140字の読書感想文 8
こんばんは。
今年度もいよいよ確定申告の時期になりました。自営業の我が家は青色申告。いま、一年分のレシートや伝票に囲まれて、ひーひー言いながら会計処理をしています。ああ、早く終わらせて楽になりたい、お出かけしたい、Jリーグ観に行きたい! あ、今週末のJ開幕戦は参戦予定ですけどね。
さて今日は12月・1月の読書記録です。
読んだ本の感想を1冊につき140字程度にまとめています。ジャンルはさまざまですので、お時間のあるときに目を通していただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
『思考の整理学 』外山 滋比古
東大・京大の学生によく読まれているというので、気になっていた本。
思考はいったん寝させて、発酵させ、化学反応が起こるのを待つ。溢れそうになったら、上手に忘れること。ことばも思考と同じようにガラス棒をつたい、ぽとりぽとりと濾過しながら純化してゆきたい。
『勘三郎、荒ぶる』小松 成美
勘九郎から十八代目中村勘三郎に襲名するまでの時間と景色を描いたノンフィクション。歌舞伎を古典芸能として守りながら、現代の舞台芸術として新しいことに挑戦し、実現してゆく。 十八代目中村勘三郎さんは情熱と信念の人だと思う。歌舞伎を愛し、家族を愛し、走り続けた人。
『飛鳥クリニックは今日も雨(上)』Z李
新宿・歌舞伎町でよろずなんでも相談所を営む主人公たちが、厄介なトラブルに立ち向かってゆく。ポンジスキーム、抗争、どれも知らなくていい世界。だからこそすこし覗きたくなるのかもしれない。実録かと思うほど生々しい。
『名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと』おおたとしまさ
多感な時期に学ぶべきは、受験のための勉強ではなく、生きるために必要なことだ。自調自考の文化のもとで学ぶ生徒たちの自立した様子を知り、未来はあかるいと感じた。
『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』君野 倫子 (著), 七代目市川 染五郎 (監修)
歌舞伎の衣装について、実物写真とともに丁寧に解説されている。
花魁、姫君、商人の娘、町娘… 身分によって着物の柄や帯の巻き方や小物の使い方に違いがある。当時の人々もお洒落を上手に楽しんでいたのだなあ。どの写真も美しく、眺めているだけでため息が出る。
『世界一面白くてお金になる経済講座 知識ゼロからはじめる投資のコツ』南 祐貴(セカニチ)
著書はSNS等で経済や投資について解説をされている「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」さん。新NISA制度以前に書かれた書籍だが、資産運用の基本がわかりやすく解説されている。
言われたとおりに毎日経済新聞を読むようになったら、朧げながらも社会や世界が連続ドラマのように見えてきた。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
新年早々コロナ陽性になり、いいのか悪いのか療養期間中に本をたくさん読みました。わかってきたのは、わたしはノンフィクションが好きだということ。旅行記、伝記、ルポルタージュ、スポーツノンフィクションなど、実在する人物の生き方や考え方が伝わってくるので、わくわくします。
読書記録はこちらのマガジンにまとめてあります。よろしければどうぞ。