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長編小説「紡がれた僕らに終わりの春を」第三章

第三章「あじのこいはなし」

 雨がしばらく続く。そうなってみてはじめて、ああ、いつの間にか梅雨がきたんだと知る。雨が降らなければ、僕は梅雨がきたことなんてわからない。湿ったにおいや雨のにおいや、調子の悪そうな鼠色の空が続いて、ああ、梅雨だ、と思う。
 陰鬱な空気は、今年の春が死んだせいかもしれない。
 水たまりに虫が浮いている。生きているのか死んでいるのかもわからない。自転車がまたいで揺れる水面に、駄菓子の小袋も浮いている。
 改札を通り、ホームの九番線に立つ。大学に行く電車とは別の方向。九番線に立つのは、そうしたほうが出口がわかりやすいから。育った陰気臭い町の駅の改札はひとつしかなかった。こっちへ出てきて三か月、まだときどき電車を間違える。
 路線が違うのに、駅の空気はどこも同じだ。特に東京は。
 アルバイト先の映画館は小さい。都会のビルとビルの隙間、その奥におしこまれた感じがする。くさくてカーペットの剥がれたエレベーターで三階にあがる。
 大きな映画館と違ってチケットを売る機械はない。全部僕たちが手で売って、お金を受け取って、スタンプを押す。マイナーな映画ばかり扱っているせいか、それとも目立たないせいか、客は少ない。
 カウンター下の荷物置きスペースにリュックサックをおろし、着替えを取り出すとがたつく男子トイレのドアを押し開ける。
 スタッフルームは女性専用になっていて、僕と店長はいつも寒くて少し下水くさい男子トイレで着替える。ひとつきりの個室の荷物フックが折れてしまったせいで着替えにくい。
 近所のさびれた図書館のトイレとそっくりだ。真っ白な眩しい蛍光灯の光、崩れかけのざらついた壁、ほこりまみれの排気口、年季の入った便器、びりびりのトイレットペーパー。
 じじ、じじじ、と泣く蛍光灯の音を、この時期から虫の羽音と間違えるようになる。天井を見上げれば、ほこりがなんだかやけに湿っぽく、それでいてカンダタの糸のように垂れている。
 ドアの蝶番は下のねじが消えて、動かすたびに痛そうに悲鳴をあげる。きゅうきゅう泣きべそをかいている蛇口を閉めれば、冷たい水の名残が何滴か汚れた洗面台に落ちていく。
 鏡の汚れはこの前丁寧に拭いたのに、常に曇っている。顔を近づける。本当は綺麗に長方形に作られたはずの鏡が僕を移す範囲は、なんかあいまいな楕円だった。傷かもしれない。
「いつも早いね」
 トイレを出るとカナノがいた。
 若いアルバイトは彼女と僕のふたりだけで、カナノは美大の予備校生らしい。いつもでかいバッグを持って、顎までの黒髪にはよく櫛を通した状態でやってくる。
「おはよう」
「おはよー。まじめだよね神崎くんって。えらいね」
 僕が返事をする前に、カナノはずれたトートバッグを肩にかけなおしながらさっさとスタッフルームに行ってしまう。
 彼女が僕の前を通り過ぎた瞬間、数本の前髪が彼女のたてた風にゆれる。その奥にわずかに柔軟剤のようなにおいがした。
「君のタイムカード、一緒に押しておいたよ」
「ありがとう」
「今日は何人来ると思う?」
「三人」
「五人だなあ」聞いておいて、カナノはさらっと被せてくる。「だって今日からリバイバルやるよ」
「ああ、そっか」
 カナノの目線の先を僕もなぞる。入り口のところに、大きなポスターが置いてある。昨日店長が設置したやつだろう。今から十五年ほど前のアニメ映画で、僕は観たことがないけれど、名前とポスターに描かれている主人公らしき女の子の顔は知っていた。
 カナノが白シャツの袖口をまくり上げると、タトゥーらしき黒い部分が見える。カナノの肌が白いから、その少し、たった一部分の黒はやけに目につく。
 セットされたポップコーンの機械は、大きな映画館のものとは違って小さい。カナノはいつもの慣れた手つきでポップコーンの準備に入る。赤字に黄色で書かれたポップコーンのロゴが目立つ。
「毎日残るし」カナノはトウモロコシとあぶらを計りながらひとりごとのように言う。「こんなに作らなくたっていいのにね」
「でもいつもカナノさんが食べるからいいんじゃないの」ドリンクカップが重なりあって、なかなかとれない。ビニールをはぎ、潰れないように少し力をこめる。
「いい加減ほかのも置きたいなー」
 しばらくすると、箱型の機械の中でポップコーンがはじけだす。オレンジ色の明かりの中で跳ね上がるそれを、カナノは退屈そうに見つめている。やっとカップがとれた。
