2024年 重賞・勝負レース本命◎馬【推奨理由】
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2024年の重賞・勝負レースで的中した本命◎推奨理由です。
勝負レースとは、自信度【S】,【S+】,【SS】レースです。
当時の予想記事をそのまま貼り付けていますので参考にしていただければと思いますし、私も振り返りに活用します。
（要は、私のメモ用の記事になります。）
毎週ごと、どんどん追記していく形にしようと思います。
また、不適中レースについては追いかけたい馬（＝妙味がある馬）ですので掲載は控えさせていただきます。
2023年の勝負レース推奨理由はこちら↓↓
12/28（土） 中山11R ホープフルS：勝負度★★☆☆☆
暮れの中山芝コースはスロー有馬記念がブラフになっていますが、高クッション値の高速傾向の馬場で時計は出る馬場となっていて、よほどのハイペースにならない限りはイン有利の想定で問題ないでしょう。例年より早い時計が出そうなので、巷で流行っている「ダート適性」を鵜呑みにするのは危険そうな匂い。
メンバーからは週中ツイートしたようにクロワデュノール能力が抜けている認識で、次点のマジックサンズも順調過程なら本命◎を与えてもいいほど優秀ですし、マスカレードボールも打点の高さは証明済みですし、ピコチャンブラックも小回り適性高い履歴の川田騎手替わりと、ここは能力差が下位の馬と大きく、穴馬の入れる余地は少なく馬券が絞りやすいレース。
ここは履歴優秀な馬が人気しない立場となりましたので、穴馬の中で最も圏内確率の高いと思っていた馬から勝負。
◎ ジョバンニ →🥈
◯ クロワデュノール →🥇
▲ ジュタ →４着
ジョバンニはクロワデュノール以外の人気馬が外枠に配置されたことによって、懸念の内枠を捌けることさえ出来てしまえば馬場の恩恵を最大限に活かせる穴馬として狙います。
そもそも新馬戦の内容が優秀で、ラスト4→3Fのところを12.3-121と加速ラップ踏んで外回しており負荷大きく、実際にジョバンニと同じようにここで外回した馬はコーナー過ぎで失速していましたし、その中でジョバンニは最後まで11.6-11.2加速ラップで優秀。もう巷でも出回っていますが、小倉新馬戦ラスト1F減速なし11.3以内にはドウデュースやクロノジェネシスがいる水準で、ここを5馬身突き放した3着馬でも次走1発回答のレース質。2走前は道中13.2-13.1-12.9の超中緩みラップのところでエリキングにポジられただけの差なので力負けではないですし、個人的に最大の評価が前走のレースで、スタート出遅れから道中ポジションを押し上げて行ってスムーズだったエリキングに1馬身に迫った内容でしたが、ジョバンニだけ中緩んで他の馬が足を溜めていた1000m通過あたりからずーーーっとただ1頭だけ足を使ってポジ上げ→3〜4角も外回し→直線も大外ぶん回しでも最後まで足色衰えずにエリキングとの上がり差0.1秒と当然の高評価。馬体や血統背景から大箱コースでこそと思っていた馬ですが、単純な瞬発戦ではキレ負けするこれまでの履歴だからこそ持続力優勢レース質のホープフルSで狙いがつくと言う算段。
今年は厩舎リーディング争いをしている杉山厩舎が外厩を使用せずに在厩のみで仕上げる乾坤一擲で挑む一戦で、今回はゲート裏までメンコを外さずにメンタル面のケアも想定済み。もし仮にスタート好発できてイン前に付けれることが出来ればヨダレが出そうな馬場状態ですし、このリスクだけで単20倍は相手筆頭が人気のクロワデュノールでもオッズが十分つきますので、今年はこの馬から狙わせていただきます。
京都12R カウントダウンステークス
結局年末まで降雨がほぼ無いままで高クッション値継続の２０２４年京都競馬場の最終レース。メンバーからはロードフォアエースが１番人気ですが、休み明け１発目、鞍上ダウン、近２走の相手関係微妙、近２走は湿り馬場、高クッション値微妙なロードカナロア産駒、斤量アップと、能力は認めつつも到底１番人気では買いたくない馬ですから、他の履歴のよい馬から入るのは当然でしょう。
狙いは、今開催の京都芝コースで驚異的な数値を残している血統と近似血統構成の馬がおり、その馬の参戦履歴が優秀というおまけ付なら、１番人気のロードフォアエースではなくこちらから狙います！
◎ オードリーバローズ →🥈
オードリーバローズの前走は、休み明け、延長、初の1600m、馬体重プラス20kg、という多重苦の中、レースも４角1,2番手の馬がそのままワンツーのレースを、直線伸びにくいインを通してしぶとく伸びたものの最後差されて4着と、度外視 of 度外視 の一戦で、それを経て叩き2戦目が今回と優秀な参戦履歴でアプローチ予想を重視する私は当然の高評価。
馬場改修後の京都はかなり相性が良い走法で、この京都外回りコースで猛威を振るっているのがイスラボニータ産駒。12月度の勝負レース厳選で狙ったリゲルSの◎セッション🥈を差し切ったのもイスラボニータ産駒のシャドウフューリーですし、有名になってきていますが覚えておいて損のない血統傾向の認識です。イスラボニータはSS直系フジキセキ産駒に、母父に米国血統Caroを掛け合わせて、更にIn Realityクロスで持続力を補強した血統構成で、これと酷似しているオードリーバローズは、父ブラックタイドですから同じくSS系、母父チチカステナンゴですからこちらも同じく米国Caro、そこに母系ニジンスキーとLyphardクロスで持続力を補強と、オードリーバローズの馬場改修後の京都芝コース成績2-1-0-1（着外も先述した4着）の根拠として十分。追い切りからも1週前の栗東坂路で、50.8-11.9-12.1と大幅に自己ベスト更新する強気の攻めで、それでも最後0.2秒しか失速しなかったのは一度叩いた上積みと判断して問題ないでしょう。
先週の京都芝コースは前が残ったり、差し馬が届いたり、はたまた内が優勢だったり、外が伸びたりと、トラックバイアス重視では事故る未来しか見えませんので、それなら臨戦過程のデキの良さと、この特殊馬場を味方に付けられる根拠を有するこの馬から狙ってみたいと思います。
12/22（日） 中山11R 有馬記念：勝負度★★★☆☆
今年の初めから高速馬場で、レコード更新が何度もあった中山芝の暮れの一戦。クッション値は約10.0に近接するほどの硬い馬場で芝の生育状態も良いですから時計が出やすく、フルゲートの有馬記念であれば立ち回り力の要求値は高そうな想定。展開からは人気の馬が全て内枠に配置されてしまいましたから人気馬が揃って凡走は想像しにくくなりましたが、ドウデュースは昨年と同じく3角捲り競馬には窮屈な内枠ですから向こう正面では外目を追走していると思いますし、アーバンシックはドウデュース捲りを早め前受けしてハーツクライの再現を匂わせる発言が出ていますからこちらも向こう正面では外目か前に取りついていると思いますし、ダノンデサイルは菊花賞で出入りの激しい競馬を内枠で大被害を受けた立場で今回も同じく出入りが激しそうな展開と内枠で被害の再現が怖いでしょう。
内枠の人気馬ワンツースリーなら諦め。狙っていた穴馬は2頭いてどちらも上述の通り立ち回り力・コーナリング性能の高さを重視した2頭で、内1頭が、デキ、枠、臨戦過程、並び、展開の全てがほぼパーフェクトで臨めそうですので、★３想定でしたが、一つランクアップさせて★４で厚くお金を張らさせていただくことにしました。→ドウデュース回避でオッズ渋くなってしまったので★3で狙いますが、過程は文句なしなのでいつもの約2倍のレートで勝負します。
◎ レガレイラ →🥇
〇 べラジオオペラ →４着
▲ ダノンデサイル →🥉
レガレイラはホープフルSの内容から「来年の有馬記念はこの馬で」と目を付けていたのは皆さまに何回か案内していたり、一時期noteに「いいね」していただくと有馬記念の本命◎候補の穴馬として表示させていただいた履歴があるほど、この舞台がBestと思っていた馬。ただしその後は大不利があったとはいえ結果が全く伴っておらずルメール騎手も見限ってしまっては当初は相手までで考えていましたが、デキ、枠、臨戦過程、並び、想定展開がほぼ全てパーフェクトの中、まさかの想定以上に人気急落ですから★４の勝負度合いで狙わさせていただきます。→オッズ渋くなり★3にしましたが、展開も含めて過程は文句なしの認識です。
もうこの馬の強さは語られつくしていますので詳しくは記載しませんが、まずは衝撃的な強さだったホープフルSでも距離がギリギリで更に距離が伸びてもどこまでも伸び続けるパフォーマンスでしたし、皐月賞は出遅れ＆接触に加えてメイショウタバルの暴走逃げで追走力の要求値がかなり高いレース質＝マイル依りのレース質になってジャスティンミラノ＆ジャンタルマンタルが好走できるレース質となって後方勢にはノーチャンスを後ろから差して6着は負けて強しですし、ダービーも前半超スローから後半５Fは歴代最速の超後傾戦を後方からで、レースラップの通りレガレイラが届くには新潟千直トップスピード以上を出さないと届かないというもう物理歴に好走不可なレース展開を差して5着は超優秀ですし、レガレイラより前にいて何とか差し届かせたシンエンペラーはジャパンカップでデキピークのドウデュースと僅差まで持ち込めていますから、ダービーでこのシンエンペラーと似通った競馬をして、より強かった内容がレガレイラですから能力比較材料としても十分ですし、ローズSはインチー馬場＆デキ不足を外ぶん回して5着はノーカンOKですし、エリザベス女王杯も前受けスタニングローズでさえ直線外に出す馬場バイアスを仕方なくイン差して＆直線挟まれて＆そこから失速せずに再度伸び続けての5着は言い訳可能ですし、エリザベス女王杯ではキムテツ厩舎の余力残し仕上げだったのはあまり知られていない事実。
このように負けて強しのレース内容が多数で、今回の参戦にあたり、①デキに関してはNF天栄から帰厩後に3頭併せ真ん中入れの圧負荷掛ける追い切りでキムテツ勝負調教ですし、②枠に関してはドウデュースを内に見れて自身は内目の偶数枠（6番か8番辺り）が理想と考えている中でこれが叶いましたし、③臨戦過程に関しては先述の通り負けて強しの人気ダウン＆ローズSから叩いて3戦目の今回がピーク＆追走力の要求少ない立ち回り優位戦への延長ローテで現状ベストローテですし、④⑤並びと展開に関しては、ドウデュースは昨年と同じくラスト700Mからの捲り勝負にするはずで、それを前受けしたいアーバンシックと、イン立ち回りで優位に立ちたいダノンデサイルの想定ですから、レガレイラはドウデュースに引けを取らないコーナリング性能＆ドウデュースを見ながらワンテンポ遅らせて追走できる後半性能を武器に、ドウデュースが捲って内前の馬を破壊して先頭に立った後ろからガラ空きの外をストレスフリーで伸ばすことのできる理想的な展開。そして奇しくも中山芝は先週まで外伸び傾向でしたし、何ならレガレイラは馬群を苦にしない馬ですので3～4角がごたついても直線さえ外に出せれば確実に伸びてくる。この展開利がありながら、ドウデュースとは斤量差4kgは恩恵以外の何物でもなく、後は戸崎騎手が捌けるかどうか次第ではありますが菊花賞のヘデントールのようにイン突きのような器用なことはせず腹を括って外捲って直線勝負に徹してくれるはずですから、冬のボーナスをレガレイラ＆戸崎騎手からいただくことにしましょう。
べラジオオペラは天皇賞秋でも本命◎で狙い勝負度★★★★☆で勝負しましたが夏負けが想像よりも負担が大きかったようで本来のパフォーマンスを出せず参考外。大阪杯よりも宝塚記念が圧巻のパフォーマンスで、大阪杯までは並の重賞馬が展開利を活かして制覇したのが大阪杯と言う認識でしたが、前走の宝塚記念では大阪杯とは全く異なるレース質で３着とここを最高評価。具体的には
・イン前有利の立ち回り戦 → 外伸びの差し脚戦
・スピード要求の良馬場 → 持続力要求の湿り馬場
・機動力戦の内回りコース → 持続/巧者要求の外回りコース
宝塚記念が開催された京都外回り2200mコースは日本芝コースでも屈指の上り要求値が高い特殊コースで、上り最速馬の圏内率が顕著に高く、よって京都外回り３戦３回とも上り最速のブローザホーンを本命に、湿り馬場２戦２回とも上り最速のソールオリエンスを対抗にして、その見解通りの２頭でワンツー決着のレース結果で、この２頭は結果として共に上り最速でやはりコース巧者としての要求値が高い一戦でした。よって大阪杯を始め東京優駿やチャレンジＣで披露した立ち回り主導タイプのべラジオオペラは上り最速が要求される宝塚記念のレース質であれば本質ミスマッチと判断して重視していなかったのですが、これらコース巧者に迫る３着は高評価してよいと思いますし、ドウデュースやジャスティンパレス、ローシャムパークも沈むレースの中ですから優秀と判断してよいでしょう。しかも注目はプラス12kgの馬体重は過去最高体重で、馬体重大幅アップでの好走は本格化のサインと私の好きな好走パターンは、晩成傾向の父ロードカナロア産駒なら納得の血統背景でまさしく今が成長曲線の真っただ中で、これら根拠に狙った天皇賞・秋は、夏負けの影響が大きく＆ドウデュースのテリトリーだったスロー瞬発戦と、べラジオオペラの好走レンジに入らず参考外でよいでしょう。
今回は前走から一転して素晴らしい追い切り披露しており臨戦過程としては申し分なく＆内目の枠も引けて＆同型の前受け馬も少なくレースメイクしやすいですから当然の高評価。レガレイラとの優劣は、まずデキ素晴らしいですが春のGⅠシーズン程には本調子に見えないこと、展開もドウデュースの捲り競馬で内前の馬に負荷をかけるレース展開にしてくるはずですからこの被害を受けそうということ、後はローカナ産駒でやはり2500mは少し長い印象があって、レガレイラよりも頭のイメージが薄かったために対抗評価まで。ただし、難度も通知しているように来年のGⅠ戦線の主役はこの馬と思っているほど評価している馬ですから人気急落の有馬記念で先物買い。ドウデュースの支配競馬が不発したときに一番恩恵を受けるのは内前の馬ですから、例えばゴールドシップの支配競馬が不発した有馬記念で制したのは内前を最大限に活用したゴールドアクターで、これを本命◎で仕留めたのは懐かしい思い出。理想はドウデュースの捲り競馬不発で、対抗〇べラジオオペラがイン前残るところを、想定の展開利を受けた本命◎レガレイラの大外強襲ワンツーです。この2頭絡みは厚く張ります。ドウデュースは出力の高さとリピーター質の有馬記念の特性から仕方なく抑えますが、昨年は不発→不発で迎えた有馬記念は余力がありましたが、今年は好走→好走で迎える有馬記念でゼンノロブロイ以来となるタフローテーションと、後は昨年はタイトルホルダーが逃げた縦長の展開で捲りやすいレース質に対し、今年は明確な逃げ馬が不在で3～4角で団子状態の大きく膨れる可能性を考慮するとどうしても積極的に狙いにくく。
レガレイラの進路を作ってくれる役割をこなしてくれればOKで、そのまま支配不発も視野に入れておきます。超人気馬ではありますが、嫌える要素を説明できるからこそ、敬意を持って本命や対抗の重い印は外させていただきました。
イン意識の高い現役騎手筆頭の横山典弘騎手で1番枠を引けたダノンデサイルもダービーの優秀な後半数値とラップ相関ありそうで、ここまでを本線で。
京都11R りんくうステークス
スターターンが人気のメンバー構成ですが、この肝心のスターターンはハイレベル戦の履歴が希薄で、前走はエコロガイアに勝ったのは評価できますがテリトリーの湿り馬場で足抜きが良かったですし、2,3,4走前のメンバーも大したことがなく、強いてあげるなら3走前2着馬のライジンくらいですから、それならOP戦を一発回答されるよりも他の実力馬から入りたいところ。
◎ エーティーマクフィ→🥉
◯ ドンアミティエ→🥇
▲ スターターン→🥈
エーティーマクフィは芝時代から関東圏のレースは勝ち鞍ゼロで、それに呼応するように1,3走前の敗戦も関東圏という共通点があり、今回は待望の京都の地元替わり＆短縮＆武英厩舎の藤岡佑介騎手なら狙わせていただきます。2走前は勝ちレースでしたがクインズメリッサの一世一代の大ハマりに屈する2着ので悲観する必要なく、4走前も1,3着馬が4角1,2番手の前優勢レースをエーティーマクフィは4角9番手から2着に差す強い内容から、このクラスは条件さえ整えてあげれば順番待ち。そして今回、上記の通り条件としては申し分ありませんし、人気のスターターンに不安材料あって、カペラS除外になった身分ですから「クラス突破するならココ感」で狙います。
12/7（土） 京都11R リゲルS：勝負度★★☆☆☆
高クッション値継続で芝が剥がれているタフ馬場。外の方が伸びますが、かといって外回す馬は内の馬も外を回すので相対的に大外ぶん回しとなってしまってロス大きく結局はバイアスフラットでレース展開次第でしょう。
メンバーからは何度か本命にしている推し馬キープカルムが参戦しますが1,2走前は決してレベルが高いレースとは言えず馬柱で人気先行するなら相手にとどめて、狙いは久しぶりに狙える条件が揃った黒オッズ馬。デキの面で上位に少々劣ってしまいますが、久しぶりに買える臨戦過程とオッズ貰えるメンバーならここから入ります。
◎ セッション →🥈
◯ キープカルム →🥉
セッションは京都金杯でも勝負レースで仕留めた馬で、その時以来に印を付けて再度狙います。低レベル4歳世代(旧3歳世代)と言われていますがこの馬は7走前の古馬混合戦の初戦をいきなり1着、注目すべきは走破タイム1.31.9と優秀で、現にこのレースの3,5,7,10着馬が当クラス突破、2着馬も突破は時間の問題の馬ですからここをいきなり古馬混合戦の3歳で勝ち切ったことは素晴らしい素質。レース内容も2〜8着馬の4角通過順位が7,8,11,9,10,14,12番手という差し決着を唯一先団から脚を伸ばしていましたから、走破タイムとレース内容共に最上位評価。そして京都金杯は比較的差しが届く馬場と展開で、1,4,5,6,7,9,10,11,12着馬が中段〜差し馬が占める中、2番手から2着に突っ込んだ馬がセッション、3番手から3着に突っ込んだトゥードジボンが米子S→関屋記念を制してサマーマイル優勝ですから、ここの前受け好走は出力の担保としては今回のリステッド戦なら十分でしょう。シルバーステート産駒なので高クッション値のタフ馬場はテリトリーの認識で、そうなると4走前はデキ落ち＆湿り馬場、3走前も湿り馬場＆TB逆行、2走前はスプリント短縮＆出遅れ、前走は外から自滅ペースで逃げてノーカン。今回はシルバーステート産駒の1600m戦への延長と高クッション値タフ馬場替わりはかなりの条件好転で、外厩NFしがらき仕上げで挑む一戦を2-1-1-1の坂井騎手で臨める訳ですから臨戦過程の履歴優秀なら狙います。相手ダウン＆頭数ダウンですし、ここは賞金加算のチャンスでしょう。
中京11R 中日新聞杯
本命にしたことがある馬がたくさんいて個人的に嬉しい一戦。そして昨年のこのレースでは13番人気ハヤヤッコ本命2着と、極小フォロワー数ながらたくさんの御礼を頂いた思い出深いレース。
さて馬場から見ていきますが、3～4コーナーに多少の痛みは確認できますが概ね良好の馬場状態、クッション値9.5は先週と同等ですが4コーナーの含水率が高めと先週よりもややタフ化している想定で考えます。今年の中京芝コースは顕著なイン有利でイン前を通った馬で上位を独占していますが、このレースは外目の馬の好走比率が高いレースでどちらを信じるか。
私のフォロワーの方ならおなじみ、今回「も」あの馬から狙います。
◎ ロードデルレイ
