vol.1 有機農業の「炭素貯留効果」と「生物多様性の回復力」①
昨年の5月に農水省よって公表された「みどりの食料システム戦略」は、日本農業をいかに持続可能なものにしていくかの戦略を示しています。 その中で有機農業の比率を2050年までに25%に引き上げ、面積で100万haを目指すという野心的な目標を示しました。
さらに本年4月には、それを実行力のあるものにするため、「みどりの食料システム法」を国会に上程し、成立しています。
なぜ農水省は環境問題に期する政策への方向転換を打ち出したのか、一つは農業の「炭素貯留効果の高さ」、もう一つは「生物多様性の回復力」ということを示すエビデンスを農水省自体が示したということにあります。
その背景には、2015年国連でのSDGs採択、さらにCOP26での脱炭素化に向けた世界の取り組みと日本政府の2050年ゼロエミッション化宣言があります。
今回から二度に分けて、その基本的内容を理解する有機農業の「炭素貯留効果」と「生物多様性の回復力」についての記事や資料的なものをClipしてお届けします。
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<オーガニック&サスティナブル通信より>
・土壌への炭素貯留と4/1000イニシアチブhttps://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/climate/attach/pdf/kentoukai-6.pdf
・農地による炭素貯留について - 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/goudou/14/pdf/ref_data3_5.pdf
・潜在的なCO2吸収源として注⽬される農地
https://www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/__icsFiles/afieldfile/2021/04/15/2104i_nozaki.pdf
・令和2年度農地土壌炭素貯留等基礎調査事業の成果
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/attach/pdf/tuti_chyosa-33.pdf
・水田及び露地野菜畑における有機物施用による土壌炭素貯留量の向上
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/726333_6598631_misc.pdf
・農耕地土壌における土壌炭素量の実態と有機物施用による効果
https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/shikenkenkyuu/documents/r3n0801.pdf
・カバークロップ+不耕起栽培で温暖化の緩和と土壌健全化に効果
https://www.ibaraki.ac.jp/news/2020/12/16011038.html
・(研究成果) 農地の炭素量増加による3つの相乗効果を世界規模で定量的に推定
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/niaes/152063.html
・土壌を豊かにし、環境を再生する不耕起・草生栽培|日本での現状と、普及への道筋とは?
https://agrijournal.jp/production/64266/
・カーボンニュートラルに有効な日本の農地の在り方とは?
https://tadori.jp/note/agricultural-land_1/
・バイオ炭で土壌改良や野菜のブランド化 炭の土壌施用がCO2削減に!
https://agri.mynavi.jp/2022_05_26_192864/
・J-クレジットにおいて農業分野の方法論(バイオ炭の農地施用)による取組が初めてクレジット認証されました!
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/220630.html
・西尾道徳の環境保全型農業レポート No.382 EUの土壌戦略策定方針
https://lib.ruralnet.or.jp/nisio/?p=489
有機農業拡大、具体化の動き
■ オーガニックの動向 ━━━━
・オーガニック会議設立宣言 生消、情報交換の場に(*全文は無料登録が必要)
https://www.agrinews.co.jp/news/index/83142
・官公庁食堂へのオーガニック食材供給サポートを開始 日本オーガニック会議
https://www.jacom.or.jp/ryutsu/news/2022/06/220607-59355.php
・農水省の食堂でオーガニック拡大、他省庁のモデルに
https://www.alterna.co.jp/49319/
・有機農業の面積「拡大したい」14% 人手不足など課題で「現状維持」72% 農水省
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2022/06/220620-59699.php
・小学校で地元産の有機米給食始まる 京都・亀岡、環境に優しく
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/807112
・オーガニック給食は“環境重視の農業を回すための車軸”だった!小野寺愛さんと千葉県いすみ市を訪ねてみつけた、私のまちでも「小さく始める」ヒント
https://greenz.jp/2022/06/09/isumi_organic-kyushoku/
・いちご農家77.1%が「農薬不使用」を希望、理由として「環境や人体に優しい作物を作りたい」など
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0630/prt_220630_8290975438.html
・米国EPA ネオニコが多くの絶滅危惧種に重大な影響を認める
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202206212048182
・厚労省部会 グルホシネートの残留基準値改定案
http://organic-newsclip.info/log/2022/202206.html
・みどり戦略目標設定 2030年に化学農薬使用量10%低減 化学肥料使用量20%低減
https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2022/06/220623-59792.php
・みどり戦略認知度 農家の7割が内容を「知らない」 農家理解、なお課題 農政モニター調査(*全文は無料登録が必要)
https://www.agrinews.co.jp/news/index/84823
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