイベント、日々の情報発信に触れ
自分の目で見て
耳で聞いて
会話の空気を感じて
五感と経験の全てを総動員して出した結論です。

「めっちゃ自分と相性が良さそう!」

シンプルにフィーリング!
(合うか合わないか)(意外とこれが一番大事かも)
こればっかりは理屈ではないので、そーゆーことなんです笑

子供に誇れる仕事ができているか

子供も大きく育ち、家庭の中でも「仕事」「働く」というワードがチラホラ出始めるようになってきた頃。

「親として胸を張れる仕事ができてるだろうか?」
会社として向き合っている課題や、目指している社会、その影響・貢献度の意味でも。

ここに疑いを持たずに誇れることも、マネーフォワードを選んだ理由として、決して小さくはないですね。

デザイン組織の組織力

私の直前のキャリアがデザインマネージャーだったこともあり、事業をデザイン組織でグロースさせる難しさの端っこくらいは理解しているつもりです。なので、デザイン組織の「組織力」は重要なファクターでした。

  • 事業におけるデザイン組織のプレゼンスはいかほどか?

  • メンバーを牽引する役割:マネージャー・リーダーの環境・将来に可能性を感じるか?

その点、CDO(Chief Design Officer)の存在は大きかったかもしれません。
CDO:セルジオさんの人柄・カリスマ性はもちろんですが、何より会社・事業として、経営レベルでのデザインに対する理解と期待値の大きさが伺えましたから。

更に、デザイン組織の規模(約90名)がそこそこ大きいことから、マネジメントレイヤーの層も厚く、マネージャー同士のコミュニティや育成プログラムがあることは、これまでの自分のキャリアにはない期待と安心感が持てたのも魅力の1つです。

BXデザイン部の地道な努力

いよいよ自分が所属している部署のお話です。

マネーフォワードに関わらず、多くの事業会社において、BXやコミュニケーションデザインの組織というのは、大きく予算を割いての組織導入(もしくは組織化)のような動きは、プロダクトデザインの組織よりも後発になることが多いです。
そのため、事業が成熟しているほど、新規でのコミットが難しい組織でもあります。理由は、これまで培ったモノに対してのアプローチが必要になるので、歴史が長ければ長いほど、プロダクトが多ければ多いほど、課題が山積しやすいからです。

BXデザインと聞いて
「ブランド組織だ!」
「コアなクリエイティブに専念できそう!」
「なんか、露出の多い仕事ができそう!」
と、華やかなイメージを持たれる方もいるかもしれません。

(間違いじゃないけど)とんでもない。
上記の通り、苦難の道です。

当然、マネーフォワードのビジネスカンパニーのBXデザイン部も同様でした。組織が若いので、まだまだ課題は山積しているフェーズです。

しかし、その状況をBXデザイン部として正しく理解していました。キラキラした夢だけでなく、困難な現状(=苦難の道)であることを。

正しく理解しているからこそ、取り組みも実に堅実で、側から見れば地味と称されるかもしれないようなタスクすらも丁寧に。ひとつひとつ時間をかけて積み重ねて、BXデザイン部のプレゼンスを向上させてきた歩みも、イベントや面接などから伺えました。

それの何に感銘を受けたかと言うと、その地道な活動をメンバー全員で推進してきた「推進力とマインド」。あと、個人的に大事だと思うのが「ホスピタリティ」です。

デザインに関わらず、誰かの助けになることに前向きでないと、こういった取り組みは途中で挫折しがちですからね。
これらは、単純にアウトプットのデザインクオリティが高い/低いではなく、日々横断的に関わるノンデザイナーとの信頼関係に裏付けされるソフトスキルだからです。

なので、入社前には「既にメンバーへの絶大なリスペクトを持っていた」というのが大きなポイントでした。

実はこんな個人的な思惑も

上記で述べたように、BXデザインの組織というのは、どうしても導入が後発になりがちでスタートダッシュが悪い、というのが市場ケースとして多くある印象です。

「この状況をなんとかしたい!」

ざっくり言うと「市場におけるBXデザインのプレゼンスを向上させたい」という夢があります。(急に大っきい話ですね)
しかし、夢が大きいからこそ・道のりが長く遠いからこそ、小さな力では市場に影響を与えるのが困難だと思うのです。

その意味で、マネーフォワードのような環境は、市場や社会に影響を及ぼせるポテンシャルが高いと思えたのも、個人的な裏テーマとしてはあります。

いざジョインしてみて

マルチプロダクトは難しい

良くも悪くもギャップを言えば、マルチプロダクトを扱っている事業のBXデザイン組織において、扱うタスクの進行難易度が想像以上に高いところですね。今現在、入社前に思い描いた未来の3%くらいしか果たせていない気がします。(気持ちの手応えとして)

これまでの私の経験として、ここまで多くのプロダクトを抱えた環境にいたことがないので、組織を横断的に立ち回る難しさに震えております。

ただ、そういった困難も、チームや周りに相談できる環境・時間が確保されていることが、大きな安心材料になっていますね。

メンバーが優秀過ぎる

先に述べたように、入社前のインプットで、BXデザイン部のメンバーレベルの高さは感じていましたが、中に入ってみたらこれまたビックリ。

アウトプットはもちろんですが、目に留まったのはそこじゃない。
プロセスの「組み立て方・推進力」や、プロジェクト事後にスケールできる「仕組み作り」が素晴らしく、それをメンバーが構築・推進している点です。

この辺りは文句なしに自分より上手いメンバーが多いのでリスペクトしかなく、今も日々学ばせてもらってます。(いやほんと、みなさんどこでそんな素敵スキルを身につけたんですか?教えてください笑)

称賛のカルチャーが組織をグロースさせる

マネーフォワードには、社員を讃える場が「これでもか!」というくらいあります。この表彰回数の多さは、ポジティブギャップでした。

全社での表彰、各本部での表彰、もちろんデザイン組織での表彰などなどなど「何回表彰をしたことやら?」と思うほど、社員を褒め讃えたくて仕方がないカルチャーが染み付いています。

しかし、これらは社内アンケートなどを参考に選出されるものもあり、メンバー同士の理解なしには選出できません。つまり、普段から相手(メンバー)をしっかりみている、感謝や尊重をしている、という習慣や性質がなければできないことだと思います。(すごい!)(制度だけあっても、讃える対象の理解なしには、讃える・選出することはできませんからね)

このカルチャーは、社員もポジティブな気持ちになること間違いなしで、結果、組織グロースに大きな影響を与えていると思います。

先ほど、私がマネーフォワードを選んだ理由に「人(たち)」を挙げていましたが、その秘密の1つはここにあったのかもしれませんね。

ちなみに余談ですが、私も「デザイン室ALL Hands Fest.」というデザイン室全員で讃え合う場のCulture Hero表彰※で「Respect」を受賞させていただきました。(自分的には、本っ当に完全にカスリもしないと思っていたので、ただただビックリで恐縮です)

※Culture Hero:カルチャーを体現しているメンバーを表彰する取り組み

結びに

長々と筆を走らせてしまいましたが、つまりは「最高の環境で楽しく仕事をさせてもらっています!」ということです。

マネーフォワードのデザイン組織の素晴らしさが、少しでも伝われば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

もし「マネーフォワードのデザイン組織に興味がある!」という方は、ぜひ下記のリンクもご覧ください😊

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アドベントカレンダー3日目は「あらいゆ」さんです。
お楽しみに!