ロードデルレイは前回と同じ文面で失礼しますが、新馬戦以降は出走してくれば全てのレースで本命◎を打ってきた超高評価馬は以前からフォローくださっている方はご存じと思います。もう今更細かくは記載しませんが、新馬戦での優秀な後半数値「東京芝2000m, 1.59.4以内, 上り33.9以内, 3歳以下」は歴代エフフォーリア、ドゥレッツァ、ブレイディヴェーグ等が記録したレベル、2戦目つばき賞も対戦相手の多数が3勝クラスやOPクラスに到達するメンバーレベルを阪神1800m戦を1.47.0で怪物の片鱗ですし、そして直近では3走前の白富士Sで全く相手にしなかった2着馬バトルボーンは、次走のメトロポリタンSで、「次走で七夕賞を制したレッドラディエンス」と「次走で目黒記念2着、2走後に京都大賞典1着、3走後にステイヤーズS1着のシュヴァリエローズ」と「2走後、3走後とリステッド、OP戦を連勝したショウナンバシット」を2馬身差完勝する馬ですから、改めてロードデルレイの出力の高さの証明になったなと。
2走前の除外後は1か月以上も前から早めに帰厩して豊富な乗り込み量でしたが、夏負けが尾を引いている陣営コメントと、レースも安全騎乗が見え見えの次に向けたレース意識で叩いて迎えるのが今回で、そもそも前走は京都芝コースが苦手な母父ハーツクライと、高クッション値微妙な父ロードカナロア産駒での履歴ですから、今回の中京替わりは当然の加点ですし、今回は前走から間隔が詰まりますが坂路でしっかり追い切って時計を出してきているのは前走以上の勝負気配。
もう一つ上のステージに載って来れれば重賞どころかGⅠでも通用するレベルの馬と思っていますから、好メンバーが揃った今年の中日新聞杯であっても好走決めてほしい。
京都11R ギャラクシーステークス
降雨がなく含水率も標準的な京都ダート。メンバーからは2,3,6,15,16が前に行きたい馬でスローはなさそうなミドル〜ハイラップ想定で、TBが発生するなら馬場状態というよりも展開・隊列が肝になる想定で挑みます。1番人気ウェイワードアクトは初めての京都＆初めての遠征ですので戦ってきた相手と履歴は評価しつつも相手まで、2番人気テイエムリステットは戦ってきた相手に強い馬が少なくハイレベル戦の履歴がごく僅かですし、逃げ馬多数＆芝スタートの内枠ならこちらも相手まで。
狙いは高出力の打点を有しながら、近走は「とある理由」でこれが出せていないだけで、今回はその改善が見込めそうな黒オッズの馬から狙います。
◎ ロードアウォード
ロードアウォードは川田将雅騎手が4戦4勝、それ以外の騎手では連対なしの履歴から前走は2番人気に押されましたが、それ以前にデキが終わっていましたから騎手以前の問題という理解で、この視点で見れば2走前の敗因も納得。要は川田騎手が乗る時には馬が作られていて、そこに川田騎手なら鬼に金棒だったというのが『川田将雅騎手：4-0-0-0』という驚異的な数字に結びついていると判断しています。出力についても3走前の阪神ダート1400mは、稍重だったとは言え1.24.0と優秀な走破タイムでしたし、ここを4馬身差2着のエルゲルージは次走一発回答でクラス突破、更に2着馬エルゲルージから2馬身後ろの3着馬も次走好走と、順調な成長曲線に乗れれば重賞戦線でも通用する下地は披露できています。
では、今回、肝心のデキに関しては、夏場は完全にスルーして、外厩グリーンウッドで乗り込まれてから帰厩後に11/23(土)にはブローザホーンと併せて栗東坂路51.4-11.9は気配も改善しており復活できる下地は揃ったなと。
後は京都ダートで壊滅的な幸騎手が懸念材料ではありますが、逃げ馬多数を見れる番手につけれそうなメンバー構成と、芝スタートの外枠発走なら、鞍上の懸念くらいは目を瞑れる黒オッズであれば、この馬から狙います。
中山11R ラピスラズリS
開幕週のクッション値9.6ですが、含水率がかなり高めであることと、開催前に洋芝オーバーシードした事で、開幕週なので馬場状態が綺麗ですから時計は出ますがタフに見える馬場状態に思います。
それならシンプルに出力の高い実力馬から狙いたいなと考えますと、行き着く先はハイレベル戦の「〇〇」で、この内、勝負気配の高そうな馬が出てきましたので、この馬から狙います。
◎ ペアポルックス
ペアポルックスは3歳馬ながらハイレベル戦の履歴がある実力馬で、今回は岩田父を中山に呼び寄せる勝負気配なら狙います。
4走前の葵Sは3歳馬の京都1200m戦を1.07.1のピューロマジック戦で、この勝ち馬ピューロマジックは次走の北九州記念で、湿り馬場替わり＆古馬混合戦と全く異なる舞台でも完勝。3走前は参考外で、2走前は「次走で京阪杯1着」のビッグシーザー戦3着、そして前走が「シルクロードS3着実績」のエターナルタイム戦4着と、水準レベル以上のレースを直近4走中3走で大崩れなく走れていますから、今回相手ダウンのOP戦なら普通に上位争い。
京阪杯の除外は気になるところではありますが、追い切りの気配としては下降線は確認できませんし、出遅れずにスタート出れれば圏内。
京都11R アンドロメダS
金曜日の昼過ぎから多少の降雨がありましたが、その後は雨がやんで気温の上がらない京都芝でどれだけ水が捌けるか次第。土曜日のクッション値と馬場状態は確認しておきたいところですが、この後は降雨の予報が無いことと、日本一の水捌けを誇る新生京都競馬場ですから、恐らく高クッション値継続で含水率やや高めの良馬場開催の想定で挑みます。
顕著なトラックバイアス発生し無さそうな馬場コンディション想定なら単純な実力勝負。
◎ ロードデルレイ
ロードデルレイは新馬戦以降は出走してくれば全てのレースで本命◎を打ってきた超高評価馬は以前からフォローくださっている方はご存じと思います。もう今更細かくは記載しませんが、新馬戦での優秀な後半数値「東京芝2000m, 1.59.4以内, 上り33.9以内, 3歳以下」は歴代エフフォーリア、ドゥレッツァ、ブレイディヴェーグ等が記録したレベル、2戦目つばき賞も対戦相手の多数が3勝クラスやOPクラスに到達するメンバーレベルを阪神1800m戦を1.47.0で怪物の片鱗ですし、そして直近では2走前の白富士Sで全く相手にしなかった2着馬バトルボーンは、次走のメトロポリタンSで、「次走で七夕賞を制したレッドラディエンス」と「次走で目黒記念2着、2走後に阪神大賞典1着のシュヴァリエローズ」と「2走後、3走後とリステッド、OP戦を連勝したショウナンバシット」を2馬身差完勝する馬ですから、改めてロードデルレイの出力の高さの証明になったなと。
前走の除外後は1か月以上も前から早めに帰厩して乗り込み量も豊富ですし、1週前CW一杯に追って78.3-50.4-36.5-11.6と素晴らしいタイムから、最終も栗東坂路加速ラップでラスト12.3-12.0で万全でしょう。
もう懸念点は初めての京都（＝京都苦手な母父ハーツクライと、高クッション値微妙な父ローカナ）のただ一点ですが、さすがに今回のメンバー相手では凡走は許されない。
福島11R キビタキS
金曜日時点でクッション値9.8のまま晴れ予報継続ですから土曜日も良馬場想定。今週からBコース替わりですが馬場情報の掲載写真からコース内側は痛みをカバーできない程度に傷んでいますから、レース展開は3～4角で各馬が外に膨らんでさすがに大外ぶん回しは直線短い福島芝コースでは届かない想定で挑みます。前走牝馬限定戦を勝ち上がって昇級初戦＆川田騎手でようやく折り合えた後の乗り替わりのシカゴスティングが1番人気想定のハンデ戦ですから、単純に馬自体の出力の高さと、デキの良さを重要視して狙いたい。
○○走前ハイレベル戦経験の馬が追い切り気配改善なら本命◎で狙います。
◎ レッドアヴァンティ →🥇
レッドアヴァンティは5走前の秋吉台特別（1勝クラス）が小倉1200m戦を稍重で1.09.2の走破タイムで、翌日同条件の3勝クラス下関Sの走破タイムが1.09.0、2,3,4,5着馬が1.09.3と、1勝クラスながら3勝クラス2着相当の出力でハイレベル戦。下関S3着馬エイシンフェンサーは後に3勝クラス突破、4着馬グランテストは今年のCBC賞3着のメンバーレベルですから下関Sが低レベル戦だったというオチは無いですし、何ならCBC賞で本命◎グランテストでしたからここのメンバーレベルは信頼。
レッドアヴァンティの秋吉台特別はもう一つポイントがあって、
- 1着レッドアヴァンティ：4角1番手
- 2着コーリング：4角7番手（→次走2着、次々走3着）
- 3着フライング：4角2番手（→巻き返し無し）
- 4着ディアド：4角13番手（→次走2着、3走後1着）
- 5着インクルード：4角2番手（→巻き返し無し）
- 6着ソノママ：4角11番手（→次走2着、4走後1着）
見てわかる通り、次走以降に巻き返した上位馬は揃って後方から差してきた馬で、このレースを前受けした馬は次走以降も凡戦が続くことから典型的な差し有利の小倉湿り馬場のトラックバイアスで、それに抗って4角先頭で2馬身差付けたレッドアヴァンティの出力の高さに異論無いでしょう。
そして肝心のデキに関して、前走は1週前ＣＷ減速ラップ、最終坂路減速ラップのデキをマイナス30kgで0.3秒差なら全くの参考外でよいと思いますし、今回はスピリットファームで500kg台に馬体戻してから、2週前、1週前、最終と3週連続ＣＷ加速ラップでデキと臨戦過程に関しては前走比で雲泥の差と判断しました。
最内枠配置となったので4角でインアウトが要求されることと、トップハンデ背負わされてしまったので勝負レースには指定しませんでしたが、先述の通りシカゴスティングが1番人気になるメンバーレベルと、レッドアヴァンティの臨戦過程の良さから、「単純に馬自体の出力の高さと、デキの良さを重要視」した上でこの想定オッズ差であれば色気を持ってよいレースと思いますので、今回はこの馬から勝負します。
11/16（土） 京都10R 近江特別：勝負度★★☆☆☆
金曜日の昼過ぎには雨が降ったようですが、日本一の水捌けを誇る京都競馬場ですから金曜日の夜にはすでに良馬場へ回復して、土曜日まで曇り予報ですからレース当日もこのまま良馬場での開催でしょう。メンバーを見渡してみるとハイレベル戦経験馬とそうでない馬が混在しているのですが、ハイレベル戦経験馬が顕著に少なく、よって個人的には買いたい馬が土曜日の中で唯一即決で決まったレース。
◎ カズタンジャー →🥈
☆ テーオールビー →🥉
カズタンジャーは2走前の中京ダート1900m戦を高評価。ここの1勝クラス走破タイム1.59.6について、前日の同条件3勝クラスの走破タイム1.59.5、2,3,4着馬1.59.8ですから、1勝クラスの時点で既に3勝クラス2着相当の時計でハイレベル戦。走破タイムだけではなくレース内容も優秀で、
- 1勝クラス：最初3F 7.5-11.1-11.4（＝30.0秒）
- 3勝クラス：最初3F 7.4-11.0-11.8（＝30.2秒）
と、3勝クラスの方が少しだけスタート緩やかでしたがレース結果は前受け馬壊滅の差し決着と前負荷のレースラップ構成でしたが、これと同速またはやや早いスタートだったカズタンジャー戦の1勝クラスは2着馬が後方差し馬で、ここを2番手前受けから凌ぎ切ったのがカズタンジャーですから、走破タイム・内容ともに優秀で文句なしのハイレベル戦認定。その裏付けとしてここを前受け3着のジョータルマエは次走で現クラス1発回答、3着からさらに4馬身離された前受け4着馬マサハヤウォルズでさえその後3連続好走で現クラス突破と、露骨な前負荷レースであったことと、レベルの高さに疑いは無いでしょう。そのカズタンジャー戦の次走の昇級初戦だった前走は前が止まらない中京湿り馬場＆スタート出遅れて向こう正面からポジションを上げるためにずーっと脚を使ったせいで最後はバテテしまうレースながら0.3秒差3着ですからこれがこの馬の能力通りでは無いでしょう。
そして今回は、新谷厩舎に川田騎手が配置され、今年このコンビは「5-3-3-7」と勝負請負人で、着外の多くが言い訳可能（ドバイのリメイク、不良馬場で参考外のクラウンプライド、湿り馬場苦手なゴートゥファースト等）ですから紛れのないシンプル勝負であれば陣営としても馬をしっかり作ってきている証拠と判断できます。そのため陣営コメント「じっくり乗り込んで成長感じる」の背景と思いますし、血統構成からも「京都ダート1900mベタ買いOKのドレフォン」に母系もゴリゴリの米国血統ですから良馬場の消耗戦は歓迎。普通にこの馬の出力を出せればクラス突破、この馬から勝負します。
相手筆頭でテーオールビーが残りのハイレベル戦の経験馬で、2,3走前の戦ってきた相手レベルを考えれば今回も人気するのは納得できますし、打点の高さを重視する私も軽視は難しいのですが、いかんせん牝馬戦で培ってきた戦績と言うところと、湿り馬場の鬼サンダースノー産駒の良馬場変わりで半信半疑。前走プラス14kgと「過去最高体重で好走した牝馬は本格化のサイン」は何度も提唱している理論ですし、これに該当した前走から叩き2戦目の叩いた上積みを取れる臨戦過程も大変魅力ですが、今回は相手まで。
11/10（日） 京都11R エリザベス女王杯：勝負度★★★☆☆
高クッション値11.1を記録し、更には3,4角下り坂から直線平坦となると基本は前が止まらない馬場になるのが京都芝の高クッション値で出現するTBで、土曜日の芝レースでもこれが現れたのは一つの大きなポイント。
《11/9（土）京都芝コースの上位４角通過順位》
- 3R 未勝利戦：１番手→７番手→２番手
- 5R 新馬：１番手→２番手→３番手
- 9R ３勝C：３番手→５番手→８番手
- 11R ２歳OP：４番手→２番手→４番手
- 12R ２勝C：２番手→４番手→３番手
ご覧の通りで土曜日の芝５レース１５頭の圏内のうち、４角５番手以内で１３頭を占める異常事態。日曜日も結局は天気が崩れることは無く同等のクッション値の馬場状態で望めるハズですから、この傾向が継続した前提で予想を組むことで問題ないでしょう。
そして、昨年とも重複しますが、巷でよく見かける「エリザベス女王杯は内枠有利」はかなり雑な見解で、私の嫌いな母数の少ない過去の偏りを「特徴」と決めつけて「データ」と判断する短絡的な思考。多くの人が勘違いしているのは単純な内枠有利ではないことで、なぜ、内枠有利が多発しているかというと『スロー』だからでこれが京都外回り開催のエリザベス女王杯の本質。つまり『前残り』やすいため、経済的に『内枠』も絡みやすいということ。そしてなぜほぼ毎年『スロー』になるかと言うと、牝馬限定戦としてはオークスに次ぐ長い距離で開催されること、牡馬混合戦から牝馬戦でストレスフリーの過程の馬が多くなること、更にほとんどの馬が距離延長のローテとなることから、『エリザベス女王杯はスローになりやすく、よって前残り≒内枠有利』のカラクリ。
《年度、1000m通過タイム、1,2,3着馬の4角位置》
- 2023年 1.01.1 🥇5番手 🥈8番手 🥉3番手
- 2019年 1.02.8 🥇8番手 🥈1番手 🥉2番手
- 2018年 1.01.4 🥇9番手 🥈1番手 🥉5番手
- 2017年 1.02.0 🥇4番手 🥈2番手 🥉10番手
- 2016年 1.01.8 🥇7番手 🥈3番手 🥉5番手
- 2015年 1.00.7(稍重)→差し決着
- 2014年 1.00.3 🥇7番手 🥈3番手 🥉12番手
- 2013年 1.02.7 🥇7番手 🥈2番手 🥉9番手
- 2012年 1.02.4(重)→差し決着
- 2011年 57.5 🥇10番手 🥈4番手 🥉3番手
（※2011年は1頭だけ大逃げ）
（※2020,21,22年は阪神開催のため対象外）
このように比較してみると一目瞭然。
良馬場では2014年を除いてスローペースで、4角10番手以より後ろの後方から圏内にこれたのはペースが比較的流れた2014年のみ（それでも3着が精いっぱい）。1着馬は中団差し馬が多数ですが、それでも全てが4角10番手以内ですし、2,3着に至っては前受け馬が多数で、直近5年では4角5番手以内の馬が2頭絡む分かりやすい特徴から、『内枠有利』ではなく『前有利』で確定でしょう。
そして、最大のポイントは、前有利のエリザベス女王杯に対し、土曜日も先述の通り前有利と傾向が完全にマッチしたこと。要は今回抜けた1番人気レガレイラの出足の遅さが致命傷になるレース質になる可能性もあるということで、今年の逃げ馬コンクシェルが初めての距離2200mですから無理をすることも考えづらく、結局は今年もスロー確定で例年通りのエリザベス女王杯。昨年◎ブレイディヴェーグに引き続き、今年も前目の馬から勝負。
◎ スタニングローズ →🥇
〇 レガレイラ
スタニングローズは先述の通り最優先項目の前受け性能を前提に、今回の追い切り過程で一気の気配上昇ならここから狙います。『枯れた＆不利な５歳馬』で人気を落とす立場ですが、個人的には復活するならココと思わせるくらいの出来の判断で、C.デムーロ騎手を配置して人気落ちは美味しく見えるなと。まず、３歳時のオークスは歴代最速の後半数値だったスターズオンアース戦の２着でしたし、次走秋華賞でGⅠ制覇と実力は今更。そこから低迷期に入りますが、
- ６走前：短間隔＆致命的な湿り馬場
- ５走前：差し決着を前受けTB逆行
- ４走前：適性ベクトル真逆の東京マイル
- ３走前：約１年休み明けのGⅠ
- ２走前：適性ベクトル真逆の東京マイル
- １走前：1,2着51.0kgの中で57.0kg＆湿り馬場
このように『枯れ』と一言で纏めるには苦しい程スムーズなレースが少ない履歴で、今回は高クッション値替わり＆延長＆鞍上強化＆気配改善と、久しぶりの大幅ストレスフリーで迎えることができる臨戦過程で、更にはTBも味方しそうと実は今回好材料が目白押し。
そして『５歳不振』の件ですが、一般に牝馬のローテは３,４歳馬は牝馬限定戦（秋華賞、エリザベス女王杯、ヴィクトリアマイル）に出走して、ここで結果を残せた馬が翌年に牡馬混合GⅠ（秋だと、天皇賞秋やジャパンカップ、有馬記念）に出走し、逆に結果を残せなかった馬が惰性で引き続きエリザベス女王杯に出ることから、『将来的に牡馬混合GⅠでも戦える３,４歳馬』と、『牝馬限定GⅠしかチャンスが無い実力不足の５歳馬』が戦ったらどちらが強い結果を残すのかという話。よって『５歳不振』は大局的には正しいのですが年齢だけで考えるのが短絡的という話しで、今回のスタニングローズに関しては『ハイレベル戦ＧⅠ好走の履歴から牡馬混合ＧⅠでも勝負できる実力馬』の認識で、いよいよ気配改善の追い切り過程から『５歳不振』だけで私は評価を下げることはできませんでした。
これまで述べたように舞台設定、臨戦過程から個人的に減点する材料がほぼ無いのに『枯れ、５歳不振』で嫌われる立場は私からしたら美味しい場面。よって、今年のエリザベス女王杯は昨年と同じ方針でスタニングローズから勝負して、２年連続で的中できればと思います。
個人的に相手が難解。
まずレガレイラは普通に有力。ピークアウト論争はシカトでいいと思いますが、他にも懸念点あるので全幅の信頼は。母父ハービンジャーなので問題ないと思いますが父が京都苦手なハーツ直系スワーヴリチャードなのと、キムテツ厩舎の勝負仕上げではなくてデキ微妙だった皐月賞と同じ仕上げが気になります。ルメ様なので最後方待機はしないと思いますが、今回の本命◎狙い方針ともミスマッチなので、逆にレガレイラが飛んだ時に取れる馬券を組んでおきたいなと。
続いてホールネスの最大の魅力は追い切りで今回から鞍上を取る坂井騎手に変わった時、馬とのコンタクト性、反応性が一気に改善されたと言う見え方で、要は「高いパフォ履歴が今までに無い」のは西塚騎手のせいでセーブされていただけで、まだ上のステージがある、という解釈ができるところ。イン差しできる枠に操縦性高い馬ですから現状ベストの枠ですし、藤原厩舎が勝算無しにG Iへの一気のクラスアップをする訳ないですから評価している立場ですが、さすがに2番人気の単8倍はやり過ぎ感が...
