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サイコパスが上司だったら。俺は絶望しかできなかった体験談とともに解説する。

あなたの周りにも必ずいるはず。

そう「サイコパス」

そして、それは会社の上司だったり、時に同僚だったりして自分と関わりがある状態。
ましては、そのサイコパスからの攻撃の矛先が、外ならぬ自分に向けられてしまったら、もうどうしようもない。
そう、ゲームオーバー。

結論的なことを言うと、交通事故に巻き込まれてしまったようなものだと経験上理解している。
正直対処しようがない厄災級なイベントとなる。
そう、あきらめの境地。

そんな筆者(オレ)の実体験も後半で紹介することとして、基本的な「サイコパス」のインプットをまとめていきたいと思う。


サイコパスとは

「psychopath」の意味・「psychopath」とは

「psychopath」は、精神疾患の一種を指す英語の単語である。

具体的には、他人の感情を理解する能力が欠如し、社会的な規範や法律を無視する傾向がある人物を指す。
また、自己中心的であり、他人を利用することに抵抗感を持たない特性を持つ。

しかし、一方で魅力的で説得力があり、他人を操作する能力を持つことも特徴的である。

WEBLIO辞書

すごいね。
もう辞書の説明書き見ただけで恐れおののきそうだ。

何よりも最後の一行に着目。

「しかし、一方で魅力的で説得力があり、他人を操作する能力を持つことも特徴的である。」
ときたもんだ。

実際に被害にあったオレは思う。
まさにその通りのことを経験した。
まじでやばいよ。
(あとで体験談を一節ご紹介する)

もう出会ってしまったら厄災

テレビでも活躍されている脳科学者の中野信子さんも、サイコパスの特徴や凶悪犯罪者の中に含まれるサイコパスについて
「罪を犯すのに便利な脳」
と説明されているみたいね。

サイコパスは犯罪者心理学の領域で研究が進んでいるみたい。
凶悪犯・シリアルキラーなどがまさにサイコパスの代名詞でもあるもんね。
そこでは次のような性質が示されていたよ。

  • 1.対人因子:対人的な魅力、自己中心性、他操作性、誇大性、欺瞞ぎまん性

  • 2.情緒因子:浅薄な情緒性、冷酷性、残忍性、共感性の欠如、不安の欠如

  • 3.ライフスタイル因子:衝動性、長期的な目標の欠如、無責任性

  • 4.反社会性因子:少年非行や犯罪の前歴、規範軽視性

う~んなるほど。
いろいろ気になる言葉のオンパレードだ。
一言で言うと「やっぱりヤバイ奴ね」ということで片づけた方が良さそうかも・・・(笑)
もう少し細かな解説を見て見ると次のようにある。

サイコパスは「共感」「罪悪感」「自責の念」を欠き、浅薄で欠落した感情を示す。
「誇大性」「傲慢さ」「欺瞞性」「操作性」を示すこともあり、そのほとんどはソシオパスにも見られる。

しかし、衝動性がある一方、サイコパスは計画的で意図的な反社会的行動をとることが多い。

サイコパスは人を操る傾向が強く、多くの場合、社会に溶け込むための表面的な魅力を備えている。

彼らは犯罪や操縦的な行動を計画的に行い、長期間にわたって正常性の外観を保つことができる。

また、目立たぬように行動し、サイコパスと気づかれるのを避ける傾向がある。

おいおい、自己認識して隠すステルス性能付きかよ。まじ対応困難じゃん。

サイコパスは通常、冷静に計算しながら行動する。
彼らは、身の毛もよだつような精密さで自らの行動を演出する。
信頼の輪の中に嘘をつき、魅了して入り込み、個人的な利益のために操作し、欺くことがある。
一方、ソシオパスはそれほど安定していない。衝動的な爆発を起こしやすく、慎重に構築された外見への配慮が少ない。

この違いを知ることは、単なる学問的好奇心のためだけでなく、自分自身の安全と、これらの特性を示す人々の公正な扱いのためにも非常に重要である。
これらの対照的な特性は、社会的環境、職場、さらには刑事司法制度において、現実的な意味を持つ。どちらも危険ではあるが、危害を加えるまでの道のりはまったく異なることが多い。

だってばよ。さぁ困ったもんだ。

身近にいるサイコパス。クラスに1人はいる??

最近失職した関西の某知事の顏もチラホラ浮かんでくる。(この人も頭脳明晰でパワハラ・モラハラなどが問題に。。。)何が言いたいかというと、身近にサイコパスな人間はいるということだ。

気をつけねば。いや、気をつけようがないのか・・・( ;∀;)

一般人口におけるサイコパスの有病率は約1%だが、囚人の間では約25%と非常に高い。

【教訓】全部に該当しなくても「マイルド・サイコパス」だと思え!