「たとえばチュロスでしょ、クリームチーズ入りのプレッツェルもいいと思うし」
「客層の的外れてるよ」小さなプラスチックに入ったミルクとガムシロを補充する。「おじさんばっかりだし、ここ」
「……あ、ねえ、神崎くんさ、イケメン連れてきてくれない?聖大だよね。顔面偏差値高いよね」
 一瞬、初年次クラスの男たちの顔が脳を横切ったけれど、顔の造りがほとんど思い出せなかった。かわりにセージの顔を思い出す。綺麗で神経質そうなあの顔立ち、たぶんカナノは好みじゃないだろうなと考える。カナノはこの前、お笑い芸人の出っ歯男が好きだと言っていた。
「……いないよ」
「知ってた」
「……カナノさんの腕」
「うん?」
「それ、タトゥー?」
 そうだよ。カナノはあっけらかんと答えた。それから肩の近くまで勢いよくシャツをあげ、それがよく見えるように僕に腕を傾けた。
「……なんかのモチーフ?」
「あとね、右耳の下に小さいのをいっこ。そっちはくじら」
「くじら?」
「見せてあげないよ」
「いいよ、そんな……」
 僕は反応に困ってカウンターまわりの片づけを始める。カナノは無邪気に聞いてくる。
「ねえ、なんでくじらにしたと思う?」
「……わかんない」
「同じ夢を何回も見ることって、ない?たとえば私はね、知らない家の押し入れから抜け出そうとする夢を何回も見たことある。いつも同じなの。ものでたくさんの押し入れから必死に抜け出そうとするんだけど、やっと開いたと思ったらその先も押し入れ。永遠ループ。でね、その夢の次に多く見るのがくじらなの。くじらは押し入れの夢と反対に優しいんだよ。私はいつも空に浮いてるの。でね、急にがっくんってからだが落ちる感覚がするの。あの、ジェットコースタ―、乗ったことある?」
「ない」
「ないかー。うーんとね、あ、でも眠っているときにからだが落ちるときあるでしょう、あれ」
「……ああ、あるね」
「それで落ちた先、私を受け止めてくれるのがくじらなの。吹いたしおが舞ってきらきらしててさ、くじらの背中で私は寝てるの。夢の中で寝てるんだよ、器用でしょ。それでくじらってなんとなく、ずっと、安心するものだったんだよねー。だから最初のタトゥーはこっち」
 こっち、と言いながら、カナノは右の首筋を指先で示したけれど、そこには黒髪が落ちていて見えなかった。それで次にこれ入れたの。とんとん、と白い皮膚の上に刻まれたなにかのモチーフを叩く指先、その爪にはさくらみたいな色彩が乗っていた。
「カナノさんはよく夢見るんだ」
「うん。神崎くんは?」
「あまり見ない。というか、覚えてない」
「じゃあきっといいことだよ。夢って、覚えていない方が熟睡できてるんだって。えーっと、レム睡眠とノンレム睡眠のどうこうってはなし」
「……そうなんだ」
 自動ドアが開き、カナノがまくり上げた袖をおろしながら目を向ける。いらっしゃいませ。スーツ姿の仕事終わりらしき中年男性をむかえるその笑顔も声も上出来だ。
 タトゥーの刻まれた腕はもうシャツの白におおわれていて、美術品にかかる布をイメージさせた。カナノの首にはあいかわらず厚手のカーテンみたいな黒髪がさがっていて、どんなくじらが刻まれているのかわからなかった。
 客のチケットにスタンプを押しながら、カナノの腕に突き刺さっていくタトゥーを想像して、経験したこともない痛みが蘇った気がした。

 客は十二人来た。最後の客が出て行って数秒後、カナノが大きく伸びをする。
「おたがいに予想大外れだねー」
「おもしろいんだろうね、これ」入り口のポスターを指す。「ほとんどこの客だった」
「神崎くん、興味ある?観たら?」
「……どうだろ。気が向いたら」
「私はたぶん好きじゃないかもなー」
「そうなんだ」
「女の子の目のかたち、気に入らないな」
 そこなんだ、とこころの中で呟く。カナノは絵を描いているらしく、予備校の話もたまにしてくる。彼女の絵を見たことはないけれど、なんとなくいい絵を描く気がする。
「……カナノさんって、映画、なに観るの」
 レジを開けたカナノが僕に顔を向ける。映画?そうだなー、言いながら器用にレジ金をかぞえはじめる。小銭のぶつかりあう音が、静まったカウンターに広がっていく。
「私、簡単なのでいいんだよね」
「……珍しいタイプだね」
「泣けるしね」カナノはそう言って前髪をいじる。「泣ける映画がいい」
「疲れないの」
 拭き上げ用のタオル片手に、カウンターに積みあがったパンフレットに触れる。ぺったりと細かなほこりがついた。いつまでも残っている。パンフレットもほこりも。