最後の人気どころシンティレーションは前走3勝クラスから一気のクラスアップで好走は高評価で問題ないと思いますが、いかんせんローカナ×タキオンは京都外回りを走るイメージが全く湧かない。マーカンド騎手ですからイン立ち回りの可能性よりも外回しの直線勝負ですから私の狙い方とは逆の内容で、これも積極買いは手が動かない。
東京11R オーロカップ
土曜日から引き続き顕著なTBのない標準的な馬場状態で、不利さえなければシンプル実力勝負の認識。一流騎手はエリザベス女王杯に集結していますので、騎手の腕よりも単純に馬自体の打点の高さを重視したいところ。打点の高さは折り紙付きの馬が、一工夫した臨戦過程で臨んできますので狙います。
◎ シュトラウス →🥈
シュトラウスは重度の折り合い難で成績が安定していませんが、その打点の高さは文句なしの重賞級で、３走目の重賞制覇は実力ですからきっかけ一つで復活可能。今回も２週前追い切りの段階で暴走してしまって静観予定でしたが、そこから次の追い切りから一気に折り合いがついていたので何事かと思いましたが、恐らく「ユニバーサルハミ」という折り合い難しい馬にしか使われない特殊なハミに変えた効果と思い、今回の陣営コメント「ハミを変えた効果でコントロールが効けば」がこの事なのかなと。このコメントもありますのでレースでも使ってくると思いますし、ユニバーサルハミに変えてからも今回の鞍上の北村宏司騎手が１週前、最終としっかり感触を確かめていますから、従来の打点の高さを発揮できれば久しぶりの本領発揮の場面と思います。
11/3（日） 京都11R みやこS：勝負度★★★☆☆
土曜日の大雨で良馬場までの回復は難しそうですが、改修工事を経て日本屈指の水捌けを誇る競馬場へと変貌して日曜日も晴れますし稍重まで回復する想定。メンバーからは不良馬場の湿り馬場で圧巻のパフォ披露のオメガギネス1番人気は納得できますが、テン乗りの勝負気配の低さと重賞善戦マンで終わりそうなここまでの戦績で1番人気の本命は個人的に無理。そもそも今回のメンバーであれば他に1強と思っている馬が出てきましたので、当然ここは勝負レースで厚く張ります。
◎ サンライズジパング →🥇
◯ ハピ →それ４
サンライズジパングは本格的にダート路線が決定してからの2戦が破格の内容で、将来性だけを考えれば今回抜けた1番人気のオメガギネス以上は個人的に確定のレベル。特に前走は今回のBCクラシックでも人気の一角を担うフォーエバーヤングに勝ちに行く強気の競馬内容で、最後はラクをした2着馬には差されましたがそれでも3着1.2秒差なら強い内容。その前走から中3週なので追い切り過程は注視していましたが最終追い切りに至り前走以上の勝負気配が感じ取れる音無厩舎陣営の仕上げ過程で、その最終追い切りには今回テン乗りの鮫島騎手がコンタクトを取り万全ですし、陣営「ここで何とか賞金加算を」が今回に懸ける全てでしょう。
将来的にまだポテンシャルを秘めた走りをしていますので後1段上のステージがある将来性も楽しみな馬ですし、もう今回に至っての不安点は鞍上のただ1点のみ。土曜日に大外枠から1番人気を飛ばして、続く今回も大外枠は嫌な予感がしなくもないですが、さすがにこのメンバー相手に、このデキでこの馬を飛ばしたら擁護不可能。それくらいに馬自体の性能は抜けていると思いますし、仮にここがダメでも追いかける価値の十分にある馬の認識ですから、単オッズ3番人気に甘んじる今回、先物買いのイメージで早め回収しておきます。
東京11R アルゼンチン共和国杯
土曜日は雨の影響で湿り馬場でしたが、日本屈指の水捌けを誇る東京コースならこの程度なら当然の良馬場開催。ただし、土曜日の開催を見るにインの経済コースはかなり掘られてしまったようでインビタは伸びなさそうでTBにら従うなら外差しでしょうが、事はそう単純にはならないはず。狙いはこのコース定型通り〇〇で問題なしでしょう。ここを通れる実力馬はただ1頭。
◎ クロミナンス
クロミナンスは馬場のベストコースを走れる唯一の上位人気馬候補で狙います。いくらイン経済コースが荒れているとはいえそれは最内1,2頭分のコースのみの話で、もっと単純に、雨上がりの東京芝コースは内側から乾いて行ってインが有利になる常識が考慮されていない世間評価だなと。要は、最内さえ除けば決着はいつものイン前有利のレース質になりそうで、これは東京芝2500m重賞のアルゼンチン共和国杯の例年通りの傾向でそれなら捻ることはせず、これに合致しそうなクロミナンスの好走確率は高そうと見て素直に狙います。元々の重賞戦線での安定性能は馬柱を見れば誰の目を見ても明らかですし、今回も悪くないデキに見えますからいつも通りの力は出し切れる状態と判断しました。川田騎手、ルメール騎手の日本競馬の最右翼の2人がブリーダーズカップで不在なら戸崎騎手の信頼度も相対的に上位ですし、クロミナンス+外枠の人気馬決着なら配当が期待できない並びなら、それならクロミナンス含めた内枠決着のTB内有利に決め打って、「結局は馬場が乾いた内有利だった」とレース後になった時に取れているような組み合わせで狙うことにしました。
11/2（土） 東京10R ノベンバーS：勝負度★★☆☆☆
開幕週ですが雨の影響で湿り馬場濃厚。雨量的に不良馬場まではいかなそうですがそれなりにタフさが要求される馬場を想定。メンバーからは1番人気濃厚のレガーロデルシエロが安定性の面からも抜けた人気になると想定されますが、この馬はハイレベル戦の履歴が希薄ですし前走に至ってはローカル都落ち戦を6歳の58kg馬相手にタイム差なしは能力的に付け入る隙は十分。それなら今年の狙いはハイレベル戦多数の履歴十分の馬から狙いたく、最高打点から数戦も前からOP入りは余裕と思っている馬が条件好転の臨戦過程ならここから狙います。
◎ コントラポスト →🥇
〇レガーロデルシエロ →🥈
コントラポストは母父フジキセキの東京変わり＆延長ローテで、父ルーラーの延長＆湿り馬場。元々の打点の高さは折り紙付きで、近走は除外やクソ詰まりで力を発揮できずに人気ダウンの材料を抱えながら迎える好条件の臨戦過程ならここから狙います。
《8走前：1勝クラス》
2着に2馬身以上付ける完勝で、その2着馬は1年もたたずに3勝クラスに進んだトラマンダーレですし、2勝クラス突破時に撃破した相手は私がずっと高評価しているエポックヴィーナスですから相手関係も評価。
《7走前：2勝クラス》
3着ですが3歳馬ながら古馬混合戦＆斤量差1kgしかない中で1着レッドロワ、2着サイルーンの0.2秒差で優秀。特に勝ったレッドロワは直線でインがぽっかり空いたところを突くルメールの上手い騎乗で鞍上の差が出たレース。
《6走前：2勝クラス》
ココがハイレベル戦。暮れの中山で1.33.2のタイムで2着馬サイルーンはこの後一気の2連勝から今年のエプソムカップ2番人気4着（勝ち馬はレーベンスティール）ですしこの時の鞍上はライアンムーア騎手と、相手関係とタイム共に優秀。しかもコントラポストは4角を外5で早仕掛け捲ってのコースロスでしたがサイルーンは4角～直線はイン突きと通った進路差を踏まえても着差以上の評価ですし3着には2馬身差以上の完勝。この打点が定量的に出せればOP入りは余裕の内容とここで判断しました。ただパフォが派手でしたので人気が出る勝ち方では馬券的には狙いにくくなったなと。
《5走前：3勝クラス》
ココもハイレベル戦で有名なクルゼイロドスル戦。冬の東京1600m戦で1.32.5の好タイムの中で、1,2,3,5,6,7着馬が4角1桁通過順のTBをコントラポストは4角14番手から上り最速4着も、4角2番手が上り33.7を出せる展開では物理的に難しく負けて強しの内容。勝ち馬クルゼイロドスルはその後OP入り、3着ニシノライコウもここから3連続好走と相手関係も優秀。コントラポストのOP入り時間の問題の考えは変わらず。
《4走前：3勝クラス》
2着でしたが勝ち馬は上述のサイルーンと相手強力。3着馬ラマケーダも次走このクラス1発回答のメンバーレベルを上り最速2着はやはり評価できる内容で、上り2位を使ったバレエマスターは2走後に当クラス勝ち上がりと負け組でも巻き返すレースレベル。
《3走前：3勝クラス》
ハンデ戦トップハンデで3着。勝ち馬は大穴12番人気の差し馬が来れるような顕著な差し有利のTBで、1,2,4,5,6着馬は4角5番手以下のレース質を初角4番手～4角2番手の前受けTB逆行で唯一圏内に残して、今回も負けて強しをテン乗りなら当然の高評価。
《2走前：3勝クラス》
除外。
《前走：3勝クラス》
馬券購入者なら全員激怒の世紀のドン詰まりで田辺騎手が降ろされる羽目に。抜群の手ごたえも直線で進路探しに終始して最後100mだけ追って終了の勿体ない内容。
今回は陣営待望の延長ローテで、血統的にも母父フジキセキの東京変わりで狙い目。湿り馬場で高速瞬発戦が要求されないのも陣営歓迎の口ですし、何より外厩・松風馬事センターから帰ってきてからの追い切り気配抜群でいよいよ本格化の気配。鞍上の横山和生騎手は奇しくも先週の勝負レース・天皇賞秋と同じく1枠1番べラジオオペラのリベンジ戦になりますし、菊沢厩舎は今年キャリアハイの成績を残す中での休み明け叩き2戦目も上述の通り中間外厩を使う徹底ぶりは今年成績アップに繋がっている特徴的な使い方。
1番人気レガーロデルシエロは安定性の面からも強力ですが、コントラポストのようなハイレベル戦の履歴がありませんので、いよいよOP入りの最大のチャンス到来と見て、ここで狙います。
BCフィリー＆メアターフ（9R）
もう枠の並びからFull Count Feliciaの逃げは確定で、これについて行く形で番手にCinderella's Dreamと今回のBC DAYの中では最も隊列予想がしやすい組み合わせ。
◎ Cinderella's Dream
Cinderella's Dreamは3走前のOne Thousand Guineas Stakesは、1,2,3,4,5,6着馬までが外差し、さらに1,2,3,5,6着馬が2桁ゲート番と超外差しの顕著なTB戦を唯一イン差しで全くの参考外で、ここの2着馬Porta Fortuna、3着Ramatuelleはこの後のBCマイルで人気筆頭候補、4着馬Tamfanaもその後GⅠ6勝の名馬Inspiralを下してGⅠ制覇とメンバーレベルも優秀。2走前Belmont Stakesは前残り戦を後方一気の差し切り勝ち、前走もクラスダウン戦ともなれば他馬が全く相手にならない完勝と打点の高さは今回のメンバーでも随一の存在で、このレベルの馬が先述の通りイン2番手追走できる直線短いデルマー競馬場なら盤石でしょう。
京都11R カシオペアS
土曜日に続いてクッション値10超えの硬い馬場。それでいて1番人気が前走洋芝の湿り馬場で好走したロードカナロア産駒、2番人気も湿り馬場実績豊富なキタサンブラック産駒なら3番人気以下の馬が頭まで狙える余地も十分。狙いは良馬場の京都下り坂巧者血統で、久しぶりに遠征なしの地元戦で勝負気配の馬から。
◎ トゥデイイズザデイ
トゥデイイズザデイは京都下り坂巧者のディープインパクト産駒で、今回内枠替わりの状況変化過程。近走は東京・新潟の遠征競馬でしたが今回は久しぶりの地元戦で、関西圏2-3-0-1を外厩・大山ヒルズ仕上げで挑む一戦。
5走前2着ですが、1,3,4着がアルナシーム、パラレルヴィジョン、クロミナンスと重賞でも好走する馬相手に善戦で高評価、4走前も3着オヌールは次走勝ち上がり、4着パラレルヴィジョンはその後3勝してダービー卿CT制覇した馬で、トゥデイイズザデイは5走前にもパラレルヴィジョンに先着しており高評価、3走前は9ヶ月休み明け＆格上げ戦も2着、2走前は終始馬場の悪い内を走らされて血統的に度外視、そして前走はディープインパクト産駒のクラスダウン＆ローカル替わりで相手弱化を好走と、リステッド戦なら能力的にも全然通用。
ニホンピロキーフやロングランなどの捲り気味の進出で、結局はイン差しにTB向きそうな点も加点材料と考えて、今年はこの馬から狙います。
10/26（土） 京都11R スワンS：勝負度★★★☆☆
土曜日の雨予報は夜に移行して良馬場想定。メンバーは上り馬と３歳馬で上位を形成しており、土曜日のクッション値10.5は考慮しなければいけないかなり硬めの高速馬場想定で問題ないでしょう。
今回は未来のスプリント王者になり得る器の馬が、好仕上がりで高クッション値ストライクゾーンの血統背景なら迷わず勝負レースに格上げ。
◎ ダノンマッキンリー
ダノンマッキンリーは秋明菊賞で大物の片鱗を見せて、ファルコンSで未来のGⅠ好走が見えた馬。もうファルコンSが異次元の強さで、コースレイアウト的にイン前が有利な中京1400m戦を大外枠から外ぶん回しての1着は並の馬では見れないパフォーマンス。2,3,4,5,6,7着馬が4角1桁通過、内半分以上が1桁馬番と2着馬以降は先述のコースレイアウト通りの結果で、さらに上がり2,3位の馬は9,10着ですからTB逆行をねじ伏せての勝利。加えて1.20.2の走破タイムは翌日4歳以上2勝クラス1.21.4と古馬より1.2秒も速い決着と非常に優秀で、2走前UHB賞でも高いパフォ披露できれば今年のスプリンターズSでも狙う価値ありと思っていましたが、流石にあの雑仕上げでは厳しかった背景。
肝心の近走履歴ですが、3走前は不満残る惰性仕上げ＆前有利を4角後方でノーチャンス、2,1走前は札幌滞在と夏負けを考慮されて追い切りで全く負荷を掛けずに参考外。そして今回は一転して当該週だけでなく日曜日・金曜日にも栗東坂路で負荷を掛ける近走とは真逆の臨戦過程で、そのタイムも50.5-12.1を馬也と出来に関しても申し分なく、その抜群の気配はデビュー以来1番と言っても過言ではないほど。
包まれない外枠もこの馬にとっては加点と思いますし、高クッション値が大好物のモーリス産駒のおまけ付き。安定性には欠けますが最高打点は間違いなくメンバーイチと思いますので、あの鬼足で脳汁出したいと思います。
10/13（日） 京都11R 秋華賞：勝負度★★★☆☆
良馬場で天候も降雨の予報もなく、クッション値や含水率を踏まえて通常の京都競馬場。近年で最高クラスの牝馬世代の3冠最終戦で、ここで上位人気に押されている馬は順当に強いパフォーマンスを披露しており、ここでどのような競馬を見せてくれるか今後も踏まえて注目度の高い一戦。事の発端は2023年に行われた阪神JFが空前の超ハイレベル戦で、ここの上位3頭は将来が約束されたレースレベル、阪神JF1着馬アスコリピチェーノは桜花賞→NHKマイルCSと連続好走し、前走は古馬混合戦も単オッズ１倍台を完勝、阪神JF2着馬ステレンボッシュは桜花賞制覇、オークスは落鉄しながら2着。そのオークスでステレンボッシュを競り落としたオークス馬チェルヴィニアに、ローズSでただ1頭外から伸びて格の違いを見せつけたクイーンズウォークは、年始めのクイーンカップのパフォを考えれば上位は当然。この背景なら硬そうな決着もあり得ますが、2強が関東馬で、クイーンズウォークは追い切り叩いた効果は見られないなら、私は当然の穴狙い。今年の狙いはローズSを叩いた2頭で、共にハイレベル戦チューリップ賞経由も心強い。
◎ チェルヴィニア →🥇
チェルヴィニアは近年屈指のハイレベル世代の牝馬戦線で、その名に恥じない超ハイレベル戦のオークスをキャリアハイで制して世代の頂点は揺るぎない。
《東京芝2400m×GⅠ×ラスト3F加速ラップ》
- オルフェーヴル（日本ダービー）
- リバティアイランド（オークス）
- イクイノックス（ジャパンカップ）
- チェルヴィニア（オークス）🔥
