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西宮ストークス観戦記#64 between the lines 2

西宮ストークスのオフシーズンの動きが加速しています。5月8日(金)、今シーズン一番の成長株だった岸田篤生選手との再契約を発表。週末を挟んで11日(月)には、これまた若手のホープ・浜高康明選手との再契約も発表しています。

5月7日(木)に外国籍選手2人の自由交渉リスト入りを発表した翌日からの動きですから、そのスピード感に驚きます。B2だともうぶっちぎり。B1まで含めても早いスタートを切っている方じゃないかな。

◉世代交代への意志を感じる

というわけで、今日も今日とてまたニュースの行間を読んでいきたいと思います。ここまでの動きを時系列でまとめてみました。

4月28日|マティアス・フィッシャーHC 再契約
4月30日|谷口・土屋・内藤 自由交渉リスト入り
5月7日|バーンズ・ブラッド 自由交渉リスト入り
5月8日|岸田 再契約
5月11日|浜高 再契約
5月12日|劉 再契約

ゴールデンウィークの合間を縫うように、平日はほぼ何らかの発表を行っています。ちょっと仕事し過ぎじゃないか。

流れからすると、リスト入り選手の発表を固めて行っているということは、後は順調に再契約という流れになるのではないでしょうか(知らんけど)。ちなみに、外国籍選手の2人については前回書いた通り、まだ再契約の可能性はあるというのが私の読みです(知らんけど)。

こうして改めて眺めてみると「世代交代」を目指していきたいという印象を受けます。チームが契約を行う順番もまた一つのメッセージであると思っていて、次代のスターティングPGとエース候補をまず押さえたというのは、やはりそういうことでしょう(個人の感想です)。谷・道原・松崎のトリオももうアラサー。いつまでもおんぶに抱っこではいられない。ブレイクを果たした伸び盛りの若手たちといの一番に来季の契約を発表することで、新鮮さや成長する意志をFA市場に向けてのメッセージとしてアピールする効果も期待できるかもしれません。

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若手選手から契約が決まっていくのはリーグ全体の流れでもあり、普通っちゃ普通なわけですが、一方で、彼らと共に将来をに担っていくはずだった3選手の放出を先に行っているわけで、きちんと方針を持って見極めているということも伝わってきます。そこにはやはりフィッシャーHCの意向も加わっていることでしょう。HC、フロント、選手が一体になってチームづくりを進めていってほしいものです。

細かい話かもしれないけど、岸田選手はコメントも最高だよね。「今シーズン以上のアグレッシブなプレーで、チームの勝利に貢献してみせます」。どうですかお客さん。「みせます」ですよ。こういう強気がいいよね。岸田選手は今シーズンの開幕前にストークスに加わる際にも「みせます」ってコメントしてたはず。今季の活躍が大いに自信になったのでしょう。

◉期待のアジア枠もきっちり

また、ストークスは劉瑾選手とも再契約を果たしました。

来季から導入される「アジア枠」をどう使うのかは、どのチームにとってもも考えどころなわけですが、そこに真っ先にアンサーを用意してきたのがストークスだったわけです。劉選手と契約したのは今シーズン前なので、ラッキーというか先見の明があったというか。

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劉選手って器用だよね。思ったよりずいぶん動けるし、スリーラインくらいからドライブしたりして。あの身長で1on1されたら嫌だぜ。スリーのないジョシュ・ホーキンソンという例えを思いついたけど、引いて守られたら終わりじゃないか。よし、来季はスリーを打とう!ものすごく打点の高いやつ。

これで外国籍選手をどのような組み合わせにするのかが、よりいっそう興味深くなってきました。もし3人体制ならビッグマン3人はあり得ない。少しサイズは劣っても、アスレチックなウィングやストレッチ系など、選手獲得のバリエーションが増えました。個人的には、2人体制でもビッグマン以外の選手を入れてほしいところ。バーンズ先生? う、うん。そ、そうだね。

ともかく、チームを託せる(託したい)若手とどう活かすかが悩ましいアジア枠の問題を早々に片付けたことはチームづくりにとってはプラスしかなく、ここからも来季にかける想いが伝わってくるというもの(何回目)。

◉谷口選手の3X3挑戦

ところで、ストークス関連のニュースで気になったのがこちら。

ストークスからの退団が決まったばかりの谷口選手が、今シーズン前、谷選手もプレーしたEPIX EXE.の一員として3X3でプレーするとのこと。結構意外だった。こういうチャレンジをするタイプだとは思っていなかったので。

谷口選手って、今シーズンは完全に3&DタイプのSFとして、セットオフェンスの中でスリーの精度を高めていくことを求められていて、それは彼自身のスキルや志向性と合致しているようにも見えた。ただ、もちろん本心は聞いてみないとわからないけれど、もしかしたらもっと自由にプレーしたいと思っていたのかな。自らプレーをクリエイトすることは求められていなかったし、本人もあまりそういうタイプではないのかなと思っていたけれど。

もともとはPF出身でハードな守備やハッスルを厭わない選手だけど、ここ2シーズンで徐々にプレーエリアを広げ、今シーズンの3FG%は36%超となかなかのもの。プロとして生き残るためにはこの方向性は間違いなく正しい。その上に1on1のスキルまで身に付けたらこれはすごいよ。案外、FA市場の人気銘柄になるかも。石川海斗と再契約した熊本でキックアウト先になるのもアリだな。


※このnoteは単なるファンの個人的な感想であり、
西宮ストークスとは一切関係のない非公式なものです。



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