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冷たいものを控えた方がいい理由


結論

胃が冷えることで、胃の消化活動が低下して、多岐に渡る病気の引き金になる恐れがあるためです。

深部体温は37℃ほどで、消化酵素が働きやすい環境にあります。
体温よりも温度の低い飲食を摂ると、胃の筋肉として働く消化活動の低下・消化酵素の不活性化・胃酸の排出減少が起こると、胃の問題が出ると言われています。


体温については、下の内容でも触れています


中医学では

中国伝統医学の思考の一つ「五行」では、胃は土に属します。胃と表裏関係にある臓器は脾(ひ)と呼ばれるもので、気を運ぶ・食べたものを運ぶ「運化作用」を持ちます。

土は陰でも陽でもない中間にあるもので、尚且つ体の中心にあり、色んな場所に栄養を与えるので「土王説」という説があります。

脾胃が弱るとどうなるか

  • 体の上下が分離します。マジック的な意味ではなく、冷えのぼせのような症状が起きたり、嘔吐下痢と言った症状が出やすくなります。

  • 疲れやすくなります。脾胃は、気血というエネルギーの生成を行います。消化ができず栄養成分のへの転換効率が下がります。

  • 長期的な疲労感、栄養不足、慢性的な体の冷えが、体の各所へと影響して、新たな病気の引き金になります。

対策

どうしても冷たいものを摂りたい時は、すでに体の上部に熱が溜まっているため、冷たいものを食べたい時もあります。当然、環境により冷たいものを摂りたい時もあるので、以下をやってみてください。

  • 飲み物やアイスであれば、一度口に含んで温度を上げてから飲み込む。

  • 日頃から、ショウガやコショウなどの香辛料を使った料理などを摂って予防しておく、あるいは食べた日はこれらの香辛料を取ってみる。

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