- ジェンティルドンナ（オークス/JC）※持続ラップ
過去１０年でオークスを上り最速で走破した馬の秋華賞成績は全馬が圏内というデータも後押しに、ステレンボッシュが何故か坂路で追い切ったことと、クイーンズウォークは先を見据えたような余力残しの仕上げなら、臨戦過程の面でも１番の評価はチェルヴィニア。
東京11R オクトーバーステークス
なかなかの好メンバーで今後に向けても興味深い一戦。ドゥラドーレス、アドマイヤハダルの復帰戦ですがコースはトリッキーな東京2000mですからこの2頭から入ることはしませんし、クッション値や含水率を考慮すれば走破タイムは1.58.0前後の高速時計が想定されますから、このコースのセオリー通りの狙い方で問題なさそう。あの馬を前走に続いて狙います。
◎ ボーンディスウェイ →🥇
ボーンディスウェイは全成績4-4-3-11と8連対ですが、この内7連対(=87.5%)での共通点が外厩・山元トレセン仕上げという簡単な共通点は世間にはあまり知られていない事実。よって今回は山元トレセン仕上げですし、開幕2週目の東京2000m戦ならセオリー通り狙いはイン前でこれにも合致なら前走の七夕賞に続いて再度狙います。
前走は夏実績あり、内枠巧者の内枠ゲットで本命◎で狙いましたがTBが外差しで展開厳しく全くの参考外。2走前は勝ち馬リフレーミングの強い内容に屈する2着でしたしリフレーミングはその後小倉記念をレコード優勝、3走前は在厩仕上げ＆展開向かず度外視、4走前も在厩仕上げ、5走前は差し決着を前受けして1着＆3,4,8着馬が次走巻き返すメンバーレベル。
府中実績が皆無の鞍上というただ1点のみで嫌われているオッズ帯の認識であれば、内枠スタートからイン前つけて直線インアウトする簡単なお仕事ですから、数少ない継続騎乗とクラスダウンのメンバー構成なら押し切れる。
10/12（土） 京都11R 大阪スポーツ杯：勝負度★★☆☆☆
良馬場の京都ダートコース。4,5,6番が逃げを主張するならスローは無くミドルからハイラップ想定で、狙いはロスなく回れるイン先行馬か後ろの差し馬。2強形成のオッズですがハイレベル戦の履歴がないロードアヴニールは、4走前のコースアウトからの一気の差し足がインパクト強く人気先行タイプで嫌うならこちらかなと。3番人気もルメール騎手騎乗で人気先行のキングストンボーイで食指伸びず、4番人気も1,2走前共に嫌いたい宣言していたクールミラボーですから、個人的には1強のレース。
◎ ミスティックロア →🥈
◯ キングストンボーイ
▲ ウェルカムニュース
▲ デリカダ →🥇
ミスティックロアは4,8走前がハイレベル戦の履歴なら抜けた1番人気想定でしたが、やはりロードアヴニールの人気先行タイプが影響してオッズ割れなら2走前でも本命◎で狙いましたが再度。
3走前の3勝クラスを1発目から外回しで1着はスケール大きく、本命◎で狙った2走前はそれでも4番人気に落ち着いたのは、唯一の敗戦『遠征、左回り』に被るのと、主戦の坂井騎手からの乗り替わりが嫌われてのものでしょうが、その唯一の敗戦レパードSは、陣営レース出走を拒否したいものの馬主側の意向で止む無し急仕上げで臨んだ一戦で、遠征あるのにも関わらず直前まで一杯追いをかまして当然レースどころではなく大敗の完全参考外の背景でしたから、『遠征、左回り』で人気落ち根拠としては希薄なので狙った経緯。その2走前は3着、そして前走は休み明けプラス22kgの叩きレースで、地元京都に戻して＆鞍上を主戦に戻して狙うのが今回というわけ。
この馬のストロングポイントは、その度外視の敗戦以外は9戦全て上がり最速の末脚特化の馬で、今回は4,5,6番が前を主張するレース質なら末脚筆頭のこの馬を狙わない手はないなと。2番人気はハイレベル戦の履歴がないロードアヴニール、3番人気もルメール人気先行のキングストンボーイ、4番人気も1,2走前ともに嫌い続けているクールミラボーですから、ミスティックロア1番人気ですがこれが一番おいしく見えたので、今日の勝負レースはこの馬から狙います。
10/6（日） 東京11R 毎日王冠：勝負度★★★☆☆
開幕週の東京コース。金曜日から微量の雨が降り続いたり止んだりで天候と馬場が不安定でしたが、日曜日の朝にはクッション値9.3で含水率高めの良馬場発表。この後も小雨が降る予報ですが湿り馬場までの悪化はない想定で良馬場想定で臨みます。この企画の方針的にレース直前まで馬場を見るのは不可能のため、予想以上に雨が降って湿り馬場になったら購入を控える or レートを落とすのも一考と思います(私は先出し馬券なのでもう購入しました)。
さて、土曜日は湿り馬場での開催でしたが開幕週の恩恵もあって内外フラットで前も差しも届く展開一つ。今年はGⅠ馬不在で、さらに未来のGⅠ馬がいるかと言われると個人的にローシャムパークは国内GⅠは難しいと思っていますし、シックスペンスも今の打点では不足。ただ1頭、昨年のレース内容から唯一GⅠクラスの打点を見せた馬がいますのでこの馬から狙います。
◎ エルトンバローズ 🥉（5番人気）
◯ ヨーホーレイク
▲ ヤマニンサルバム 4着（9番人気）
☆ シルトホルン 5着（11番人気）
エルトンバローズは昨年の毎日王冠の覇者ですが、シュネルマイスターの差し遅れと、ソングラインの叩き仕上げで恵まれた印象のせいか人気がないなら迷わず狙わせていただく馬。
前走の中京記念（小倉開催）でも３～４番人気想定ならと斤量５９kgでも本命◎で狙った馬で（最終的に１番人気に…）、その根拠は昨年のマイルＣＳが破格の内容で超絶高評価ですから、今年の大阪杯に出走してくれば年に数回の超勝負レースとして本命◉を献上しようと考えていた程。
【ラジオNIKKEI賞】
1着エルトンバローズ
2着シルトホルン(差し決着エプソムCを前受け3着)
3着レーベンスティール(エプソムC、オールカマー1着)
5着コレペティトール(京都金杯1着)
【毎日王冠】
1着エルトンバローズ ※当時３歳
2着ソングライン(GⅠ3勝)
3着シュネルマイスター(GⅠ1勝＆2着2回)
東京が得意な当時現役屈指の２強（ソングラインは東京1600mのＧⅠを複数回制覇、シュネルマイスターは歴史上唯一頭の３歳馬で古馬混合の安田記念で圏内に来れた馬）を相手に、いくら展開と斤量が恵まれたとはいえ、３歳馬ながら差し決着の東京マイスターの猛追を凌ぎぎって１着は非常に優秀ですし、仮に同じように恵まれたとしてこの２頭に先着できる３歳馬が当時どれほどいたことか。
【マイルCS】
馬場は内も外も伸びるフラットで、展開は外差し優勢。よって1番苦しいのは3〜4角で外を回し、更に位置取りも前目の前受け馬ということで、これに該当したのがエルトンバローズ。秋のマイルGⅠでメンバー揃った中でラスト5F 12.2-11.7-11.6-11.5-11.2 のロンスパ加速ラップとさすがはハイレベル戦でしたが、これを１番負荷の高いエルトンバローズが外目回しの前受けＴＢ逆行戦で４着に残せたのであれば当然の最高評価。
しかも「3歳」と言う脅威のおまけ付き。
定量戦ですから斤量の恩恵もありませんでした。
４走前の中山記念は休み明け＆デキ最悪＆内前優勢で度外視、３走前チャンピオンズマイルは内前有利の後方位置取りで度外視、２走前の安田記念は検疫調整でまともに仕上げられず＆大外枠でも0.6秒差と優秀、そして前走はある程度仕上がっていましたが斤量５９kgのトップハンデと、完璧なインアウトを決めたメイチのアルナシームに屈しただけで評価を落とす必要は一切なく、今回は汚れた馬柱と昨年の恵まれたイメージから人気しない場面で、馬券的に拾いに行くのは今回がおいしいオッズ帯。
湿り馬場が得意ではないので天気は気にしていましたが、今の天候予報なら良馬場で臨めそうですし、内の1,2番の2頭が前を形成して体制すんなりから先頭集団の後ろからロス少なく立ち回れば圏内。追い切り過程も最盛期までとはいかないものの近しい状態まで上向いてると見ていますので頭まで期待した馬券を組もうと思います。
10/6（日） 凱旋門賞
チーム矢作のシンエンペラー参戦も、Good to soft, 7.8 point、Going sticks 7.6 for 2400 GPと痛恨の湿りタフ馬場。金曜日〜土曜日まで晴れていましたが日曜日からの曇りと小雨に乗じて散水を施したいつも通りのパリ・ロンシャン競馬場。
シンエンペラーは１歳セリで藤田オーナーに「凱旋門賞を目指しましょう」と説得して億ホース購入してもらい、そこから２年を経て参戦が現実化したチーム矢作のロマン満載の一戦。しかもシンエンペラーは前走のアイリッシュＣＳはデキ途上の叩き仕上げで挑む一戦でしたが、Economics, Auguste Rodinに次ぐ３着は優秀ですし、そこから最大目標の今回に挑む一戦ですからお釣り無しの本気仕上げでしょう。昨年のGoing sticks 7.3の良馬場なら本当にチャンスあったと思います。
さて、今年の凱旋門賞の最重要ポイントは例年比で誰が見ても格が落ちるメンバー構成で能力比較が難しいということ。昨年の凱旋門賞はRating世界3番手のハイレベル戦で、今年の凱旋門賞にはココの上位馬が全て不在。
・1着 Ace Impact
・2着 Westover
・3着 Onesto
・4着 Through Seven Seas
・6着 Bay Bridge
・9着 Hukum
9着のHukumでもGⅠ3勝のメンバー構成でしたし、更には現3歳世代最強格のCity of TroyはBCC参戦、KJ6&QESを2馬身差完勝のGoliathもセン馬で凱旋門賞には出れず、常連Auguste Rodinはジャパンカップ参戦で、流石に今年は一気のメンバーダウンと言わざるを得ない。
そこに加えてSOUPLE〜TRES SOUPLEのタフ馬場ですから、正直に直近2連続的中したインターナショナルSやアイリッシュCSに比べて自信はそれほどですが、それでも他の競馬予想家よりも海外レースは見ている方だと思いますので勝負します。
◎ Los Angeles →🥉
◯ Sosie →4着
☆ Al Riffa
☆ Bluestocking →🥇
Los Angelesは人気必至と思っていましたが6番人気ならここから狙います。英ダービー3着→愛ダービー1着の臨戦過程からフランス・ロンシャン競馬場での適性が疑われている現状と思いますが、注目はデビュー2戦目の仏サンクルー競馬場で行われたクリテリウムドサンクルー。ここの1着がLos Angelesで、2着はナショナルSでHenry Longfellowの2着Islands in the stream、3着Illinoisはパリ大賞典で今回人気のSosieに次ぐ2着、更に今年9月の英セントレジャーで圧倒的1番人気だったJan Brueghelに次ぐ2着と、この2頭相手に仏競馬場で1着の実績は当然の高評価。ここがフランスの湿り馬場での結果ですし、今回の舞台もこなせる根拠としては十分。
3着の英ダービーは、1着は現3歳世代最強角のCity of Troy, Ambiente Friendlyに次ぐ3着ですし、愛ダービーでは、Ambiente Friendlyに逆転して早くもGⅠ2勝目と能力は確か。前走のアイリッシュCSは一気の距離短縮＆ムーア騎手の乗り替わりで、いつもの先行策を捨てての後方一気は見え見えの捨て叩きレースで、今回は同厩Auguste Rodinを引っ込めて再度ムーア騎手で迎える延長ローテの一戦。実は元々、上記の英セントレジャーでJan Brueghelとの対戦を想定していた陣営でしたが、主戦のムーア騎手のもっと上を狙える馬との評価で今回の路線が決まった背景ですから、ムーア騎手もここで足を余す捨て騎乗をするとは考えにくく陣営もメイチ仕上げでこの馬の現状を測ることのできる試練の一戦。
9/28（土） 中山11R 秋風S：勝負度★★☆☆☆
金曜日に大雨の予報も蓋を開けてみれば良馬場発表でクッション値9.4と含水率を考えれば、先週の高速馬場と湿り稍重馬場との中間程度の良馬場想定。好メンバーが揃ったからこそオッズの甘い馬から入りたく、含水率の高めの馬場ですから人気馬ワンツースリーなら素直に諦め。
◎ タシット →🥉
◯ トロヴァトーレ →🥇
タシットは休み明けNG馬が前走休み明けTB逆行戦を凡走後に、今回は外厩KSトレセン仕上げで挑む一戦。
8走前インザオベーション戦は4角2,3,4番手が6,9,10着に沈む差し優勢レースを逃げて2着と優秀で、5,7,9着が勝ち上がるメンバーレベル。
7走前フレーヴァード戦と6走前ウインスノーライト戦は共に2着でしたが、どちらも勝ち馬は昇級初戦を1発勝ち上がりの強敵相手でしたからタシットも順番待ち。
4走前2着馬に2馬身差つける完勝で、ラスト4F全て11秒台を披露した一方で、打って変わって3走前は2,3F目10秒台の前傾戦でも昇級初戦でも2着と2勝クラス突破も順番待ちの認識ですから2走前の単オッズ1倍台1着は順当。
前走は見え見えの休み明け叩きの一戦で、その後は外厩KSトレセン仕上げで狙うは中山芝1600m戦：1-1-0-0の得意舞台。ブラックタイドに母父BTなら含水率高めの馬場もテリトリーですし、人気馬の取りこぼしで浮上するのはこの馬。
シリウスステークス
GⅠでも圏内に来れる素質のオメガギネスやハピに、完全に本格化したロコポルティ参戦でそれなりの好メンバー。湿り馬場ならオメガギネス盤石で馬券的にはつまらないレースかな？と思っていましたが、蓋を開けてみれば結局は良馬場開催の中京ダートコース。
内枠にオメガギネス、大外枠にハピの2強配置で、メンバーには明確な逃げ馬不在でスローからミドル想定。となると、狙いはあの馬に行きつきました。
◎ ハギノアレグリアス 🥇
◯ オメガギネス 🥈
ハギノアレグリアスはスロー中京ダートコースで圧倒的に内枠有利の最内枠ゲットで狙い目。そもそも4走前にGⅠチャンピオンズカップ単10倍と同じオッズで買えるのが今回ですから馬券的な狙い目は間違いなく今回ですし、スロー立ち回り戦なら好走歴もありますし、追い切り内容も近走比で良化の終い12秒台前半で栗東坂路加速ラップ走破なら好調と断言して良いでしょう。
そもそもの打点の高さは折り紙付きなのは今更で、7走前の平安S、5走前のシリウスSの内容から初めての中央GⅠでも5番人気を背負った履歴でしたから、その馬がそのチャンピオンズカップ以前の追い切り過程を消化できているのであれば単5番人気は不当評価。
最大9.5kg斤量差のトップハンデは気になるところではありますが、だからと言って着外が約束されたようなレベルの馬ではないと思っていますし、好調を示唆する追い切り内容と、スローなら有利な内枠ゲットなら狙ってみる価値は大アリでしょう。
9/16（月）中山11R セントライト記念：勝負度★★☆☆☆
含水率が高めの中山芝コース。そしてローズSとは打って変わって低レベル戦で上位と下位がはっきりしているメンバー構成。
春先から今年の菊花賞馬候補と宣言していた馬が1本被りしていないオッズなら、週中の全頭評価で唯一【S】評価つけた馬でもありますからココから狙います。
◎ コスモキュランダ →🥈
◯ エコロヴァルツ →🥉
☆ ルカランフィースト
△ アーバンシック、ヤマニンアドホック →🥇、４着
コスモキュランダは弥生賞が終わった時点から今年の菊花賞馬候補と言い続けている馬。皐月賞では本命◎で仕留めて、ダービーも▲3番手評価と一貫して高評価している所以は、弥生賞の走破タイム1.59.8が中山芝コースの馬場改修以降で歴代最速、かつ自身でレース支配し長い脚を使った能力由来のパフォで記録した内容のため。
弥生賞2.00.5以内は...
