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ブリックとコシャリ なんちゃってアフリカ

図書館で借りた『おうちでできる世界のおそうざい』を眺めていた子どもがチュニジアのブリックを食べたいというので、せっかくだからエジプトのコシャリと合わせて夕ご飯にしました。

〜ブリック〜
玉ねぎ半分と牛肉100gを炒め塩とクミンで味付け、最後にパセリを入れる。
春巻の皮を深皿に乗せ、具の1/6を乗せたところに卵を割り入れ、小麦粉の糊を付けてしっかり閉じ、多めの油でカリッと揚げ焼きにする。
6個、作っては揚げ、揚げては作る。
ハリッサとコリアンダーを添える。

〜コシャリ〜
米2合、ひよこ豆(水煮缶)50g、レンズ豆30gに2.5合分の水を入れ、塩小さじ1とバター大さじ1/2を加えて炊飯器のスイッチを押す。
トマト缶400gににんにくのみじん切りと赤唐辛子を適当に加え塩、クミン、砂糖、酢で味を整えてトマトソースを作る。
ご飯炊けたらトマトソースとフライドオニオンをかけていただく。

クミンが無いので、ブリックにはローリエ、トマトソースには赤梅酢(トルコのスマックの味をイメージ)を使いました。
ハリッサも無かったけどブリックもトマトソースで美味しくいただきました。

ブリックには思い出があります。
数十年前、大学入試のために叔母の家に泊めてもらった時に、美味しいもの食べて気合を入れようとアフリカ料理店に連れて行ってくれました。

その時食べたブリックは、それまで食べたことのない美味しさでした。
大袈裟に言うなら世界が広がりました。
全ての試験が終わったあと、図書館や本屋を探し、ベターホームの『エスニック料理』に掲載されているのを見つけ購入。
早速作って家族に振る舞いました。
美味しかったなぁ!


さて、当時、生卵を包むのに苦労したことを思い出しました。
卵が逃げて溢れるか、空気が残ってしまい破裂するか…

今回は、春巻の皮の対角を持ち上げるように合わせたら、右の角をつまみながら右に傾けて最初の頂点までくっつけて、空気を抜きながら左の辺を閉じるようにしたら上手くいきました。

〜ブリックの包み方〜

三角のままだとフライパンに入らないので直角は2回目折り曲げ、左右の角も手前に折りました。

〜ブリックの折り曲げ方〜


ブリックはもちろん、コシャリも好評でした。
あの日の私の感動の幾分の1かでも、子どもが感じてくれていたら嬉しいです。

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