黒柳徹子著小さいころに置いてきたものを読んで
窓際のトット ちゃんが面白かったので、別の本も読みたい!と思って手に取りました。
この本では、徹子さんが愛してやまないパンダのお話しや数々の著名人との思い出、そして、ユニセフ親善大使として訪問した国での情勢とそれを見た徹子さんの心情が綴られています。
私は戦争の話が苦手です。
つらくて胸が苦しくなるし、映像を観ると頭に焼きついて夢に出てきてうなされてしまったこともあります。
"戦争"というテーマはとても大事な話だと解ってはいたのですが、そういうわけで敬遠してしまっていました。
ただ、この本は、徹子さんが実際に見た光景、そこから感じたことが徹子さんの独特な語り口調のような文章で淡々と語られているおかげなのか、すんなりと読むことができました。
「涙は見せないように気をつけている」とこの本で仰られています。「それは相手に失礼だから」と。この文を読んで 徹子さんはすごい人だなぁと思いました。他の様々なエピソードにも徹子さんの戦争に対するお気持ちが散りばめられています。
この本を読んでほんとうに良かったです。
私のように重い戦争の話が苦手な方にも興味があればぜひ手に取ってみてほしいです。
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