- ダービー：3-2-0-2
-菊花賞：1-1-1-1
特に近年では早いタイムで弥生賞を制したタスティエーラが菊花賞2着、アスクビクターモアが菊花賞1着と、コーナー4回の急坂コースで余力ありバテない出力のある馬は菊花賞で走る根拠となっていて、そこで歴代最速＆捲り支配したのがコスモキュランダというワケ。ちなみに菊花賞の該当馬4頭で唯一の着外コスモバルクもハナ差4着とほぼパーフェクト。
皐月賞はモレイラ騎手の完璧なエスコートがあったとはいえ高速中山芝の立ち回り完全優位戦を唯一3〜4角進出でジャスティンミラノに迫る内容で高評価ですし、ダービーもダノンデサイルがイン立ち回りでジャスティンミラノ完封するレース質を早め外から進出TB逆行の苦しいレース内容を6着なら度外視でOKでしょう。
追い切り過程からも菊花賞の叩き仕上げは明らかですが、菊花賞出走が白紙になるような体たらくレースにはしないと思いますのでこの馬から勝負。
9/8（日） 中山11R 京成杯AH：勝負度★★★★☆
ハイレベル３歳牝馬世代筆頭格のアスコリピチェーノが参戦して単オッズ一本被り。３歳馬ながら古馬混合戦のハンデ戦に出走はあまり例を見ないパターンですが、現状の力関係把握が目的なのは見え見えでここの内容次第でマイルCS直行も選択肢になるNF天栄調整馬。力関係把握の目的と、今回の仕上がり具合を見るに恥ずかしい競馬にはならなそうですから強敵ではあるものの、開幕週高速馬場の叩きレースなら取りこぼし可能性は十分。春時点ではステレンボッシュほど強力な馬では無いですしね。ここはこのレースで賞金加算してマイルCSでも狙いたい馬がお手軽なハンデなら当然勝負。
◎ サンライズロナウド →🥉
〇 アスコリピチェーノ →🥇
サンライズロナウドは前走関谷記念も２桁人気ながら印４頭のみの中で☆を付けたほど評価している馬で、満を持してマイルCS狙いに来ているローテが組まれたなら前哨戦のここから当然狙います。折り合い難で汚れた馬柱とプール調教Onlyの仕上げでいつも人気しにくい馬ですが、マイルCS狙ってくる臨戦過程を踏んでくるなら絶対に重い印を打ちたいと考えていた馬。その最高打点・破壊力は優に重賞級どころかＧⅠにも手が届くレベルと思っていて、これまでの好走レンジ1200m～2000mと、適距離という概念が無い中で重賞でも勝負になるパフォーマンスを披露する異質の素質馬。
- 2000mでは折り合い難で不向きながら２勝。
- 1400mではＧⅠ主役級のサトノレーヴ・ウインマーベルと同格。
- 1200mでは初スプリント戦をＴＢ逆行イン差し４着優秀。
操縦性難しい馬、距離レンジが定まらず、更にプール調教のみと近代競馬では考えられないBuck-groundながら芝レース掲示板外は僅か３つでいずれも言い訳可能と敗戦内容も評価。
- 西宮S：前半1000m 57.6秒のハイラップ逃げ。
- 香港チェアマンズ：海外湿り馬場。
- 関谷記念：海外帰り延長＆最後の200mだけの競馬。
前走の関谷記念後、鞍上に横山父を配して京成杯AH参戦はマイルCSとのセット騎乗が濃厚で、ここで賞金加算必須のため勝負気配。前走の敗戦で斤量ダウン56kgも魅力ですし、開幕週高速馬場の中山芝コースなら舞台としても及第点。もう京都外回り1600mのマイルCS舞台がこの馬の最適解と思っていますから何とかここで賞金加算して本番でも勝負レースと仕留めたいところ。延長ローテで折り合い終了したらレース終了と難しい馬ではありますが、前走で1600m延長を経験させてからの今回は中間プール調教からの解放でコース追いは陣営勝負に出たと判断できますし、アスコリピチェーノ一本被りのオッズ帯による期待値の高さと、折り合いに関しては日本屈指のノリさんを信頼して勝負。
アスコリピチェーノは超ハイレベル戦の阪神JF優勝馬で、桜花賞でも世代最強馬のステレンボッシュ・モレイラ騎手の神騎乗があったものの２着確保と、春から順調な成長曲線を描いていれば今回含めて来年以降は間違いなくマイルディスタンスでは主役クラス。前走のNHKマイルCはルメール騎手にしては珍しく不利を受けて情状酌量の余地は十分ですが、それが今回のオッズに反映されて抜けた１番人気なら相手まで。高速開幕週の急坂コースなら取りこぼしもありそうですが、追い切り過程も上々でしたし、古馬との力関係把握が目的なら恥ずかしい仕上げ・レースにはしないはずですので相手筆頭でフォロー。
9/8（日） 中京11R セントウルS：勝負度★★★☆☆
人気馬が外枠に配置されたなら狙いは当然イン。先週までの大雨の影響で3〜4角の馬場が荒れていましたのでTBどう変化するのか気になっていましたが、土曜日8,9,10Rを見るにインを嫌って外ぶん回した馬の圏内はゼロ、逆にイン前有利は継続のようで、特に9Rは前1,2,3番手がそのままワンツースリーでしたし、更に同舞台8R1200m戦ではイン前を立ち回った馬で上位独占。そして日曜日は土曜日よりも固いクッション値10.0なら傾向は依然顕著でしょう。
内枠だから本命◎を狙うというよりも、元々狙っていた馬が内枠に配置されたのであれば勝負レースへ格上げして狙います。
週中の全頭診断で唯一【S】評価のあの馬です。
◎ モズメイメイ →🥉
◯ テンハッピーローズ
☆ ヨシノイースター
☆ サウザンサニー
△ 8,13,14,15,17,18 →🥇🥈
モズメイメイは2走前のパフォーマンスで本格化。
いつもしつこくて申し訳ないですが、「馬体重大幅アップで好走した牝馬は本格化のサイン」は私の狙い方の一つで、緩い仕上げで無くある程度仕上がっていた中での2走前の北九州記念では生涯最高体重3着がこれに該当し、前走はさすがに条件厳しいと思っていましたがウイングレイテストを内から掬って1着と2走前で本格化の裏付けとしては申し分無し。
まず2走前の北九州記念に関しては直線追い風で逃げ馬に恩恵のレース背景で、今までは馬込み抜けれない馬格のモズメイメイが自ら他馬にタックルして進路を作り出す非常に強い競馬で1,2着馬が前受けのところを後ろからの競馬とTB逆行でしたし、レース後を見ていただければ分かるように完全に足余りの事実も見逃せない。展開とスムーズさがあれば上の着順も取れていたと思いますし、更に前走で千直で求められる追走力と終い減速ラップ適性の根拠を作り出した内容は高評価。
そして今回のセントウルSへの適性ですが、スプリント1200m中京芝コースでの開催は2,3,4年前に走って全て終い減速ラップのタフ消耗戦で、3年前に限ってはラスト1F1.2秒も落ちる究極の持続戦。モズメイメイは2走前の北九州記念でラスト1F0.6秒減速戦をTB逆行＆足余し3着、前走のアイビスSDでラスト1F0.7秒減速戦を外ラチ頼らずに1着と、今回の舞台に適した適性をしっかり示しているので根拠を持って狙います。
後は血統についても父ディープインパクト系で母父フランケルと文句ないですし、外から足を使って前受けするハズのピューロマジックとアサカラキングの後ろのイン前ポケットを内枠好発から取れれば圏内濃厚な並びになりそうですし、垂れてくる逃げ馬2頭を直線インアウトで捌くだけな簡単なお仕事。2着以上でサマースプリント優勝も見えている場面ですから、まずはここを好走してもらってからスプリンターズSで印を打つかどうか考えましょう。
9/8 アイリッシュチャンピオンSの予想
当初は20頭以上の登録があったものの最終的には8頭立ての小頭数。そしてその半分の4頭が地元オブライエン厩舎で包囲網は完成した様相で、オブライエン厩舎主戦のムーア騎手を配したAuguste Rodinに何頭が勝てるか勝負。前走はラビット機能しませんでしたが、Hans Andersenは今回こそAuguste Rodinに向くレース展開を構成するなら逆転候補はあの馬しかいない。
◎ Economics
◯ Auguste Rodin
☆ Luxembourg
Economicsは2走前のGⅡダンテSで大外ぶん回しの直線一気で6馬身差の完勝。メンバーレベルは確かにそこまで高くはありませんでしたが、それでも2着で1番人気だったAncient Wisdomは前走GⅠのFuturity Trophy Stakesを勝利してしますし、イギリスダービーでも1番人気City Of Troy、2番人気Ambiente Friendlyに次ぐ3番人気(結果は8着)という位には評価されている馬ですから、そこに6馬身差は順当に高評価で問題ないという認識。この圧勝でダービーへの有力馬に名乗りを上げましたが、陣営の「完成途中で目標は先」という判断で無理せず秋のアイリッシュチャンピオンS(以下、愛CS)目標にスイッチした背景で、復帰戦の前走も愛CS前哨戦の定番インターナショナルSのGⅠは使わずに、GⅡのPrix Guillaume d’Ornanoで完璧な叩きレースを経て、今回メイチで愛CS制覇に挑む臨戦過程。
今回の愛CSは明確な逃げ馬が不在も、オブライエン厩舎のHans Andersenが楽なペースにはさせない＆直線急坂コースですから持続力優勢の消耗戦が想定されるレース展開となりそうですが、父dubawiですからSeeking the Gold保有で父母がGalileo、母系Peintre Celebre筆頭に米国色強めで持続戦は持って来いのテリトリーですし、実際の1,2走前のレースラップを根拠に走れるbackgroundは揃ったなと。
このコースをほとんど乗ったことがない主戦のT.マーカンド騎手が多少の懸念ではありますが、小頭数のシンプルワンターンコースですから仕掛けどころさえ間違えなければ問題ないでしょう。今年はこの馬から勝負します。
9/7 紫苑ステークス
1番人気濃厚で1強と思っていたボンドガールの追い切りに覇気・迫力が無くて2歳から3歳春先のような唸る脅威は感じられず、馬券としては妙味が生まれたなと。馬格アップも無さそうですのでこのパターンは馬の内面が成長して大人しくなり、折り合いがつくので距離や馬場の融通は効くようになるのですが最高打点が出にくくなるので一長一短。ファインモーションやルージュバックの衰退が分かりやすいですかね。メンバーレベル低いので普通に好走されてもおかしくないですが、ココは当然他から入ります。外厩で大幅成長した馬が紫苑Sのレースラップにマッチしそうで狙います。
◎ クリスマスパレード →🥇
◯ レイククレセント →それ４…
クリスマスパレードは新馬戦466kg、次戦464kgを連勝して、2走前のフローラSは454kgで4着、さらに前走の関東オークス462kgで9着の戦歴。
ポイントは生涯最低体重だったフローラSの敗因が不利な外枠発走から外回しによるものという世間体ですが、それだけでは無くて馬体減に伴いパドックと返し馬でイラつきが感じ取れてレース前から馬が終了していた背景はあまり知られていないと思います。
要は、単純なTB逆行だけでなく、馬自体ができていない中で0.3秒差の4着は高評価に値するという考え方で、加えて前走は継続騎乗中の石川騎手が返し馬からダートが合わないと感じていたというほどの適性外での着外ですから、訳アリ敗戦2つによる人気ダウンで迎える今回の臨戦過程ですから期待値は高いと思います。
さて、肝心の今回の馬体重ですが8/9 NF天栄で493kgと大幅なパンプアップに成功していますから、一般に4歳頃から馬体アップで成長するキタサンブラック産駒が少し早めに成果が出たと見てよいと思いますし、9/5(金)馬場測定でクッション値10.3と高クッション値ならキタサンブラック産駒のテリトリー。更に母父blameは、父系ロベルトで母父シーキング、母母父ニジンスキーですから中山芝を走ってくださいと言わんばかりの血統構成で2戦2勝の中山コースに強い裏付けも明確。
紫苑Sのレース質についても中緩み無し最後1F大幅減速ラップか、5Fロンスパ持続戦が通例の紫苑Sですので好走歴を持ち合わせていますし、追い切りについても1週前に追い切り番長コラソンビートに0.2秒差遅れなら大威張り。
デビュー戦から2000m戦を使われるようなスタミナ優勢ホースですから、テリトリー外の瞬発戦にさえならなければ圏内。
9/1 小倉２歳ステークス
台風の影響を最も受けたのが中京芝コースで土曜日に続いて不良馬場での開催。不良馬場の中京芝コースと言えば短縮or馬格ある馬を狙うのがセオリーで、その通りに土曜日は馬体重のある馬が上位独占。
◎ アーリントンロウ →🥉
アーリントンロウはタワーオブロンドン得意な短縮ローテで、短縮＆馬格ある馬が強い中京芝コースの不良馬場ならシンプルにここから。前走レコード決着で高速適性が主軸と思われているためか単3番人気はオッズ甘く、前走はラスト1F0.8秒も減速する前傾ハイラップ戦で高速戦というよりも持続タフ戦でここへの適性を示した臨戦過程。1週前に栗東坂路51.6-12.0と古馬顔負けの加速ラップ披露していましたし、中間はNFしがらきへ短期放牧で挑む一戦で、前でも後ろからでも競馬ができる自在性もこの様な特殊馬場では優位点。
8/25（日） 札幌11R キーンランドC：勝負度★★★☆☆
WASJシリーズの影響もあって今年も強力なメンバーが揃った印象。GⅠ常連で１番人気の成績抜群な浜中騎手騎乗のナムラクレア、一気の上昇でスプリンターズＳ狙うレーン騎手騎乗のサトノレーヴの２強形成で、以降も５億円ホースのオオバンブルマイ、洋芝圧倒席な成績でルメール騎手騎乗のモリノドリームなど、以前はセントウルＳがスプリンターズＳの主流叩きローテでしたが、最近はこのキーンランドＣが主流に変化しつつある時代背景もあって馬質、騎手質は今年のサマーシリーズ屈指の様相。このレースが外枠・差し優勢のカラクリは、この高レベルメンバー故の早仕掛け由来の前傾ラップによる最後失速の消耗戦が背景で、前受け馬が内に渋滞するため外スムーズによることは、レースを確認いただければ分かるかと思います。よって、イン前取りたいサトノレーヴや、外回しで通用する打点は持ち合わせていないしイン差しは渋滞も有りうるナムラクレアと、実は２強に向くレースにはならない可能性もあるのが今年のポイント。そして絶対的王者不在で頂点がコロコロ変わる今のスプリント界ですからこの2強から入ることはせず、上昇度NO.1の馬から入ります。
◎ エイシンスポッター →🥈
エイシンスポッターはモレイラ騎手への一気の鞍上強化で8,9番人気を彷徨っているなら迷わず狙わせていただく馬。モレイラ騎手でなくともこの舞台は高評価を付けていたのですが、まず前走はハイラップからのイン前有利なレース質で、追走力皆無なエイシンスポッターには全く逆のテリトリーとなって完全に参考外。このことから分かるようにこの馬は馬場状態よりもレース質依存タイプの馬で、これで2,5,9,10.11走前の好走全てを説明可能と実は狙い所シンプルホース。よって2走前も本命◎で取れたのは当然で、今回は隣のシナモンスティックが逃げて隊列早期に安定なら前走のハイラップ戦よりも確実にペースダウンするハズで、末脚発揮が期待できるレース質想定＆馬群を捌ける馬＆馬群を捌ける騎手＆差し届く過去のレース実績と、前傾失速ラップの内枠渋滞から抜け出して来れるのはこの馬。
WASJで5位以内に入ることが来年の短期免許での来日可能条件ですからBランクとCランクを残した最終日に適当な馬場読みで終わらすことはないと思いますし、最終12レースでの騎乗馬がCランク馬ながら現時点で3番人気と色気十分。ここは近走比で上昇度が最も高いと思うこの馬から勝負。
8/12 英インターナショナルステークス
懸念された雨量も極僅かでGood to Firmで開催されるヨーク競馬場となり、ほぼ向こう正面からスタートしてワンターン直線約900mの平坦コースですからドゥレッツァが雨量の少ないこの時期のレースを狙ったのは納得。中心は当然シティオブトロイで、今年のポイントは中堅対抗候補のオーギュストロダン、ホワイトバーチ、マルジューム等がこぞって回避したことでシティオブトロイにはより容易なレースになってしまったこと。そしてその影響から大穴候補だった馬も軒並み人気してしまって現在のオッズ推移はまさかの混戦模様。当初はシティオブトロイとドゥレッツァの頭馬券は消して自信ありだったのですが、こうなると強い馬をそのまま買った方がよいと判断。もう勝負レースとして挑むには果てしなく期待値のないオッズと思っていますので、観戦料程度で楽しみます。
今回もレース発走前に、購入馬券もこの記事に張り付けますね。
ぜひ、記事の「いいね」よろしくお願いします！
◎ Calandagan →🥈
〇 City of Troy →🥇
☆ Zarakem
☆ Bluestocking →それ４…
CalandaganはHans Andersenがラビットとして締まったレースラップを構築するなら前走のパフォーマンスを見るに打点は最高級。その前走キングエドワード7世Sでは馬場の内枠が渋滞する所を外一気でまだ余力十分のパフォーマンスで、1F目11.30-2F目11.57の早めの入りから、ラスト3F12.89-12.25-12.41とほぼ減速なしの持続戦はこの馬の最も得意とするところで5馬身差の完勝。走破タイムも優秀ですし、このレース質になれば並の重賞競争にはもう相手がおらず、今までセン馬のためGⅠを使えなかっただけでいよいよ日の目を浴びる時が来たなと。重厚な欧州血統による長くバテない脚が最大の長所でこれが叶うコース・レース質なら素直に本命候補の馬だったのですが、想定以上に売れたオッズなら1着付けの馬券で一撃高配当に期待します。
City of Troyは海外ブックメーカーでは軒並み1倍台の抜けた馬で、海外競馬サイトを見てもCity of Troyで今年は仕方ないという現地評価ですが、何故か日本では2倍台もオッズが付くという海外勢からしたらボーナス推移。ただしギャンブル大国の日本人の方が馬の能力比較や臨戦過程の評価は上手と思っていますし、結果的に今回も1着かもしれませんが私も前走よりはパフォーマンスを落としてくる派ではあります。しかし上述の通り、対抗筆頭の馬たちがこぞって回避したことによりマークは希薄化、陣営が願った良馬場ですしここは大崩れは無いと判断して対抗評価としました。
8/18 札幌記念
プログノーシスが1本被りでシャフリヤールが続くオッズ帯。このレースの特徴として1枠の回収率が優秀とタイムラインに流れていますが、実際にレース内容を見れば分かる通り1枠が優秀というよりもインを取れた馬が好走傾向なのは分かると思います。コーナー緩い札幌芝コースのCコース変わり初週ですから当然で、札幌記念も人気を裏切ったのはハープスター筆頭にコーナー外回しの馬ばかりですから狙いはイン前に行きつきます。大事なのは馬のキャラクターもそうですが重視したいのは騎手心理。インの意識が高い騎手が追い切り最上位評価の馬に配置されましたのでこの馬から狙います。
◎ ノースブリッジ →🥇
ノースブリッジは前走の香港シャティン2000m GⅠを2.01.02の内容で逃げて3着は関連性高い今回の札幌洋芝コース参戦なら高評価。その1着はクラシックディスタンス世界最強馬ロマンティックウォリアで2着はプログノーシスですから相手関係も非常に強力で、レース展開も香港競馬には珍しい前半から流れるレースを逃げて牽引し最も苦しい展開での3着ですからレース内容も優秀。今年の札幌記念は岩田父騎手のイン意識がハマる可能性に賭けたく、直近の重賞では年始の京都金杯コレペティトールのように現役騎手ではイン意識は筆頭。臨戦過程も評価したく、今までずっと在厩調整でしたが今回は約3年ぶりの放牧→外厩仕上げで挑む一戦で、6月末に早め入厩してから豊富な乗り込み量と非常にフレッシュな状態で臨める過程で、その証拠に追い切りも過去最高クラスの出来で当然の調教1番手評価。追い切りに岩田父騎手も跨って四肢駆動のバランス改善も言及しており、デキは文句なしでしょう。
3走前の天皇賞（秋）はイクイノックスによる前受け馬の全破壊、4走前はプラス12kgのおデブちゃんでどちらも度外視で良いでしょう。まさかの大外枠は痛恨ですが、岩田父騎手の内意識の高さは間違いなく有利に働くと見ていますので、プログノーシスの追い切りが個人的にそこまでよく見せなかった点も踏まえてノースブリッジの単系も抑えつつこの馬から勝負します。
8/18（日） 中京11R CBC賞：勝負度★★★☆☆
