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不妊治療が教えてくれた「命の奇跡」

2024年も終わりに近づく11月末に、
初めて不妊治療の一環で体外受精をしました。



移植はまだこれからですが、
それまでのたくさんの感動を
こちらに残しておきたいと思います。



感動その①


卵子と精子が出会うまで。


長い道のりを精子が重力に逆らって、
頑張って泳いでいく。


精子の寿命は3日
卵子の寿命は1日


タイミングがとても大事で、
3日の寿命があっても、
へとへとになって元気がなくなってしまっては、
いくら出会えても、受精卵として成長できない。


お互いが元気な状態で
出会えることが大切。


正直、妊活を始めた1年半前は
避妊をしなければ「ぽんっ」と
赤ちゃんが授かるものだと思っていたけれど、
まず受精するまでにそんなに
険しい道のりがあるとは、、
知らなかった。




感動その②


それだけ大変な道のり。
そこで出会えなければ諦めるか?

そんなことはない。
 
そうした時に、
途中まで乗せてってくれるタクシーの役割が人工授精。

もっと近い距離、
ゼロ距離で卵子と精子の手を握らせるのが体外受精。


わたしはそんな風に解釈しました。


体外受精が保険適応になった今、
タイミング法から
体外受精への切り替えは
抵抗なく前向きに向き合えました。


難しいから頑張るのではなく、
最適な、できる方法を探して、
何らかの補助を使って「できる」にする。
生活の中での好きな考え方が、
医療にもこうしてあることを実感して、
嬉しくも思いました。


いざ、採卵をして、培養士さんに培養をしてもらうと、、

2日に一回の進捗確認の電話にて、

「卵のうち〇個が〇□の段階になりました。」

「1個が動きが見られないので、引き続き観察していきます」

「1個は成長が止まってしまいました」

「1個は〇□の段階に入ったのですが、もう1個はまだです」

などなど、分裂をしていく過程で
受精はしても分裂が進まず成長が止まる子。
成長は同じようにしているが、
成長の早い子とゆっくりな子。
ある程度は分裂をしてもそこで成長が止まる子。


本当に様々でした。


改めて、卵子と精子がやっと出会った先も、
さらに受精をして分裂を始めるか、
分裂を始めてもさらに分裂してゆくか、
たくさんの壁があり、
1つ1つ奇跡をつみ重ねるのでした。


人それぞれ成長の仕方が異なるように、
受精卵も早い子とゆっくりな子がいる。


まだ移植はしていませんが、
すでに1つか、いくつかの命が
誕生している。
生きている。
そのことを感じて、
とても可愛く、
そして愛らしく感じました。



よく、
おなかに「宿る」
「授かる」
といった言葉を聞きますが、
その言葉の意味を
体感的に理解したように思います。






妊活を始めて1年半。
生理が来る度に、
気にしないようにはするけど、
都度、
ちょっぴりがっかりしていました。


また、
芸能人の授かりニュースも、
おめでたい。
奇跡だよなあ、
という気持ちとともに、
どこか羨ましい気持ちを
抱いていることに
気づいています。



2024年が終わり、
新しい年を迎えた1月に
初めての移植を控えています。



期待はしないように、
そう自分に言い聞かせて、
でも同時に
2人のもとに来てくれたら嬉しいなあ
とわくわくした気持ちも隠しています。



同じように絶賛不妊治療中の方も、
不妊治療を経て授かった方も、
2人で生きていくことを決めた方も、
みんなにとって、
2024年末も、
2025年新しい年を迎えた先も、
幸せな時間を過ごせることを願っています。



そして、
不妊治療をするに当たって、
一緒に考えて通院してくれた夫と
遊ぶ日の調整をしてくれた友人、
勤務調整をしてくださった職場の方、
テキパキかつ温かく、不妊治療を進めて下さった先生方に
大変感謝しています。
ありがとうございます。



2024年12月31日







追伸:

2024年1月1日のわたしへ

今年もいい年だった!!!

そう断言できます(*^_^*)




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