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恋愛は互いに新しい可能性を見つける繰り返し

 恋愛は、互いの中に新しい可能性を見つけ出すこと。

 こんにちはフクシンです。
 今日も皆さんと一緒に人のこと学んでいきたいと思います。

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 みなさん、恋愛していますか?

 国立社会保障・人口問題研究所は去年、18歳から34歳の未婚の男女7826人に対して行った2021年の出生動向基本調査では、「いずれ結婚するつもり」と答えた人の割合は、男性で81.4%、女性で84.3%となりいずれも割合は過去最低となり、 「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合は2000年代に入ってから増加が続いていて、男性で17.3%、女性で14.6%と男女ともに過去最高となっています。 
 一方、夫婦を対象にした調査では、2018年7月から去年にかけて結婚した人の13.6%がマッチングアプリやSNSなどで出会ったことがわかりました。これは2015年から2018年6月に結婚した人に比べて2倍以上で、コロナ禍で職場などでの出会いが減り、オンラインでの交流が増えたことが影響ししているとみられています。

 時代とともに、恋愛や出会いのスタイルも変わってきています。



 でも、そもそも、恋愛って、男女に限っていうと、子孫を残すためのステップのひとつともいえます。これは人類が誕生して以来、ずーっと繰り返されてきたことで本能的なもの。

 でもそんな動物的な意味だけじゃなく、なんか素敵ですよね。だれもが求めますよねって思ってました。

 今日は、そんな恋愛について、ぼくの知る範囲でお伝えしていきたいと思います。

 今日、お伝えしたいのは、恋愛は互いの中に新しい可能性を見つける繰り返し。
 このことをメインに4つのポイントでお伝えします。

思い込みから始まる

 みなさんは、無我夢中で時も忘れて何かに熱中したことがありますか?
 頭の中がすべて、それに満たされていて、ほかのことが目に入らないような状態。
 僕は、ダンスをやっているときにそういう状態になったことがあります。
 音楽と一体になって、自分の動きも創っているのではなくて、何か自然にその動きが湧き出ているような状態。
 ほかのことも忘れて、時間も忘れて、自分が無敵になれる。そんな状態。   

 フローって言葉、皆さん聞いたことありますか?

 アメリカの心理学者チクセントミハイがフローの概念を提唱しました。このフローは、ぼくみたいにダンスは基より、例えば楽器を演奏しているとき、読書をしているとき、例えばこどもなんてわかりやすいのですが、無我夢中で何かに取り組んでいるとき。
 様々な場面でフロー状態は起こります。

 フローは、まさしく、自分の中に流れてくる、包まれるといったイメージで現れます。
 そこに没頭する。すべてのエネルギーをそこに集中させ、自分の中に秩序を持って、また、挑戦的な要素、競争などの要素も必要になります。

 すると、例えば環境や自然との調和、所作にその人の持つ独特の美しさが現れる。このように言われています。



 恋愛にリンクする言葉でロマンティックとかロマンスっていうのがありますけど、恋愛が甘く新しいスタイルとして最初に発展した求愛の儀式、これが南フランスのロマンス地方ではじまったのが、語源だそうです。
 愛し合う人々にまったく新しい挑戦領域をもたらす。
 その挑戦にかなう技法を学ぶ人々にとって、セックスは快いだけではなく楽しいものでもある。
 歴史的に見てロマンスは、時間と金のある人々に限られてきた慎みある人々は生殖またはそれに基づく営みにあまりエネルギーを用いていなかったところから変わってきた。こう何かの本に書いていました。

深く幸せになるには

 小森圭太さんの著書 お金と幸運の引き寄せ方には、全米心理学会の元会長 心理学者マーティン・セリグマン博士が唱えた、人生の3つの異なった幸せが書かれています。
 1つ目は快楽の人生。楽しさや快楽をできるだけ多く手に入れるために最善を尽くす
 2つ目は充実の人生。自分の強みや長所を生かして、夢中になることができる活動が日常にある
 3つ目は意味のある人生。自分という枠だけでは完結しない、何か大きな目的のために行う活動が日常にある

 快楽の人生は、幸福感がすぐに薄れてくるといわれていて、充実の人生や、意味のある人生になると、本当の自分を生きているという実感が高まり、幸福感が持続するとしています。

 快楽は秩序の維持には役立ちますが、それ自体で「意識に新しい秩序を創ること」には、なかなかつながらないのではないでしょうか。


 愛する者に対して純粋な心遣いを感じるときに現れ始める
 若い時には恋に陥り、最初のデート、最初のキス、性的交渉、これらすべては若い人々に数週間続けてフロー状態を維持させる。新しい挑戦を与えます。でも、すべての関係はいつか色あせる。

 人は動物的には同じ相手と数年にわたって楽しいセックスを維持するのはとりわけ難しく、互いに相手の中に新しい挑戦目標を発見する努力なしに、関係を豊かにする適切な能力を身に着けることなしに、互いの退屈の肥大を防ぐことは不可能といわれています。
 ロマンスと純粋な心遣いが同時に成長しなければ二人の関係は陳腐なものになる、互いの中に新しい可能性を見つけ出さなければならない。

