#13:地球環境危機!?
東京大学理事でグローバル・コモンズ・センター ダイレクターを務める石井菜穂子さんが、
令和3年6月22日に財務総合政策研究所で講演された際の資料
「Global Commons Stewardshipで日本と世界を駆動する」
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2021/lm20210408.pdf
から気になったワードをご紹介しつつ、
僕自身の考えも書かせていただければと思います。
今回は、「地球環境危機」という言葉についてです。
上記資料の表紙をめくった1ページ目のタイトルが、
”地球環境危機”で始まります。
そして文章は以下のように続きます。
結構、見慣れないキーワードや専門用語が入っていますね!?汗
地球システム、レジリエンス、永久に失われる臨界点、完新世、人新世、プラネタリー・バウンダリー・・・
皆さんはこれらのキーワードや専門用語をご存知でしょうか?
僕はよく知らないので、順次知っていきたいなと思いました。
どんなこともまず「知る」ことが大切だと思っています。
地球環境のことも「無関心」でいるより、
まず「関心を持つ」ことが大切だと考えています。
なんたって僕たちの住むかけがえのない星ですもんね。
”地球環境危機”の話に戻りたいと思います。
地球環境問題という言葉はよく聞きますが、
地球環境「危機」というのはまだ馴染みがないかもしれないですよね。
日本の環境省の環境白書なんかでも、
”地球環境危機”というキーワードは出てきます。
そんなにヤバイんか?
クライシスなんか?
と思ってしまいますが、
もし、現在の地球はいつ住めなくなってもおかしくないほどの状態です。僕たちの文明は滅ぶ直前の危機にあります。
と言われたら、皆さんはどう感じますでしょうか?
どうやら、この「危機」というキーワードは、
ヨーロッパをはじめとする世界各国の現在の地球環境に対する危機意識の高まりが発端になっているのではないかと僕は思ってます。
ヨーロッパは今回の地球文明の中で、
産業革命により、
最も早く近代化を経験しています。
近代化とともに最も早く、環境汚染や環境問題のしっぺ返しも経験しています。
その背景が高い環境意識を生み出しているように思います。
一方、日本でもかつて水汚染による水俣病
(海に流した工場廃液の中の有機水銀に汚染された魚介類を食べたことで神経がおかされる病気)
などの公害等を経験してきました。
日本にいると、
自然災害はたくさんあるけれど、
それは環境問題のように人為的に起きるものではなく、
自然の営みによって偶発的にのみ起きるものと、
感じる人もいるのかもしれません。
しかし、最近の世界の動きを見ていますと、
この自然災害の多発をはじめとする、地球環境危機は、
僕たちの経済活動によっても引き起こされているのではないか?
僕たちの行動や想いを見直す必要があるのではないか?
という考え方がだんだんと出てきているように感じています。
もし、この危機が僕たちの行動や一人ひとりの想いが招いている結果なら、原因である僕たちの行動や想いを良い方向に向けていくことで、この危機を皆で乗り越えて、より良い地球環境で暮らしていく未来を迎えることもできるのではないか?
そんなことを考えていました。
皆さんなら、この「クライシス」を、
どうやって「暮らしやすい地球」に変えていくことができると思われますか?
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