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TVアニメ『天穂のサクナヒメ』感想@人間達の仕事とサクナヒメの稲作

■人間達の仕事とサクナヒメの稲作

・序盤は本当に人間が足を引っ張りすぎていたからかなりストレスが溜まってしまう。何をやらせてもだめで、稲作だけではなくて、食料までムダにしていたから何だろうと思いながらも見ていた。

・時間か経つにつれて、徐々に人間達はできることが増えていくが、そこまで行くのが長かった。特に大人が自分でやるのはいいが何が得意か分かっていないからやっても失敗だからけになる。まあ、そりゃそうかなと。

・サクナヒメと仲良くなっていく人間達。仲良くなってから、コミュニケーションを取るからこそ、自分の強みが分かって生活が少しずつ豊かになる。稲作というが、道具や肥料、土地、衣服など必要なものはたくさんある。

・稲作がメインなのは変わらないが、その過程もしっかりと描かれるのかいい。米を作るだけではなくて、鬼などの敵や仕事での課題、人間関係など現実でも同じようなことがあるのではないかと。

・サクナヒメは神様だが、人間と同じような格好で、一緒の労働をして、稲作を勉強していく。豊穣神であるが、人間と同じ環境を体験することが試練、使命になっているのが驚きだった。見る前は、人間達を導くために稲作を先導すると思っていたらそうではなかった。人間と一緒に米作りをするのが一つの試練になっている。

■稲作と環境と人は変わるか

◯見ていて気になったのは、とにかくサクナヒメと一緒にいる人間が不器用だということです。田んぼを作るにしても、肥料を運べないし、食べ物があっても料理に失敗する。本気でやっているのだけど、不器用だったり、まわりに気を使ったりで上手くいかないのです。そこでサクナヒメが頑張ります。

◯最初は自堕落な生活をしていたサクナヒメですが、人間があまりに出来ないために自分から行動するようになります。そこから田んぼを作ったりして前に進みますが、実は人間にも得意な分野があり、結局は追い詰められるとか、頑張る人の背中を見て人はやるべきことが分かるのだなあとおもいました。


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