あれ?自分が気になる奴がサイコパスかどうか気になって調べたけど、確かに一部はあてはまるけど、全部が該当するわけじゃないな。

もしかするとサイコパスではないのかな?
なんて思うこともある。

それについてのは次の「マイルド・サイコパス」の理論で考えてみることもよさそうだ。

「マイルド・サイコパス」がまさにそれに当たるものであり、際立った犯罪性や反社会性は見られないが、対人面や感情面、あるいはそのライフスタイルにおいて問題を有する者が当てはまる。

そして、その特性ゆえに程度の大小はあっても、対人的な軋轢あつれきを生んだり、周囲の人々や組織を困らせたりすることは少なくない。

 事実、研究ではどの社会でも人口の1%から数%くらいはサイコパスが存在するといわれており、日本の人口に当てはめると数百万人のサイコパスがいる計算になる。従業人100人程度の企業では2~3人のサイコパスがいてもおかしくはない。

イギリスの研究では、「マイルド・サイコパス」によるハラスメントに基づく社会的損失は、年間35億ポンド(約537億円)と見積もられている。また、オーストラリアの研究では、会社に「マイルド・サイコパス」がいない場合のハラスメント発生率が54%であるのに対し、「マイルド・サイコパス」がいた場合はなんと93%に上るという。

さらに、「マイルド・サイコパス」上司がいる職場では、メンタルヘルス問題、職場への満足感、モチベーションの低下、離職率に有意な影響を及ぼすことが明らかになっている。

https://www.rosei.jp/readers/article/81085

(参考)ソシオパスとは

日常会話やポップカルチャーでは、「サイコパス」と「ソシオパス」という言葉は同義語として使われることが多い。一般的には、どちらも危険で暴力的、または恐ろしく冷酷な人のことを指し、共感性に欠け、非道な行為を行うことができる人のことをいう。

しかし、心理学の分野ではこれらは異なる特徴と意味合いを持っている。違いは些細なことに思えるかもしれないが、これらの用語を混同することで、重大な判断ミスを招く可能性がある。

https://forbesjapan.com/articles/detail/70728

ソシオパスは行動が不規則で衝動的。
感情的な爆発、怒り、または攻撃性に傾きやすく、安定した関係や職を維持することが困難であることが多い。
彼らはサイコパスほどうまく反社会的傾向を隠すことはできず、行動はより無秩序で混沌としており、社会に適合するのが困難だそう。

実際にあったサイコパス上司の被害と苦悩の日々の話(あんな事こんな事…)

サイコパスも、カルト宗教も、マルチ商法も、いつの時代もおかしなやつに人々は苦しめられ、はめられてしまう世の中だ。おっとこれは単なるボヤきでしかない

思い出したらちょっと気分が陰鬱としてきた・・・(笑)

そう、そしてオレはサイコパス上司の下で心を病んだんだ。

それはオレが35歳から40歳の5年間だった。
人間の一番実力をつけて社会人としても脂がのってくる時期。

何事も挑戦、あきらめずに頑張ろうとする一番タフな時期だった。
(だから結局乗り越えられて今があるのかもしれないけれど)

さて、そしてみんなが知りたいのは実際のサイコパスがどんな手を浸かって来たかの実体験だよね。

それは、この後赤裸々に綴ってみるね。
興味がある人(ここまで読み進めてくれて、同じ環境にある仲間たち)は是非ご覧くださいm(__)m

具体的なサイコパス上司の人を操作する方法

冒頭のサイコパスの定義でも書いたのだけど、
「しかし、一方で魅力的で説得力があり、他人を操作する能力を持つことも特徴的である。」
という非常にこまった人物がサイコパス(または「マイルド・サイコパス」なヤツ。

ましてやそれが上司という、自分の指揮命令権(=生殺与奪権)をもっていたらそもそも最初から立場の強弱が明白になっている。

それに加えて、他人を操作する能力に長けているときたら、もう操作されっぱなしになってしまうのは必至!(笑)
なんて、いまだから笑い話で記事に残しておこうと思えるのだけど、その当時は本当に生きた心地もしなかった。

オレの場合は、もと大学院の同期。ヘッドハンティングでオレを誘ってくれた仲間であり、会社の役員の立場の人だった。
キャリアでいうと我が国で一番の大学(国立の東京のアノ大学・・・w)で博士も持っていて、外資系企業で管理職までのし上がって、英語も喋れて、まぁ優秀。
大学院の同期自体は、「とっても優秀で仕事も出きるすごい人」くらいの印象だった。同期の時は「良い人」だった彼だが、私が部下として一緒に仕事をしていくとすぐにサイコパスな冷酷な人間へと豹変していった。

思い出すだけで腹が立ってくる(笑) 地獄のミサワより

①とにかく弁が立つ。ぐうの音の出ないキラーワードをチョイスしてくる

次の言葉は実際に彼から私が言われてきたものだ。

(ケース1)営業目標の設定について、もっと高くしろというやり取り。

サイコパス「その数字は低く見積もっていないか。環境要因・競合他社のデータを検証すればもっと高く設定できるのは明らか。この数字にするには自分やチームの甘えがあるのではないか?アレとコレを使えば、こんな低い数字になることはないはず。もう一度問うが、ほんとに君の能力ではこんな仕事が限界なのか?」
→オレ「いいえ、もう少しやりくりすれば高い数値で達成できると思われるので、目標を変更します」

そう、数字を最終的にいじったのはオレだから、自分は責任を持たないように仕向けてくる。

とにかく発言がウザイ。地獄のミサワより

(ケース2)彼の方針にチームも付いてこれずパフォーマンスが下がってきた時に、中間管理職であるオレにハッパをかける時の言葉

サイコパス「チームのAさん、Bさん、Cさんが辞めたがっているという話を休憩室でしているのを知っているか?(オレはしらない)。そういうスタッフの情報や状況まで把握していない君は誠実にプロジェクトに向き合っているのか。Aさんは今離婚問題を抱えていて、非常にストレスも抱えている家庭事情もある。そのような背景要因もつぶさにとらえて、タイミングを逃さずフォローすることも管理職の務めじゃないのか?その上で目標達成に向けてデイリーに、ウィークリーに、マンスリーにテコ入れをするんではないのか?」

オレ「申し訳ありません」

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