 なんで?だって、泣くって、疲れるんじゃないの。カナノの問いに、僕はぼんやり答える。
「えー、疲れないよ。私はね。だってすっきりするもん。でも自力じゃあんまり泣けないから、映画を使うの。泣く理由なんか結構なんでもいいんだよ。涙が出ればいいんだから」
「恋人が死ぬとかペットと別れるとか」
「そう」
「ベタな映画だ」
「ベタベタがいいの。泣くためなんだもん。くしゃみのためにこよりするじゃない、ああいう感じじゃないかな」
「たとえがあんまりよくないよ」
「でもわかりやすいでしょ。……私さ、本当はちゃんとした映画が好きだよ。でもちゃんとした映画は疲れるの。考えなくちゃいけないんだもん。男の子だって、エーブイ?あれの最初は飛ばすもんでしょ」
「……僕は興味ない」
「うん、だと思う。そう見える」
 なんでそういうたとえばっかなんだよ、と思ったけど、面倒くさくなって口を閉じた。
 カナノはドリンクバーやポップコーンの機械を片付け始める。僕はある程度のほこりを拭きとると、手のひらに緑色のハンドソープを押し出した。
「……でもなんかさ、いじわるだよね」
「なにが」
 今日も残ってしまったキャラメルと塩のポップコーンを、カナノはMサイズの紙カップに入れている。どうせ退勤後、これを頬張りながら映画でも観るつもりだ。キャラメルのにおいは甘ったるく、それでいてふくらむように充満している。
「傷ついたり、いやだって思ったり、感動したり、嬉しかったり、そういうときに涙って出るものなのに、せっかく流れ出たそれってすぐ消えちゃうんだもん。どんなに腫れたまぶただって、三日もあれば元通りだよ。綺麗なのにな。あんなに透明でさ。なんか、泣いたってことすら忘れちゃうじゃない。なんも残らないから。それってちょっと皮肉」
「残るほうがいやだ」泡が綺麗に水に流されていく。かたいペーパーで水を拭き取る。
「どうして?」
「……カナノさんのやりかたで例えるなら、浮気して自分を捨てた元カレからのプレゼントがいつまでも部屋に残ってる感じ?」
「ええ、ちょっとわかんない」
 わかんねーのかよ。
 カナノはよくキャラメルのかかったものを指先で探し当て、紙カップに入れていく。ちゃっかりしている。味の濃いポップコーン漁るのと同じように、彼女は周囲を気にしすぎることなんてないし、食べたいと思ったから味の濃いものを自分のために拾い上げている。
「だから、あの」カナノがこっちに首を傾けると、顎先までの黒髪が揺れる。艶があり、重たそうな髪の毛は、さら、というより、ぬるん、という動きに見える。
「……たいていの涙っていやなことだろ。それが残ってるほうが思いだしてしかたないし。なくなったほうがきっと都合いいから、残らないようになってるんじゃないの」
 枕元の三つの小瓶を思いだす。
 小瓶の中身はずっとそのままだ。蒸発して消えたりしない。十五歳のときからかぞえて五年間、たいした量もないそれは今も切り取った日と同じ色をして同じように瓶の中にいる。
「……嫌だよ、見えるのは」
「……うーん、なるほどねえ」
「ところでそれ、いい加減店長に怒られるよ」
「いいよって言われたもん。つまり合法です」カナノはふふんと笑い、いっぱいの紙カップを見せてくる。「ねえ、このあと映画観ない?神崎くんて終電長いよね」
「……長いけど、なんで」
「いいじゃん、映画入門勉強してるくらいなんだから好きでしょ。ここでバイトもしてるし」
「なんでも好きってわけじゃないよ。安っぽい恋愛映画とお涙頂戴は苦手」
「知ってる知ってる。神崎くんは単純じゃないもんね」
 カナノはあっさりとこういうことを言うのに、声色のせいか、常に上がった口角のせいか、ずいぶん毒気がない。だから彼女の言葉はいつも丸っこい形で足元に転がってくるだけだ。
「せっかくだし観ようよ。私たち割りよく観られるんだよ?小さい映画館だからこそ許されてる特権じゃん。暇なせいで仕事少ないし、廃棄ポップコーン食べられるし、ジュース飲めるし?」
「時給、低いけど」
「低いね。それだけは許せない。掛け持ち先の居酒屋、ここより三百円は高い」
「……千四百円?高いね」
「そうなんだよね、でもここはやめらんない。サブスクもいいけどさー、でっかいスクリーンとでっかい音量で味わいたいな。サブスクが小さいどこでもドアなら、映画館はその三倍あるって感じ」
 カナノのたとえは六割近くわかりにくい。
 そう、とよくわからない、あたり障りのない返事をしながら、シアタールームに足を踏み入れる。映画の終わったシアタールームは空虚だ。終演のときにやった座席確認をひとつひとつして、やっぱり忘れ物はない。掃除できていない部分がないか確認して、転がっているポップコーンを拾い上げる。握りつぶしたら手の中で爆ぜた。もろい骨みたいだった。