基本的に中京芝1200mの開幕2週目ですからイン前有利。今年のポイントは前走でハイパフォーマンスを披露したピューロマジックが出走することで、刻む想定ラップは前半ハイラップ中緩みなしの前傾消耗戦。よって追走力の要求値が高いレースになりそうでここの根拠がしっかりしている馬から入りたいと結論。今年の狙いは近走スプリント戦で前傾ハイラップ戦の中で追走力・終い力をしっかり示した馬が調教最上位評価でしたのでこの馬から勝負。ピューロマジック回避で『勝負度★★★★☆』用意していた本命◎キタノエクスプレス案は廃止。1番人気になってしまっていますしね。ただしピューロマジック回避と言えどスローになることは決してないと思いますし、1,2番人気を覚悟していた馬が人気ありませんので本命対抗を入れ替えて妙味を狙いに行きます。
◎ グランテスト →🥉
☆ ドロップオブライト →🥇
グランテストは1,2人気覚悟もまさかの4番人気は美味しいオッズ帯。遠征競馬が大の苦手で前走は鞍上の坂井騎手がレース前から馬の気性が終了していた旨のコメント、3走前も-12kgに加えて外伸び馬場をイン突くチグハグな内容ですからどちらも言い訳可能。これら除けば打点はメンバー上位で、2走前はイン有利のレース質を終始外回し上位で1頭だけ走破距離が長いところを回しつつ1馬身差は額面以上の完勝劇、4走前は前壊滅のレース質を5番手追走から今回1番人気のキタノエクスプレスをクビ差凌いで更に3着馬には3馬身差、5走前はスタート立ち遅れから前有利気味の展開を上がり3F32.6の限界値2着で優秀、6走前はイン有利のレース質を3角から外回してバースクライの2着とどれも中身が濃すぎる。
持ち時計も優秀で中京芝1200mで欲しかった内枠もゲット、更に近年猛威を奮っている外厩チャンピオンヒルズ仕上げのスプリント戦と、これだけでも十分ですが、更に斤量1kgダウンで今回52kgはご褒美以外の何者でもない恩恵。器やスケール的にGⅢで足踏みしていい馬ではありませんので、今野厩舎に重賞初制覇をプレゼントに期待しましょう。
8/18（日） 中京8R：勝負度★★★☆☆
メンバー見る通り低レベル戦ですが、1頭だけチェック馬＆指数抜けた馬がいるのですがオッズバレしていないので狙います。
◎ メイショウミシガン →🥈
メイショウミシガンは3走前1勝クラスのメンバー＆走破タイムがハイレベル戦のチェック馬。この京都ダート1400mは
-同日2勝クラスの勝ち馬と同等
-翌日3勝クラスの6着馬と同等
すでに上のクラスで戦える打点を持っていますのでスムーズならこのクラスは通過点。肝心の前走は騎手が馬と喧嘩してしまって全くの参考外ですが、この消耗の大きい中で0.5秒差は優秀で今回は無慈悲の乗り替わり。今回は外厩・アカデミー牧場仕上げで挑む一戦で、その履歴より中間はCW＆栗東坂路で加速ラップ連発で気配抜群ですし、中京ダート得意なサトノアラジン産駒で舞台も向く今回で、総合的に私の指数は抜けて高評価。こういう馬はだいたい抜けた1番人気になることが多いのですが、単2,3番人気を彷徨っているなら期待値十分と見て勝負レースとして厚めに狙ってみます。
8/17（土） 新潟12R：勝負度★★☆☆☆
結局台風の影響は皆無の新潟コース。先週の日曜日は4角1,2番手の馬がほぼ全てのレースで圏内に絡み、さらに4角1,2番手の馬が両方3着以内に入るレースも2つあるなど前有利は馬場状態は良好な証でしょう。その根拠にクッション値9.1と先週と同等ですし、含水率もほぼ同様ですから、内外フラットで前有利として、条件好転する馬から狙います。
◎ ニューステソーロ →🥇(4番人気)
☆ テリオスサラ →🥉
ニューステソーロは抜けた1番人気想定も混戦模様のオッズ帯なら素直に狙います。安定した前受け性能が長所の馬で、前走はデビュー以来の生涯最低体重ながらフローラS3着馬で単オッズ2.0倍の抜けたカニキュル戦の3着、2走前はフラワーC3着馬で単オッズ1.6倍の抜けたカンティアーモ戦をアタマ差2着と相手関係優秀。3走前は例のコガネノソラ戦で2F目10.5、前半5F57.5と前受け馬には苦行の中で3着馬に0.3秒差は評価できる内容で、逃げ馬は最下位に大敗するレース質。
今回は外厩・阿見トレセン仕上げで挑む一戦で7月末に帰厩してからは20本を越す豊富な乗り込み量はお釣り無しのココ目標でしょう。近3走のメンバーレベルから明らかなメンバーダウンですし、混合戦から牝馬戦へのクラスダウンでローカル都落ちは結果要求される臨戦過程。
中京記念（◎〇ビタ☻）
土曜日同条件の11R3勝クラスで2.00.2の差し決着。差し馬ワンツーで外が伸びる馬場ですが、3,4着馬はインビタで結果的には内外フラットで要は展開次第。
ただし土曜日の差し決着レースは小頭数＆ミドルペース＆差せたのは2頭のみで、中京記念は捲りたい馬が5,6,8,9,13,14頭と頭数多く3〜4角で渋滞または大外ぶん回しの可能性も考慮したいところ。土曜日11R以外は前残り優勢でしたしね。
今回は展開決め打ちで、捲り馬の席はあっても1つと想定して予想。
◎ エルトンバローズ（1番人気3着🥉）
◯ アルナシーム（5番人気1着🥇）
エルトンバローズは1,2番人気想定も4番人気なら迷わずここから。ラジオNIKKEI賞や毎日王冠のパフォーマンスから明らかに立ち回り機動力主体のレースセンスを活かした勝負をする馬で、超絶高評価のマイルCSの内容から、今年の大阪杯に出走してくれば年に数回の超勝負レースとして本命◉を献上しようと考えていたほど。
【ラジオNIKKEI賞】
1着エルトンバローズ
2着シルトホルン(差し決着エプソムCを前受け3着)
3着レーベンスティール(エプソムC59kg1着)
5着コレペティトール(京都金杯1着)
【毎日王冠】
1着エルトンバローズ
2着ソングライン(GⅠ3勝)
3着シュネルマイスター(GⅠ1勝＆2着2回)
【マイルCS】
馬場は内も外も伸びるフラットで、展開は外差し優勢。よって1番苦しいのは3〜4角で外を回し、更に位置取りも前目の馬ということで、これに該当したのがエルトンバローズ。秋のマイルGⅠでメンバー揃った中でラスト5F 12.2-11.7-11.6-11.5-11.2 のロンスパ加速ラップとさすがはハイレベル戦で、1番負荷の高いエルトンバローズが外目回しの前受けTB逆行で最高評価。
しかも「3歳」と言う脅威のおまけ付き。
定量戦ですから斤量の恩恵もありませんでした。
3走前の中山記念は休み明け＆デキ最悪＆内前優勢で度外視、2走前チャンピオンズマイルは内前有利の後方位置取りで度外視、前走の安田記念は検疫調整でまともに仕上げられず＆大外枠でも0.6秒差と優秀。
これまでの経歴的にGⅢに出てはいけないレベルの馬と思っていて、陣営も58.5kg想定ですから59kgも範疇内として狙ってくる臨戦過程で、現にデキや追い切り内容は前走とは雲泥の差。小倉で回収率100%超えのディープブリランテ産駒ですし、自分の競馬が出来さえすれば差し決着だろうと圏内は堅いと思います。
アルナシームは黒オッズならと全頭診断で唯一の【S】評価を超えた【S+】評価を与えた馬。
1走前:関東遠征＆左手前
2走前:前止まらずも2着優秀
3走前:関東遠征＆前残り
4走前:メンバー中最も強い内容
5走前:内前有利の外後ろTB逆行
先週の小倉開催までに猛威の成績を誇ったLyphardをクロスで保有し得意の右回り＆平坦変わり。
更に追い切り改善で騎手コンタクト大幅に改善ですし、鞍上のノリさんが3週連続で跨る勝負気配。斤量57kgは背負わされた感がありますし、最終追いの減速ラップが気掛かり、更にエルトンバローズの追い切り良かったので対抗評価に下げましたが、必須条件の内枠をゲットしましたし、土曜日の小倉芝はディープインパクト内包馬が全レースで圏内に絡む血統構成に父は晩成モーリス産駒。2走前は1.0kg差0.2秒差のセオとは今回斤量イーブン＆枠はこちらが内枠と逆転できる下地あり。
ラジオNIKKEI賞
雨の影響は皆無になりそうな天候。
土曜日の同条件10Rは道中12秒台のない持続ラップでしたが内・外フラットの馬場でイン前も残るし差しも届くという、要は展開次第でTBは変化するナマモノ馬場。
当初はシリウスコルトから今週の勝負レース想定でしたが、想定5番人気→現実2番人気と売れていることと、どうもデキが少し怪しい気がするためシリウスコルトは相手に評価ダウンして他の馬から。
今年の狙いはまだバレていない福島巧者。
◎ ヤマニンアドホック（5番人気3着🥉）
◯ シリウスコルト（4番人気2着🥈）
◯ アレグロブリランテ
◯ ミナデオロ
本命◎ヤマニンアドホックは中山3戦3連対のノヴェリスト産駒で、唯一の敗戦2着の勝ち馬がへデントール(青葉賞1人気も下手乗り8着→次走は単1.3倍で当然の1着)という戦歴。綺麗なコーナリングと坂も苦にしない走法は間違いなく福島競馬場でもマッチするはずで、前走は逃げましたが控えても折り合い問題なく前受け馬多数の中で自在性も強み。
デビュー戦から津村騎手が乗り続けるお手馬で、追い切りからも前走以上の好調キープ、加えて斤量ダウンのおまけ付きですが、走っても人気しないタイプで今回も5番人気と美味しいオッズ帯。
過去10年連続で馬番6番以内の馬が圏内にくるレース質、過去10年中9年で前走馬券内好走馬が圏内にくるレース質という二つのレース特性にもマッチしていますので、今年はこの馬から勝負。
もしここを好走することができれば、秋の中山戻りのセントライト記念から菊花賞のローテも面白そうで、先々まで注目できる馬。
宝塚記念（印2頭のみでビタ☻）
馬場改修後の京都外回り2200mは上がり1,2位の馬でほとんど上位を独占。土曜日の夜から断続的な雨が続く天気予報で、湿り馬場実績のある馬が過剰に人気するかなと思いましたが、ブローザホーンとプラダリアが少し売れているかな？というくらいでオッズ構成に大きな影響はないと判断しました。
今回の狙いは、湿り馬場の京都外回りでも上がり上位を使える馬に狙いを付けて勝負。このコースは上がり1,2位の成績が優秀ですからね。能力通りドウデュースとジャスティンパレスのワンツーになれば諦めますが、過去の宝塚記念の波乱の歴史からその線は薄いと見ます。
◎ ブローザホーン（3番人気1着🥇）
◯ ソールオリエンス（7番人気2着🥈）
◎ブローザホーンは、京都外回りコース3戦して全て上がり最速の実績を誇る京都下り坂巧者でイレギュラーな京都開催の宝塚記念は適性ベストマッチ。タフ馬場だろうと良馬場だろうとロングディスタンスだろうと、この「京都外回り」条件では確実に上位上がりを繰り出せる経歴からメンバー見た瞬間に本命即決。よって全頭診断でも唯一【S】評価をつけた馬で、雨が降ることによって想定よりも少し人気している印象ですが、雨が降っても成績ダウンしない強みは狙う側からしたら心強く、印を下げることなくそのまま狙います。この馬の戦歴は今更深く振り返るほど知られていないことはないと思いますので、以下簡単にまとめました。
-8走前 潮来特別：中山2500m2.31.5と優秀
-7走前 烏丸S：不良馬場5馬身差完勝
-6走前 函館記念：湿りタフ馬場ローシャムと0.4差
-5走前 札幌日経：湿り馬場で2着に1.0秒差完勝
-3走前 日経新春杯：タフ馬場上がり最速1着
-2走前 阪神大賞典：デキ悪3着
-1走前 天皇賞春：京都外回り上がり最速2着
追い切り過程は前走の天皇賞・春以上と思いますから出来落ちは考えなくて良い場面ですし、外枠配置も小頭数のため大きな影響は少ないと思いますので、後は得意の京都外回りの湿り馬場で自分の競馬をして上がり最速を出せれば圏内。
年間番組表で今年の宝塚記念が京都開催のプレスリリースを見た時点でブローザホーンはずっと狙っていましたので、その馬が履歴十分で参戦してきたのであればここは素直にこの馬から狙います。
対抗◯ソールオリエンスは、湿り馬場で2戦2回とも上がり最速の湿り馬場巧者で、「京都外回り2200m湿り馬場で上がり最速を狙える馬」として本命◎ブローザホーンとの共駆けを期待して急浮上。根拠はそれだけではなくフォトパドックが見違えるくらいに良くなっており、確かに追い切り過程はもう一つ上のステージがあっても良いのですが、不調期というわけではないので相手筆頭で狙います。
前走の大阪杯は立ち回り戦でテリトリー外、2走前は湿り馬場を上がり最速も前残りで展開負け、3走前の有馬記念も立ち回り戦でテリトリー外、4走前の菊花賞は本質外の3000m戦。ようは今回は久しぶりの適条件で湿り馬場のおまけ付き、そしてキタサンブラック産駒のようやく成長期を迎え始めてきたタイミングで、もうここも走らなければ馬体重が大幅に増えない限りは遠征競馬は今後全消しでもいいくらいの舞台設定。
ジャスティンパレスとドウデュースの早仕掛け捲り合戦で内・前を全て潰した後に、◎→◯2頭の無欲の追い込みワンツーよろしくお願いします。
スレイプニルS
クールミラボー抜けた1番人気は逆らいたいので参戦。
◎ ミスティックロア（4番人気3着🥉）
穴 ホウオウルーレット（8番人気2着🥈）
穴 キタノヴィジョン
ミスティックロアは3勝クラスを1発目から外回しで1着はスケール大きく、それでいて今回離された2,3番人気に落ち着いているのは、唯一の敗戦『遠征、左回り』に今回が被るのと、主戦の坂井騎手からの乗り替わりが嫌われてのものでしょう。
その唯一の敗戦レパードSは、陣営がレース出走を拒否したいものの馬主側の意向で止む無し急仕上げで臨んだ一戦で、遠征あるのにも関わらず直前まで一杯追いをかまして当然レースどころではなく大敗。
この馬のストロングポイントは、その度外視の敗戦以外は7戦全て上がり最速の末脚特化の馬で、今回の東京ダート2100mはこの脚質がハマりそうということ。今回は前走遠征の敗戦を活かして最終追いは軽めに仕上げるだけにとどめて実質の最終追いを6/7(金)と早めに済ませて前回とは臨戦過程が雲泥の差。
アロゲート産駒の叩き2戦目で、捌きやすい外枠ゲットとなれば、クールミラボーに一泡吹かすことができないか。
日本ダービー（東京優駿）
◎：シンエンペラー（7番人気3着🥉）
〇：ジャスティンミラノ（1番人気2着🥈）
▲：コスモキュランダ
Cコース替わり初週で馬場状態は良好。またクッション値も高くそれなりに前半から流れるレース想定であれば後方からの外回しでは届かないレース質になりそうで、恩恵を受けるのは内・前。
今年の狙いは、馬場改修後のコースレコードを記録し時計勝負の根拠を有し、かつダービーの想定レース展開にも合致する立ち回り戦としてもハイレベル戦だった『弥生賞の1，2着馬』。スロー瞬発戦になれば人気馬のワンツーになりそうで諦めが付きますし、▲からも馬券を買っておきたいなと。
本命◎シンエンペラー
矢作調教師がわざわざフランスの１歳セリに出向く
約３億円ホースを藤田オーナーに提言も悩む。
購入の決め手は矢作師コメント『この馬でダービーを取りましょう』
矢作氏『この馬の最も良かったレースは新馬戦の東京』
皐月賞敗戦でオーナー落胆。この時の矢作氏コメント『勝負付けは終わっていない。ダービーで逆転する』と明言。
凱旋門賞登録。参戦条件は『もし日本ダービーを勝ったら』と藤田氏。
キャリアハイで最も良かったレースは新馬戦の東京芝1800m戦と矢作氏。
確かにストライド長く大飛びですからコーナリングは不向きに見えますが、新馬戦以降はその操縦性の高さ、レースセンスの高さから小回りコースでも人気通りに走ってきた経緯は高評価。
新馬戦：東京競馬場。左回り。大箱。
京都2歳S：内回り。右回り。馬郡縫って1着と操縦性の高さを存分に発揮したレースで、加えてこのレースはその後巻き返し多数のハイレベル戦。
ホープフルS：内回り。右回り。レガレイラ、アドミラルシップ、ミスタージーティーなど後方待機の馬が突っ込んだ後方有利レースを4角2番手から早め抜け出してTB逆行も2着と優秀。
弥生賞：内回り。右回り。出来ダウン。明らかな叩きも2着確保。
皐月賞。内回り。右回り。超前傾ハイラップを4角外回して5着とこの馬の長所『操縦性の高さ・レースセンスの高さ』が全く活きない苦手なレース質なら度外視。そもそもデキ途上と矢作氏。
ポイントは『最も良かった』左回り・大箱競馬場を新馬戦以外で使うことなくダービー出走まで登り詰めた経緯で、弥生賞・皐月賞はお釣り残しが明白なデキ不足はダービー目標と分かりやすい。目論み通りデキは前走以上でのダービー出走になりそうですし、キャリア初の継続騎乗という大きな加点材料を引っ提げて新馬戦以来のベスト舞台で準備は整ったなと。
ダービーは完成度の高さが成績に直結するレース質になりやすく最高打点や破壊力は不要のレースですから、シンエンペラーの操縦性の高さ・レースセンスの高さは大きなアドバンテージになりますし、メイショウタバルが回避したことによる逃げ馬候補 ①シュガークンが先手を奪うなら名手・武豊騎手はスロー瞬発戦では勝負にならないことは分かっていると思いますからドスロー瞬発戦にはならない想定、②ミスタージーティーが先手を奪うなら同厩シンエンペラーのラビット務めるハズでこちらもドスロー瞬発戦にならない想定と、前・持続戦がテリトリーのシンエンペラーに向く想定展開も魅力的。
枠の並びからもジャスティンミラノより内枠をゲットしましたからスムーズに前受けできればジャスティンミラノよりいいポジションもとれそうですし、前走の皐月賞は終始ジャスティンミラノの真後ろをマークしてキレ負けした臨戦過程から、今度はジャスティンミラノより前のポジションを取れる算段が高いのも継続騎乗の強みでしょう。
新馬戦以来の絶好調、新馬戦以来のベスト舞台、キャリア初の継続騎乗、デビュー前からダービー目標のチーム矢作、高速皐月賞からのレース質変わりと、これ以上ない臨戦過程で凱旋門賞挑戦への土台を盤石にする。
対抗〇ジャスティンミラノは軽視する方針もあったのですが、包まれない外枠と、最終栗東坂路でラスト13.0-12.1と0.9秒加速を見せられたら無理に逆らう必要はないのかなと。レース内容も優秀な後半数値に加えて、前走の皐月賞で前傾ラップも克服と弱点らしい弱点は見つからないとの世間評価ですが、私としては取りこぼしの可能性も十分にあるなと思っています。初の1番人気で包囲網懸念、生涯上り最速ゼロ回、シンエンペラーより外回される距離ロスなど、決して鉄板とは思っていません。
単穴▲コスモキュランダは、弥生賞の時からダービーで狙いたいなと回顧していた馬。
弥生賞2.00.5以内 × 1着：3-2-0-1 で昨年はタスティエーラがこれに該当する世間にはあまり知られていない統計で、要は立ち回り戦優位の弥生賞を高パフォーマンスで制した馬は、最高打点不用のダービーでもその優秀な立ち回り力を活かして好成績を残すという裏付け。そもそもストライド長く大箱向きの馬体と思っていて、陣営も当初から大箱向きの馬という見立てというコメントもありましたから東京変わりは間違いなくプラス。また、通称モレイラ・ロス（モレイラ騎手からの乗り替わり次戦は凡走例が多数）が懸念されていますが、Mデムーロ騎手 × ビッグレッド生産馬：回収率100%超えですし、大きくマイナスに作用するとは考えにくいかなと。
メイショウタバル回避によってもし仮にスローになっても自身からレースメイクできるのも強みですし、やはり本命◎と共存する可能性の高い内枠の穴馬ですからセットで狙います。
平安ステークス
◎ メイショウフンジン（10番人気3着🥇）
☆ カフジオクタゴン（16番人気4着・・・）
昨年の平安ステークスはハイレベル戦の認識でそこを5着の馬ですから、前走を叩いて人気落ちしてから平安ステークス本命◎予定も、その前走で走られてしまって萎えましたが変わらず狙います。この馬は休み明けよりも叩いてパフォアップは過去の戦績からも明らかな叩き良化型で、それに呼応するように今回このタイミングで追い切り自己ベスト更新。展開からもミトノオーが引っ張る縦長展開で後方の差し馬は届いても1頭のみという想定もメイショウフンジンに嵌りそうで、前目から行った行ったの粘り込みに期待。
惑星☆カフジオクタゴンは近走展開が向かずの敗戦で度外視でよく、今回は久しぶりにコース・展開が向きそうですからここがラストチャンスの認識。想定16番人気なら1枚嚙んでおいてもリスクリワードが大きすぎるので期待。
フローラステークス
◎ラヴァンダ（6番人気2着🥈）
チューリップ賞がハイレベルとバレ始めていますので早めに回収。そもそも1000m通過タイム過去最速＆全体時計も過去2番目に最速でこれが稍重での開催ですから、メンバーレベルだけで判断するのは早計かなと。
1着スウィープフィート→桜花賞4着
2着セキトバイースト→桜花賞を前受け7着
3着ハワイアンティアレ→桜花賞10着
4着タガノエルピーダ→忘れな草賞1着
5着エポックヴィーナス→自己条件を1発回答