 単純化すると、男女はお互い飽きてくる。努力なしには関係は続かない。

 例えば、男女間でも人柄や相手を尊敬できるところをみつけたりする。また、あらたな自分が発見できる、自分が成長できる、そんな種を恋愛の合間に見つけられたりすると、より充実し、自分にとっても別の意味が生まれ、幸せ度がアップすることになるのではと思います。
 だから、常にパートナーのいろんな新しい側面を発見し、またいい面が出るよう気を配りながら、発見できる動ける自分が成長していく。そんなプロセスって大事なのかもしれませんね。

口に出してみることが大事

 井口嘉則さんの著書 リーダーのための人を動かす語り方では、日本人のコミュニケーションには3つの特徴があると書いています。
❶文脈依存型。ハイコンクスト社会で、多くを語らなくても文脈などで察する文化があります。
❷同調圧力が強く、個人としての意見を持ちにくい。会社などのリーダーも調整型が多く、自分の意見を持たずに他人の意見の調整を行うケース。筋道を立てて部下を説得できないので最後は、指示通り仕事することとなってしまう。
❸理屈ではなく人間関係や感情の論理優先であることが多い
といわれてます。

 日本人は、シャイで愛も多くを語らず、察することで恋愛に発展するケースもあったりすると思います。
 でも文脈ではわからない時もある。何よりも言語化することは、伝えるだけでなく、自分で確認する意味でも、言葉でパートナーに伝えること、伝わることが大切だと思います。
 察していても、言葉にして確かめたい。そう思いませんか?


一体化したい幻想

 よく右脳では感覚や感性を、左脳では論理的思考を考えているといいます。
 左脳は、話す、書く、分析する、推理するなど論理的思考を担うのに対し、右脳は感覚的思考を分担し空間に指揮したり、想像したりする役割を持ち、感性脳、イメージ脳などとも呼ばれ、本能と関係しています。
 また本能、右脳では、人は他者と自分を区別しておらず、自分と他者、自分とモノを区別しているのは、左脳だということです。
 つまり感性では、他者、例えばパートナーに対する言動や扱いもある意味、自分のことととらえている可能性がある。

 よく、スピリチュアルの世界でワンネスという言葉、聞いたことありますか?
 アニマアニムスって名前のゲームがあるんですが、ここでは心理学者ユングの説をお話します。

 男性と女性は神話ではもともと1つであって、それが分かれたもの。男性の人格にはアニマとよばれる女性的要素が、女性の人格にはアニムスと呼ばれる男性的要素がある、いわゆる心の中の異性があるということです。
 子どもを産むという生物的機能を除けば、男性女性は同じ機能を持ってるということだそうです。
 アニマ・アニムスはそれぞれ男女の無意識の機能となっていて、外部に投影された心的イメージは、男女関係の中の見えざる異性となり、互いの関係に大きな影響を与えています。

 恋愛とは、例えば男性のアニマの肯定的な側面を投影された女性、女性であればアニムスの肯定的な側面を投影された男性と一緒にいて、ひとつになり願望が達成される。これがアニマアニムスにおける恋愛の正体だそうです。

 でも、本当の意味での人間関係である現実の試練の前では崩れ去る。恋愛はストレスに満ちた現実生活によって試されることのない空想の世界でのみ生息可能な関係に過ぎないからといわれています。

 よく「包み込むもの」「包み込まれるもの」という関係があります。例えば、包み込まれるものは、その中で人格の統一ができますが、包み込むものは、ほかで人格の統一を図らないといけません。つまり、互いが分離独立しあった二人だけがうまく折り合うことができます

そう、恋愛は互いの中に新しい可能性を見つける繰り返し。
パートナーのいろんな面を発見し、引き出し、可能性を見つける。
その中で自分の新しい面も発見したり、成長できる種を見つける。それがプラスにつながる男女のコミュニケーションではないかと思います


まとめ
 恋愛が命。恋愛に夢中になる季節はとても大事と思っていました。
 心理学的には、10代後半から意識の統制が始まるといわれています。


 BIGLOBEが全国の18~25歳の男女を対象に、「Z世代の結婚」に関する意識調査を実施し、「現在恋人がいるか?」という質問で「恋人がいる」は24.7%、「過去にいたが、現在はいない」は24.3%。「これまでにいたことがない」が51.0%だったそうです。

 こういう複雑化する楽しさよりも、わずらわしさが先に来て、もっと楽しいものに目が移りがちなのでしょうか?でもゲームと同じで複雑化するからこそ、フロー状態になり、夢中になる。その経験は何物にも代えがたいもの。
 恋愛は究極には二人の人間が一つになる、孤独を究極に解消できる一体化の幻想。でも、今は「恋愛する必要性を感じない」という声も。さみしいからこそ、人と深くつながりたいと動くはずですが、さみしさが足りないのでは、と書いている本もあります。

 新しい出会い方、恋愛のカタチ、多様化していく中で価値観も変わってきています。
 風の時代だから自分を大切にする。だから、面倒くさいことを避ける。これもありかもしれませんが、面倒くさいからこそ、複雑になるからこそ、そこに身を置いてみる。新しい自分に出会うことができる。
 そんなことを恋愛はもたらしてくれるかも知れません。
 皆さんにも、いい出会いが必ずあると思います。

 これからまた、ぼくのマインドセットとして自分に言い聞かせるための、人に関するいろんなことを皆さんにも共有しながら、一緒に学んでいきたいと思います。

 今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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