 シアタールームと入り口に掃除機をかけて、全部の作業が終わるころには二十二時を過ぎている。終電は零時四十五分。カナノがなんの映画を観ようとしているか知らないけれど、ギリギリになったら別に途中で帰ればいい。
「なに観るの」
「映画?」カナノが振り返る。「うーん、洋画、観ない?ちょうどよさそうな恋愛映画がある」
 わかった、と答えてゴミをまとめる。
 カナノはよく喋る。彼女と一緒にいると僕も結構喋ることになるから、唇が渇く気がする。舌先で触れたらむけそうな皮があって、いつものくせで歯を立ててしまう。思ったより皮がむけてしまって、少しひりついた。
「神崎くんって彼女いるの?別に彼氏でもいいけど」
 A子の白いワンピースと黒髪から浮き上がったにおいを思いだした気がして、不燃ごみの口をきつく縛り上げながら鼻をすすった。
「急になんで。いないよ。あんまりそういうの考えないし」
「だよねー、わかる。私やっぱりなんか神崎くんと似てるとこあるんだ」
「恋愛映画選ぶのに?」
「言ったでしょ、泣くために選んでるの。中身結構どうでもいいかなってなるし。だってああいうの、テンプレートじゃん。あと、映画とかで語られる愛はなんか小難しくてやだ」
 カナノの紙カップに入りきらなかったポップコーンを捨てていく。
 キャラメルのにおいが濃く鼻をつく。
「愛なんて誰でも手に入れられるし、捨てられるよ。ああいうの、食べ物と一緒。まずかったら残せるし、おいしかったら好きなだけ食べればいいし。それで太ったって反対に痩せたって、本人がよければそれでいいんじゃない?誰でもおいしい愛が食べられるわけじゃないってのが、いやなところだよね」
「……カナノさんのたとえって本当に分かりにくいんだけど」
「ねえ、なんかちょっと仲良くなってから結構ズバズバ系になったよね、神崎くん」
 カナノはそこで僕をじっと見て、それから、まーいっかあ、とつけ足した。
「なったってか、もともとそういう人だよね。最初の?初出勤日?店長もいた日。あの日さ、神崎くんちょー今どきの大学生って感じだったけど、あれ、今よく考えたら嘘っぽかったもん」
「嘘っぽいって」
「普通に話せるのに、本当はちゃんと話せない人って気がするよ。神崎くんじゃなくて、神崎君と接する人たちが、の、話ね」
 だから怒んないでね、とカナノは言葉に反してけろっとした声で言うと、着替えてくる、とスタッフルームに向かった。かと思えば数歩後ずさりしてから僕を振り返り、先に座ってて、と言った。君の好きな席でいいからさ。

 味のあいまいなポップコーンはかわいそうだと思う。
カナノをちらりと見ると、目が合った。なに、と普通の声量で聞かれる。首を振る。
「なんかしらじらしいね」
 カナノがさらっという、シラジラシイ、はなんだか軽かった。どういうこと、と僕も普通の声量で聞き返す。ふたりきりの映画館はそれでもどこかがらんとしていて、カナノとの距離はそれほど疎ましくはなかった。
「女優の演技」
「安っぽいほうが泣けるんじゃないの」
「そうなんだけど」カナノの顔の中心部分と瞳が白く光っていて、しらじらしい。「でもさあ、チャンネルが合わない感じなのまるで」
「……カナノさんがもしかしたら今日、泣きたい気分じゃなかったのかも」
「ほんとは?」
「そう」
「そうかもなあ」
 男女のキスシーンでシアタールームはよりしらじらしくなる。しらじらしくて光っている。ひとつつまんで噛む。歯にぎちっと当たる感じが嫌だ。嫌だけれど、気を紛らわせたい。
「神崎くんは泣ける?」
 カナノがキスシーンを呆けたように見つめながら聞いてくる。
「泣けない」
 味が薄い、とひとりごとを呟いて、僕は右頬に詰まっていたポップコーンを飲みこんだ。ポップコーンを食べたあと、なぜかいつものどがひりつく。ぬるい水で潤す。
「薄い脚本だったね」
「そうだね」
 ポップコーンのかけらが歯茎に刺さって、眉根が身を寄せ合った。
「もうやめる?泣けないし、終電も近いし」
「カナノさんは終電あるの」
「帰る場所、いくつかあるから。平気だよ」
 そう言って、カナノは残りのポップコーンをひとつかみ頬張った。舌先で探っても、今しがた僕の歯茎に突き刺さったかけらが抜けてくれなくて、返事ができなかった。

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