7着ラヴァンダ🔥
13着ワイドラトゥール→桜花賞6着
で、ラヴァンダはチューリップ賞で不利。
エポックヴィーナスもチューリップ賞の不利から次走で一発回答は、本命◎【S】で回収済みですので、ラヴァンダも続け❗️
外のピンク帽が直線で進路カット
ギア入った直後ですから痛手。
シルバーステートの延長で、鞍上は土曜日にコスタボニータで重賞制覇した岩田息子は鞍上強化。土曜日の東京芝はインか前有利でしたので、今回ラヴァンダは内枠はもちろんですが、もし2走前みたいに前受けできれば位置取りショックも入るタイミング。
そして、調教は当然の1番手評価。追い切り派の予想家でこの馬を評価できない人いるん？という水準かなと。
皐月賞
◎ コスモキュランダ（7番人気2着🥈）
久しぶりの良馬場開催も、今開催は雨による湿り馬場での開催が約半分と馬場検討が難しいですが、根拠はクッション値と含水率。金曜日でクッション値9.2は3/31(日)と近しい状態で、含水率は3/31よりも少なく晴れが続く天気であれば皐月賞当日も想定より時計は出る馬場と判断。同舞台の弥生賞がクッション値8.9で1.59.8のレースレコードでしたから、これよりも速いタイムが想定される良馬場想定で臨みます。
ここがポイントの一つで、中山芝2000mの内回り戦は馬場状態が良ければ良いほど内・前有利。
『最終週だから外差し馬場！』という世間評価と、人気馬が外枠の差し馬ですから、逆張りするには十分なオッズかなと思います。
勝負所で射程圏にいないと話にならない。
内枠、前有利の顕著な傾向。
機動力の無い人気の差し馬は凡走。
他に今年のポイントは3つ。
①：前哨戦が揃って、小頭数、スロー、瞬発戦。
②：前哨戦で捲り競馬をした鞍上がモレイラとデムーロ。
③：牝馬ながらホープフルS→皐月賞に直行するレガレイラの存在。
皐月賞の波乱は前残りか立ち回り優位戦。
ここは、ダービーに直結する可能性のある穴馬から狙い撃ちます。
◎：コスモキュランダ
以下４項目を根拠に本命に抜擢。
・優秀な弥生賞の走破タイム
・Halo 4×4 による優れた機動力
・追い切りによる弥生賞以上の完成度を確認
・ビッグレッドファーム馬に鞍上モレイラ騎手
まず、弥生賞を2.00.5以内のタイムで勝った馬のダービー成績は3-0-2-1で昨年はタスティエーラが該当した隠れ最強ローテ。何度も言うようにダービーは『完成度・機動力』の高さが重要なレースで弥生賞が高レベルだとダービーにも直結するのは納得の背景かなと。この弥生賞をコスモキュランダは出遅れから向こう正面～３角で一気に捲って1.59.8の走破タイムはマカヒキの走破タイムを0.1秒上回るレースレコード。3F前後半はほぼイーブンで、中緩みからのラスト800m捲り戦ですから、向こう正面から捲ったコスモキュランダは実質後半1000m丸々ペースアップした持続力を披露しての好走。よって、このレース内容を唯一頭機動力を見せつけたのがコスモキュランダで、血統には小回り・機動力の最強血統 4×4 Haloクロスを有しており、この機動力の高さは偶然ではなくて必然。弥生賞では今回の皐月賞で人気の一角を形成するシンエンペラーにも交わされないレース支配で、同じ舞台のここでも輝く血統構成は小頭数やスローの経験しかない馬が多数の今回のメンバー構成では非常に大きなアドバンテージと判断しました。レース中盤に捲らずとも、この機動力の高さと後述するモレイラ騎手の手綱捌きを以て、4角では間違いなく先頭を射程圏に入れている可能性の最も高い馬かなと見ています。
追い切りからも前走の弥生賞が権利取り仕上げと思いましたが、まさかの前走以上のデキで重い印は確定。１週前CWでは6F,5F,4F,3Fで過去最速ラップ踏襲してラスト2F→1Fも減速しない持続ラップで、全体時計は古馬含めてこの日の一番時計。
更にビッグレッドファーム生産馬に鞍上モレイラ騎手は要注目ポイントで、今年GⅠ２勝が最重要課題（来年日本に来れなくなるので）ですから、中途半端なノーザンファーム生産馬に乗せることなく確度の高い馬を配したのは日本競馬界からの献上の意味合いもあるのかなと邪推。モレイラ騎手であれば機動力の高い馬はお手の物ですし、前走で神騎乗のデムーロ騎手からの乗り替わりは全くマイナスにはならないと思います。
ここで強い内容ができれば、ダービーでも本命◎候補。戦績からここで好走してもダービーでは人気しないと思いますしね。
勝負所で絶好のポジションを取れ得る機動力・鞍上と、ダービー以降の将来性も踏まえて、今年の皐月賞はコスモキュランダと心中します。
アンタレスステークス
◎ スレイマン（3番人気2着🥈）
3走前が破格。
小倉ダート1700m戦で1.42.0を記録したキングズソードは非常に優秀な走破タイムで、このキングズソードは次走GⅠのJBCクラシックを制覇。このレースは前傾ラップで展開が向いた後方待機の16番人気馬が3着に食い込むという完全に後ろ有利のレースになっていて、ここを前受けで2着0.2差に残したのがスレイマン。
2走前がワールドタキオンのレコード戦を3着で、前走がダート転向後のパフォーマンスを評価しているペースセッティングを58kg背負って0.7秒差千切る非常に優秀な内容。
この馬は3走前からブリンカー着用して馬が変わった経緯があって、今回は外枠＆57kgへ斤量ダウンですからいきなり重賞でも通用する下地は十分。
前日で単オッズ9.0倍前後なら期待値十分。
【⭐桜花賞⭐】
4/7（日）阪神11R 7番人気3着🥉
⚠️⚠️予想変更の可能性が出てきました⚠️⚠️
◎コラソンビートはyoutuberの影響で単オッズ下がってしまい、6倍で買うような馬ではないと思いますし、阪神TBが近3年と違ってコラソンビートに盤石展開にはならなそうだなと。
先にnote予想を出してこんなことはかなりレアケースですので、すみませんが最終見解までしばしお時間ください。
↓
予想変更しました。
変更理由は以下ご参照ください。◎ コラソンビート
〇 イフェイオン
〇 スウィープフィート
☆ アスコリピチェーノ
☆ ステレンボッシュ
◎ ライトバック
◯ ステレンボッシュ
☆ スウィープフィート
☆ コラソンビート
☆ アスコリピチェーノ
☆ チェルヴィニア
〈買い目〉
◎：単複
◎→◯☆☆☆☆：馬連ワイド
◯→☆☆☆☆：馬連ワイド
朝になってもコラソンビート単6倍は想定オッズの半分で期待値的に無理ゲー。本質1400m以下でも能力あるからオッズ妙味での本命なのでね。
まず今年からBコース2週目。
たかが1週スライドしただけなので影響は軽微と思っていましたが、週中の雨の影響なのかトラックバイアスは変化を確認できました。明らかに昨年とは変わってインを開けるところがグリーンコースで、インチーではないことはポイントかなと。
要は、直近3年の瞬発力よりも追走力・立ち回り力が重要なレースでは無くて、今年の桜花賞は追走力・立ち回り優位性はストロングポイントにはならない馬場に変貌しているなと。こうなると末脚性能が重要になってきて土曜日の後半レースは上がり3F上位がそのまま上位独占していましたから、当初◎コラソンビートにはマイナス材料で単オッズダウンなら予想変更は止むなしと判断しました。
◎：ライトバック
追走力重視の桜花賞なら消し筆頭でしたが、瞬発力重視の桜花賞なら高評価の阪神JF組みを負かすことのできる馬候補。新馬戦は前残りを上がり3F32.8で一気差し、2走前アルテミスSは道中折り合い欠きまくって＆伸びないインを通した差なら参考外、前走はハミを変える工夫でスウィープフィートに抜かせない強い内容。
折り合い難の馬ですからGⅠで道中ペースが流れるのはこの馬に向きますし、そこから末脚性能勝負なら上位勢に食い込んでも。
◯：ステレンボッシュ
高評価の阪神JF組みから、末脚性能ならステレンボッシュを最高評価。まともな能力比べならこの馬から入っても良かったくらいで当てに行くならこの馬からかなと。ただ、当初の見解通り、オークス目標と思いますので、私は相手として馬券を組みます。
(下に、当初の見解は残してあります。)
☆：スウィープフィート
末脚性能ならこの馬本命でも良かったなと。ただエルフィンSの後にチューリップ賞を挟んだ関係で、スケジュール予定通りだったライトバックを上に。
あとは当初の見解通りです。
☆：アスコリピチェーノ
☆：コラソンビート
阪神JF組みをそのまま高評価。
見解は当初のとおりです。
☆：チェルヴィニア
立ち回り力が問われないなら外枠もさほど気にならないとなれば、能力最上位のこの馬も評価が必要。体の作りが甘いので全幅の信頼までは微妙も、元々はステレンボッシュよりもチェルヴィニアを選んだルメール騎手ですので、不運の乗り替わり＆外枠でここまでオッズつくなら抑え必須。
↓当初の見解は以下。
まず私を含めて色んな方が言及するように、昨年の阪神JFは近年屈指の超ハイレベル戦。スピード馬場ではないのにコースレコード＆歴代最速の後半時計で、ここを後続3馬身ちぎった1,2,3着馬（アスコリ、ステレン、コラソン）は当然の高評価。ここに加わってくるのが、私的オークス馬候補のクイーンズウォーク、ボンドガール新馬戦組のチェルヴィニア、チューリップ賞を後方一閃スウィープフィート、そのスウィープフィートをエルフィンＳで競り落としたライトバック、ラスト3F加速ラップ踏襲フェアリーＳイフェイオン＆マスクオールウィンなどトライアル組も豪華メンバー。
今年のポイントは上位勢で桜花賞が目標の馬よりもオークス目標の馬が目に付くということ。能力通りに決まってしまえば人気ワンツースリーですので、今年の桜花賞はここを突くことにしました。
【オークス目標】
・チェルヴィニア
・ステレンボッシュ
・クイーンズウォーク
【桜花賞目標】
・アスコリピチェーノ
・コラソンビート
・ボンドガール（抽選組）
◎：コラソンビート
超ハイレベル戦の阪神JFは1,2,3着馬の中で最も外を通す強い内容。続く前哨戦のフィリーズレビューも高速馬場ではないにも関わらず歴代2位の走破時計で、実はコラソンビートは阪神JF→FRとハイレベル戦を2回連続で経験し、どちらも好走している実力馬。さらに3走前は重賞をコースレコード、4走前は1400m戦ですが1F目以外は全て11秒台の底力問われるラップを楽勝と未だ底を見せていません。今回はデータ不遇な距離延長ローテでオッズが嫌われていますが能力比較であれば完全に人気の盲点と思いますので、ここから入ります。
そのフィリーズレビューですが、この馬＆厩舎の勝負調教のコース追いを一切しないで、初めての栗東滞在＆坂路Onlyでの雑仕上げにも拘らず、歴代2位の走破時計を大崩れなく2着は非常に優秀で、しかもプラス体重で余裕残しのおまけ付き。3歳牝馬戦のフィリーズレビューの走破時計1.20.2に対して、1週前の同コース（戎橋Ｓ：古馬混合3勝クラス）の走破時計1.20.7ですからFRのレベルの高さはこの点からも評価できます。そして今回は一転してコース追いを併用してメイチ仕上げは目に見えていて、血統的にオークスを狙う馬ではありませんのでココ狙いは当然でしょう。
距離不安が囁かれていますが、父スワーヴリチャード、母父オルフェーブルですからマイルまでであれば距離伸びても問題ないと思いますし、体型も父スワーブリチャード譲りの脚長体型で外回りコースも加点材料と思っていますから、同じような臨戦過程で比較されるナムラクレアよりも距離の融通は効くので更に上の成績を残せると思っています。
データからも12年連続で前走重賞1番人気馬が圏内に来ているレースで、他に該当するクイーンズウィークとチェルヴィニアはオークス狙いで今回は軽視する予想の組み立て方ですから、実質該当馬はコラソンビート一択。
直近3年の桜花賞は掲示板15頭中10頭が馬番8番以内の内枠優勢レースで8番をゲットも天が味方したとみて、今年の桜花賞はこの馬の戴冠に期待したいと思います。
〇：イフェイオン
・大外枠→内枠変わり
・遠征→地元開催
・小箱→外回りコース
・外枠続き→待望の内枠
と上昇ファクターはメンバー1の穴馬で、前哨戦のフェアリーSを評価。
まずフェアリーSからの直行組みは桜花賞全敗。ただしイフェイオンは関西馬のフェアリーS勝ち馬でこのパターンは歴史上初めて。そのフェアリーSは内有利のトラックバイアスを大外枠から序盤から足を使って先行して、さらに直線では追い込み馬の強襲を凌ぎ切るハイパフォーマンス、内容も前傾ラップにも関わらずラスト3F加速ラップと伸び代がまだ残された勝ち方ですので、これは面白いなと。
そもそも立ち回り優秀な馬ですがこれまで9,10,13馬番と内枠経験が無くて、内枠優勢の大一番で内枠ゲットとここでも伸び代。イフェイオンより内の2頭は前を主張するタイプではありませんからスタートから行き足さえつけばイン前のベストポジションを取れるのはこの馬。さらに今回は輸送なしで挑めますからここも伸び代で、関西馬がフェアリーSを使ったアドバンテージがここでいきてくる。
直近3年の桜花賞は掲示板15頭中10頭が馬番8番以内の内枠優勢レースで3番をゲットしましたし、センシティブな牝馬戦ですから前走からストレスフリー項目が多いのは重視してOKと思いますので、対抗列で狙います。
〇：スウィープフィート
桜花賞の王道ローテは今も昔もチューリップ賞。そもそも今年のチューリップ賞は稍重の時計が出にくい馬場にも拘らず、前半1000m 57.7秒は歴代最速という事実は意外に見過ごされているのかなと。加えて全体時計も過去2番目に早かったですしね。ラスト3Fは11.5-11.6-12.3で、スウィープフィートが大外から直線一気で先頭に躍り出たところは、ラスト2Fの"11.6"のところ。つまり他の馬が垂れた/伸びなかったのでスウィープフィートが伸びたように見えたわけではなく、他の馬もキッチリ脚を使っている中でのあの大外一気だったわけですから、脚力は唯一頭抜けていたことを確認できたレースでした。チューリップ賞は前/後ろの比較では前有利だったかもしれませんが、内/外の比較では間違いなく内有利で、この観点からみると恵まれたのはセキトバイーストで、恵まれなかったのはスウィープフィートという見方もできますから、一方向だけで『トラックバイアスはコレ！』と決めつける予想家は視野が狭いなと。
追い切りでも4週連続で栗東坂路加速ラップを踏んでおり、最終追いでは52.3-24.3-12.0の加速ラップで終い12.0秒以内はメンバー中この馬のみ。
直近3年の桜花賞は掲示板15頭中10頭が馬番8番以内の内枠優勢レースで7番をゲットしましたし、そもそも前走は出遅れたために最後方からの競馬になりましたが、2走前は3番手前受けの競馬をしていることは世間で忘れられている印象で、武豊騎手なら大一番で前受けの位置取りショックを起こす可能性も視野に入れて高評価に。
☆：アスコリピチェーノ
☆：ステレンボッシュ
『終わってみれば阪神JFワンツースリーだった』可能性も十分にありそうだなと。そもそもコラソンビートを本命◎にした最大の理由が阪神JF上位の結果だったわけですから、当然そこの1,2着馬も高評価が必要ということで印を回しました。アスコリピチェーノは追い切り内容は順調ではありますが、追い切り過程で見ると中間の発熱の影響で栗東入りが2週間遅れたことは見過ごせず、今年2勝の騎手＆今年1勝の厩舎では、人気サイドで全幅の信頼を置ける立場かと言われると疑問で相手まで。ステレンボッシュもモレイラ騎手を確保して人気必至ですが2018年エリザベス女王杯を最後に国内GⅠの勝ち鞍はなく、血統的にもオークスとのセット依頼と思いますので相手まで。
ちなみに、桜花賞は前走阪神1600m重賞経験馬が10年連続で圏内に来ているようにこの舞台の経験値が重要なレースとなりますが、対抗列の〇、☆ほとんどがこれにマッチした偶然は、本命◎との同居できる強い根拠になると思いますので、これ以上相手を広げる必要はないのかなと見て、この5頭で勝負します。
3/31（日）阪神12R 3番人気2着🥈
◎アルムラトゥール
待っていた【単騎逃げ】【外枠】【斤量ダウン】で狙います。
4走前は3着ですが、2,4,6着馬が次走巻き返し、3,2走前は逃げ馬にせりかけられて逃げれず度外視、前走は前傾ラップ厳しく失速から挑む今回で、外枠変わり＆斤量ダウンに加えて、念願の単騎逃げが叶う場面ですからハイパフォーマンス期待できる臨戦過程なら狙います。
3/31（日）中山11R 1番人気1着🥇
◎キングズパレス
相手ダウンで単3.5倍はかなり美味しい。
近走戦ってきた相手は、チャックネイト、ワープスピード、ニシノレヴナント、メイショウブレゲ、ディナースター、リフレーミングですから、今回のメンバーはかなり楽なのは間違いなく、今回はクラス突破が至上命題。いわゆる順番待ちが回ってきたなと。
距離短縮ですがキンカメ×ドバウィ産駒の小回り変わりは絶好ですし、このコース1-1-0-0と崩れ知らず。追い切りでもデキ落ちないことは確認できましたので、堅軸扱いで。
3/31（日）中山10R 5番人気3着🥉
◎リバートゥルー
待っていた【湿り馬場】【延長】【中山変わり】のトリプルヒットで人気ダウンなら狙います。
5走前の1勝クラスは湿り馬場とはいえラスト3F全て11秒台のハイレベル戦で、故にこのレース2,3,5,8着がこのクラス突破も当然で目をつけていた馬。4走前レパードSは前残りノーチャンスでしたが、その次の3走前は湿り馬場で2勝クラスを1発回答はさすが。前走はラスト3F加速ラップで前が楽な展開を後方から4着に突っ込んだ内容はやはり優秀で、今回の【湿り馬場】【追走楽な延長】【オッズバレしない中山変わり】は待っていた条件。外厩の山本トレセン仕上げで黒オッズなら狙ってみます。
【⭐マーチステークス⭐】
3/24（日）中山11R 3番人気2着🥈
◎ ミトノオー
ブライアンセンスの前走東海Sは想定展開とデキdownから軽視しましたが、打って変わって今回は是が非でも結果が欲しい場面。ここで賞金加算できれば重賞＆GⅠ立ち回れるので陣営もここは1着希望でしょう。
しかし、それ以上にミトノオーの追い切りが凄まじく、こちらから入りたいなと。美w78.5-62.8-48.9-35.4-11.5は前走からの上昇度はメンバー1と思いますし、元々1800mがテリトリーの馬でしたので近走の2000m付近のレースではワンパンチ足りないレース続きでしたから、今回は距離短縮＆外枠で、2勝している中山ダート変わりで狙い目かなと。鞍上down言われていますが、かつての主戦ですので問題ないと思いますし、何より揉まれたらアウトの馬ですから、前受け少ない今回のメンバーもスムーズに前受けできることから加点材料でしょう。
【⭐阪神大賞典⭐】
3/17（日）阪神11R 1番人気3着
◎ブローザホーン
スタミナお化け。ですから阪神3000mは未経験でもこなせると思います。前走はタフ馬場ハイラップでも前が残ったカラクリは単純で、前の馬も後ろの馬も、タフ馬場ハイラップで足が溜まった馬がいなかったから。で、ブローザホーンだけが唯一足に余裕があっての差し切り勝ちというレース。
-潮来特別：中山芝2500mを2.31.5優秀
-札幌日経OP：2着に1.0秒差。
-日経新春杯：タフ馬場ハイラップを唯一差し。
昨年のような道中スロー戦になればアウト。
消耗戦になれば1番人気テーオーロイヤルも飛ぶ可能性高くなりますので、ミドルラップお願いします。
3/17（日）中山9R 2番人気2着🥈
◎マイネルモーント
内枠なら【S】付けたかったですが仕方なし。
2走前が評価しているロードデルレイ戦で、3,8着馬は当クラス勝ち上がり、5着馬がプログノーシス＆ドゥレッツァの金鯱賞6着のレースを2着。
そして今回は待望の中山変わり(中山芝：2-1-0-0)で狙いたかったのですが内枠取れず。ただ、抜けた馬いませんし、上位人気勢はどれも勝ち味に遅い馬ばかりですからここは狙ってみます。過去に1戦必勝の横山武史騎手変わりもマッチすれば。
3/17（日）中京9R 1番人気1着🥇
◎エポックヴィーナス
前走は2度も詰まって勝負どころで置いていかれるも5着と優秀。
このようにスムーズとは言えない中で、クラシック牝馬上位勢相手に5着は評価して良いのではないでしょうか。みんな大好きタガノエルピーダとタイム差なしです(向こうも不利ありましたが)。
今回は牡馬混合戦ですが、相手ダウン＆小頭数変わりの鞍上強化ですから、結果が欲しい。
【⭐弥生賞⭐】
◎ シンエンペラー🥈
◯ ファビュラススター
☆ ニシノフィアンス
☆ コスモキュランダ🥇
◎ シンエンペラー
この舞台なら能力＆安定性は抜けているかなと。
ホープフルSの全頭診断でも記載したように能力は高く評価していてホープフルSも額面通り好走、それも左回りの東京、下り坂の京都、小回り急坂の中山とコース問わず好走できているので、このまま順調に行けばクラシック主役クラス。
今回は賞金足りている身分ですので追い切りが緩いという世間評価で単オッズ1倍代は回避できているのは有難い話で、中間はCW36秒台→11秒半ば、最終は栗東坂路加速ラップ終い11.9はそんなに緩い仕上げ？という感想。中間は川田騎手とのコンタクトも取れていますし、完成度＆操縦性の高さから休み明けの小回りコースも苦にしないタイプですから、ここはこの馬から入ろうかなと思います。
人気馬から入りますので、相手は3強以外から。
◯ ファビュラススター
父エピファネイアに、母父には小回りのグランプリ3勝のグラスワンダーを掛け合わせた小回り特化のロベルトのクロスという血統背景。前走はこれを活かして捲り気味に進出したレース内容ですが立ち回り非常にスムーズでやはり小回りは得意な馬でしょう。着差0.1秒差ですが直線抜けた後は馬が遊んでいますから、ここが改善されればまだ上のステージがありそうな予感も。
追い切りも申し分なく権利取りメイチ仕上げで、美Wラスト1F10.9＆11.1と終い重点の追い切りを消化して、私の調教1番手評価はこれ。前走と同じように4角から捲って、直線向いた時に射程圏にいれば圏内。
◎◯ワイド4.3-5.1ならこれ1点を本線で十分では？
◎◯馬単マルチもオッズ美味しいので、私はボーナスでこれも追加で買います。
☆ ニシノフィアンス
☆ コスモキュランダ
3月の勝ち確を決める買い目ならこの2頭をチョイス。
【土曜日の中山芝】
🥈ベストオブユー(27.1倍)
🥉グリーンエア(4.5倍)
🥉ビジューブリランテ(31.8倍)
🥉バースクライ(8.7倍)
共通点はhaloのクロス。
小回り機動力の象徴のクロスで、故に中山芝では最強血統の一つ。実際に土曜日の穴馬は全てこれで拾えますし、この傾向が続く可能性に賭けるには十分なオッズですから、ここは狙う価値はあるかなと。特にニシノフィアンスは追い切りも絶好調ですから、外枠から上手く捌ければ。
消：ダノンエアズロック
消：トロヴァトーレ
まずダノンエアズロックですが、週中ツイートしたように弥生賞で好走するイメージは湧かないという直感を信じようかなと。直感と言っても何も根拠なく言っているのではなくて、そもそもクラシック登竜門の弥生賞はサンデーサイレンス産駒→ディープインパクト産駒のサンデー瞬発系が独壇場のレースですから、血統がミスマッチ、それと大飛びの馬で東京はパフォーマンス高く出せる馬ですが、初の右回り、それも小回り急坂コースは試練と思っていて、それで単オッズ3倍代は妙味なしと判断しました。そもそも父モーリスは晩成血統の代表ですし非サンデー系ですから、来年の安田記念で狙ってみたい血統と走り方ですので、私は今回の舞台では積極的に推せず。
トロヴァトーレは高速の中山芝で見せたパフォーマンスが評価されての人気ですから、すでに荒れ始めている今の中山芝と相関するかは未知の世界で、これで単オッズ2倍後半はシンエンペラーから入る身としては強く推せず、という判断になりました。Nureyevのクロス持っているので小回りは苦にしないタイプだと思いますが、それを加味しても、皐月賞よりもダービータイプでは？という、こちらも直感を信じて消しの判断に至りました。
点数広げてOKな方は、当てに行くならこの2頭は入れていいと思いますよ。決して弱い馬ではないですし。
2/24 中山11R 勝負度【S】
3番人気2着 参考3連単：
本命はニシノライコウ
ここは前走の勝負度【S】に続いて狙わせていただきます。
【6走前】
東京1600mを1.32.3で1着と優秀。
2,3,4着馬が4角2,3,4番手のレース質を後方一気。
メンバーレベルも高く、素直に高評価。
【5走前】
瞬発戦。4角1,2番手が1,3着のレース質を7番手からではノーチャンス。そもそも直線は詰まり通していますので勿体無いレース。
【4走前】
瞬発戦。4角でほぼ最後方から32.8を使って届かないのも当然で、7番手から同じ32.8を使った馬が1着ですから位置取りの差。
【3走前】
ド下手騎乗。東京コースでラスト300mしかまともに追えてませんが前残りを差し切る強い内容。もうこれは完全に馬の能力だけで勝ち切った内容。
【2走前】
スロー瞬発戦。1〜8着までが上がり3F32秒台という異常レース。当然テリトリー外ですからノーカンでOKでしょう。
【前走】
直線入って前が壁＆伸びない内を突いて3着ですから評価を落とす内容ではないかなと。
このようにまともなレースが少ない中で3勝クラスまでこれたレースセンスの高さを評価したいですし、今回は中山ですから血統面では4×5 HALOクロスで機動力勝負になればパフォーマンスアップを期待できる場面。母父ストリートセンスはこの舞台得意ですしね。
今回は美W51.2-36.8-11.4の終い加速ラップは自身の時計としては過去最速ですし好調キープどころか、叩いて更に上積みも期待。
このクラスも能力だけなら順番待ち。前走は『クルゼイロドスルが強敵』と見解しましたが、今回は筆頭の強敵不在ですから、ここは勝ち上がりまで期待したいところ。
2/17 東京12R 勝負度【S】
2番人気2着 参考3連単：82,780円
本命はベネロングポイント
ジャスタウェイの外枠＆延長。東京ダート1600mは芝発走ですから外枠有利で、この馬は東京ダート1600mは1-2-1-1。
最大のポイントは前走+12kgでのパフォーマンスアップで勝ち馬は上のクラスでも即通用のレースレベルということ。馬体アップでの好走は本格化の兆しの可能性があって、今回は良馬場ダート得意な原騎手変わりも好感。12〜2月の冬1-1-0-1の得意時期ですし、追い切りも3頭併せ他2頭は強め追いの中ベネロングポイントは馬なり先着と好調キープですから、引き続き狙って問題ないと判断。
4走前はアクションプラン＆ヴァナルガンドの差し届くレース質を逃げて失速、3走前は400m短縮を穴馬激走に刺されて勿体無い内容、2走前は湿り馬場＆スタート躓いて終了、そして前走のハイパフォーマンスですから、まだオッズバレしていないこのタイミングで1着よろしくどうぞ。
2/17 京都10R 勝負度【S】
4番人気1着 参考3連単：15,110円
本命はレディフォース
前走は下手乗り。
まともならハンデ戦のここは上位。
4走前は2,3,5,7,8.15着馬が勝ち上がるハイレベル戦でそこを3馬身差完勝、3走前は休み明け+12kgの中、前が止まらない前・内枠決着でしたし勝ち馬のアームズレインは根岸S2着の馬、2走前は距離戻して1着、そして前走はスタート出たものの位置下げて砂被って終了の下手騎乗。
今回はリアルインパクト産駒の外枠＆延長ローテですし、再び距離を戻した間隔開けた一戦で狙い目かなと思いますし、湿り馬場3-0-0-0も心強い。
3連勝1番人気のロードアウォードは飛んでどうぞ。
2/11 小倉12R 勝負度【S】
3番人気3着 参考3連単：9,660円
本命はヤマニンクイッカー
前走のパフォーマンスが出せればこのクラスは順番待ち。そして前走比較で追い切りも動けていますので勝負レースとして狙います。
3走前は前壊滅を前受け、2走前は前激化で前受けできずノーカン、そしてスムーズだった前走はダート替わりのマイネルカーライルには離されましたが2着確保しましたし、3着には7馬身差つけておりローカルのこのクラスは順当に走れば順番待ち。
シニスターミニスターの外枠替わり＆追い切りも問題なしですから、低調なメンバー構成のここは結果が求められる場面。
2/11 京都10R 勝負度【S】
3番人気3着 参考3連単：281,140円
本命はサンデーファンデー
栗東坂路減速ラップですがいつも通りのこと。
そこよりもタイム比較で、強い内容だった前走以上を記録して引き続き好調キープ。
3走前は古馬混合戦を3歳で1着の内容で2着馬がその後当クラス勝ち上がり、2走前は勝ち馬がその後上のクラスも一発回答のレースを2着、前走は2,3,4着が4角通過順2桁の後方差し決着を前受け2番手から押し切り勝ちという遍歴で、今回は上記の通り前走以上の追い切り披露ですから、狙ってみます。
もう間違いなく冬馬ですし、鞍上の松若騎手は音無厩舎の馬は単回収率100%超え、ハンデ戦で55kgへの斤量ダウンも加点でしょう。
そしてこのレースを狙った最大のポイントが、1番人気のミラクルティアラは前走で遅れてしまった馬で、今回は出遅れ癖のあるデムーロ騎手変わりで懸念増大、そして2番人気のサイモンザナドゥはアジアエクスプレス→ヘニーヒューズの仔ですから最内枠は苦労しそうですし、好走し出してからの良馬場でのサンプルが少なく人気で買う馬ではないのかなと。
人気馬が飛びやすい条件ありますので、本命◎に向く展開にさえなれば圏内。
1/28 東京10R 勝負度【S】
4番人気3着 参考3連単：16,990円
本命はニシノライコウ
調教1番手評価+開幕週の内枠+乗り替わり。
前走勝負度【S】のクルゼイロドスルがいますが
オッズの観点からこちらから勝負します。
【5走前】
東京1600mを1.32.3で1着と優秀。
2,3,4着馬が4角2,3,4番手のレース質を後方一気。
メンバーレベルも高く、素直に高評価。
【4走前】
瞬発戦。4角1,2番手が1,3着のレース質を7番手からではノーチャンス。そもそも直線は詰まり通していますので勿体無いレース。
【3走前】
瞬発戦。4角でほぼ最後方から32.8を使って届かないのも当然で、7番手から同じ32.8を使った馬が1着ですから位置取りの差。
【2走前】
ド下手騎乗。東京コースでラスト300mしかまともに追えてませんが前残りを差し切る強い内容。もうこれは完全に馬の能力だけで勝ち切った内容。
【前走】
スロー瞬発戦。1〜8着までが上がり3F32秒台という異常レース。当然テリトリー外ですからノーカンでOKでしょう。
このようにまともなレースが少ない中で3勝クラスまでこれたレースセンスの高さを評価したいですし、血統面では4×5 HALOクロスの賜物かなと。
今回はオーナー地元開催の中山を完全にスルーして狙い澄ました東京開幕週で、鞍上を変えて最内枠をゲット、中間は外厩で調整して10日競馬ですが最終追い切りでも抜群の出来で調教1番手評価。
正直、上位勢は強力ですが、未だ最高打点のパフォーマンスを見せておらずまだ上がある馬ですから黒オッズのここは狙い目かなと。
1/21 小倉11R 勝負度【S】
2番人気3着 参考３連単：88,000円
本命はタガノエスコート
今回の条件で走れなければメモ馬は一旦リリースします。
逆に言うと今回はラストチャンス。
芝時代から急坂コースが苦手で1-1-0-5。
一方、平坦ダートコース：2-0-0-0。
更に、湿り馬場ダート：1-2-0-1-0-1/5戦。
問題は湿り馬場での圏外2回の内容次第で、
アプローズ賞(4着)
→1着馬は2勝クラス,3勝クラス,OPまで連勝するほどの馬、2,3,5,6着は後方追い込み馬のレース質を前受け3番手から4着は優秀。現に、同じく前受けして大敗した7,8,12,14,15着の馬は全て次走以降に巻き返しているお宝レースになっていて、ここを最先着なら高評価は当然でしょう。
堺ステークス(11着)
→当日は体調不良なら度外視。
前走は休み明け＆調教からも走る気をなくしているのが目に見える様な減速ラップ調教でしたが、今回は叩き2戦目＆最終追いでラスト最速の栗東坂路後傾ラップでしたから走れる体勢は整ったとみます。
週中に『日曜日の枠を祈ります』として内枠を狙っていたのはこの馬のことで、前・内有利の湿り小倉ダートで最内枠ゲット、追い切りも上向き、舞台設定もベストに近いここは、正に復活のラストチャンスとみていますので、頭で突き抜けて欲しい。
1/20 小倉11R 勝負度【S】
４番人気2着 参考3連単：11,750円
本命はタイセイウォリアー
-平坦コース：2-1-1-0
-外枠発走：2-0-1-0
マジェスティックウォリアー産駒らしく外枠が得意な馬で、良績集まる平坦コース＆外枠ゲットで狙い目。また、この産駒は湿り馬場でも安定した成績残せていますのでその点の懸念もないのかなと。
あとは能力比較ですが、2走前3着のレースにおいて、初角12,14,6,8番手の馬が1,2,4,5着という3〜4角捲り競馬は、前受けしたタイセイウォリアーにとっては早めに脚を使わされ厳しくTB逆行した内容でしたが、2番手から3着は優秀な内容でしょう。
前走は、中2週+内枠変わり+延長+急坂コース変わりの苦しい条件ばかりでしたし、加えて前受け馬が壊滅のレース質でしたからどうあがいても好走は不可能と思いますし、今回は外厩調整+外枠変わり+短縮+平坦コースとあらゆるストレスから解放される場面ですから走れる条件。
今回は外厩調整からのレースですが、1/17に行った最終追い切りで、馬也：CW 51.1-36.8-11.9はこの馬自身のCW追いでは過去最高クラスの時計(今までは一杯に追ってこのレベルの時計)で成長が見込める場面ですから、まだ成長バレしていないオッズつくこのタイミングが絶好の狙い目と思い、勝負レースとしました。
⭐京成杯⭐
1/14 中山11R 勝負度【S】
10番人気3着 参考3連単：88,610円
本命はコスモブッドレア
2歳新馬×東京芝1600m×6月×1.35.0未満
-1.33.6 グランアレグリア：GⅠ5勝
-1.33.9 ダノンファンタジー：GⅠ馬
-1.34.5 ボルケーノ：故障中
-1.34.5 フィッシュダイブ：3戦のみで登録抹消
-1.34.6 ボンドガール：怪物候補
-1.34.7 チェルヴィニア：アルテミスS1着
-1.34.8 ステルヴィオ：GⅠ馬
-1.34.8 ゴンバデカーブース：サウジRC1着
-1.34.8 コスモブッドレア🔥
2戦目の未勝利戦は3馬身差完勝でこの走破タイムは本物かなと。続く葉牡丹賞は勝ち馬は牡馬クラシック主役候補のトロヴァトーレで0.4秒差でしたし、前受け馬は3,4,5,6着のレース質を前受け4着でしたので、2着で後方からだったマイネルフランツよりコスモブッドレアの方が評価を上にして良いのかなと思います。
正直、ジュンゴールドもアーバンシックもバードウォッチャーも走破タイム、ラップ、レース内容を見る限りとても優秀なので相手は強力ですが、現在10番人気で単オッズ59倍貰えるならリスクリターン十分と判断してこの馬から入ります。追い切り内容も悪くないですしね。
3強で唯一嫌いたいならバードウォッチャーですかね。追い切りが3強の中で1番悪かったですし、レース内容も上2頭と比較すると一枚落ちるのかなと言う印象。
1/13 京都12R 勝負度【S】
4番人気2着 参考3連単：29,130円
本命はサンイズプルート
【4走前】
後に毎日王冠1着→マイルCS4着のエルトンバローズの2着で優秀。
【3走前】
2〜10着までが1桁馬番を10番発走から前受けして2馬身差完勝
【2走前】
ハナ差3着でしたが2着馬ビヨンドザヴァレーはすでに2勝クラスも突破。
【前走】
1000m58.2秒の超ハイラップを早捲りすると言うド下手騎乗の被害。あれで残せたら怪物よ。
-1600m：1-1-2-0
-1800m：0-1-0-3
今回は外厩調整+内枠+1600mへ短縮の臨戦過程で、外厩からの10日競馬。最終追いでは栗東坂路を馬なりで52.6-38.0-24.5-12.4の後傾ラップと仕上がり十分を確認できましたし、他のメンバーでデキの良い馬も少なく調教1番手評価は当然。
父は勝ち上がり率優秀なリオンディーズで母父は京都外回りの鬼ディープインパクトで血統面も絶好ですし、あらゆる面で前走からストレスフリーになるこの場面は狙わせていただきます。
1/13 京都11R 勝負度【S】
6番人気2着 参考3連単：16,240円
本命はメイショウソラフネ
4走前：差し決着を前受け
3走前：4角1,2番手を5番手から外回し
2走前：進路カットも切り返して1着
前走：中2週＆相手強化で試走。
2走前はモーリス延長でしたが母父マンカフェ得意な京都芝で結果出しましたし、今回は同じく京都芝を短縮ローテで望める絶好な臨戦過程。
前走は同じく前受けしたトウシンマカオが次走巻き返していますので着順は気にする必要は無いと思いますし、オッズチャージの材料かなと。
明らかに相手ダウンの今回は今までの臨戦過程を考えれば展開さえ向けば圏内と思いますし、それに呼応するように調教も上向き。実際にこの馬の好走パターンに入っていましたからここは勝負します。
【好走調教パターン】
栗東坂路後傾ラップ＆馬也＆2F-1F12秒台
→3-1-0-2-0-0/6戦 ※全て掲示板内
⭐愛知杯⭐
1/13 小倉11R 勝負度【S】
2番人気3着 参考3連単：15,950円
本命はコスタボニータ
小倉開催の愛知杯。
過去の傾向が使えませんが重要なポイントが１つ。
冬の小倉開催と言うことで野芝オンリーではなく、『野芝+洋芝』にエアレーションを加えた馬場と言う通常とは異なるタフ馬場であることを重要視。
-夏の小倉：野芝オンリー
-冬の小倉：野芝+洋芝にエアレーション
ここで浮上するのがコスタボニータ。
近走敗因は東京に見えますが、実質は瞬発戦が敗因。
【コスタボニータの戦績】
-レース上がり34.5以上：4-3-1-0
-レース上がり34.4以下：0-0-1-5
馬場傾向が前評判通りタフな馬場になればコスタボニータの独壇場のレース内容になりますし、出来に関しても申し分なく1週前は栗東坂路加速ラップで最終W加速ラップなら体勢は整ったと見ます。
1/8 中山12R 勝負度【S+】
7番人気3着 参考3連単：29,390円
本命はノーダブルディップ
中山芝は1-3-2-2-2-2/12戦で、掲示板外の2戦は共に2000m戦ならこの条件はまだ崩れ知らずの馬が9〜10番人気ならここから入ります。
前走は外枠発走から、スタート後に先団付けるのに足を使って、更に4角も早仕掛けと言う一頭だけ相当負荷の高いレースをしていて最後失速は当然でこれは下手乗り。そもそも陣営は夏の時期に全くレースを使わないと言う徹底した冬馬ローテーションで叩き良化型。であれば前走は休み明けレースとしては理想的な内容とも捉えることができますので、今回は内枠変わりの叩き2戦目でオッズ落ちですし、前受け馬も少なく理想的なポジションからマイペースに運べるはずですから、前走からストリスフリーになる場面で狙わない手はないでしょう。
『得意の中山』『冬馬』『叩き良化型』『内枠変わり』『ラクに前受け』と買える条件ズラリの馬が人気しないのならここは勝負度【S+】で良いでしょう。
⭐フェアリーステークス⭐
1/7 中山11R 勝負度【S】
6番人気2着 参考3連単：157.970円
本命はマスクオールウィン
重賞と言えど1勝クラスに毛の生えたようなレベルですから、ここはデキを最重視してこの馬から入ります。もう追い切り派であれば『絶好』と言えるほどのデキと思いますし、鞍上は中山金杯を制したツムツム変わりなら問題ないでしょう。
肝心の能力比較ですが、そもそもこの馬は伝説のボンドガール新馬戦組ですし、その後の戦績もコラソンビートと0.3差、オーキッドロマンスと0.1差なら十分。延長ローテが嫌われてオッズがつくなら妙味と考えてここから入ります。
⭐京都金杯⭐
1/6 京都11R 勝負度【S】
4番人気2着 参考3連単：54,810円
本命はセッション
低レベル4歳世代(旧3歳世代)と言われていますがこの馬は2走前の古馬混合戦の初戦をいきなり1着で注目すべきは走破タイムで1.31.9と優秀。現にこのレースの3,5着馬が当クラス突破、2着馬も突破は時間の問題の馬ですからここをいきなり古馬混合戦の3歳で勝ち切ったことは素晴らしい素質。レース内容も2〜8着馬の4角通過順位が7,8,11,9,10,14,12番手という差し決着を唯一先団から脚を伸ばしていましたから、走破タイムとレース内容共に最上位評価。
前走は凡走していますが休み明けを+10kgで結果出していない東京コース使用は叩きレースは明白で、今回は中間NFしがらき調整+鞍上を勝ち歴のある坂井騎手に戻したここはヤリなハズですから、最終追い切りは栗東坂路後傾ラップでまとめてくるのも当然で調教2番手評価。
初めての京都ですが阪神外回りコースで結果出しているので舞台も向くハズ。重賞制覇のチャンスが巡ってきました。