オーデュボンの祈り(著 伊坂幸太郎)
難易度20(下記[20/20])で読了!
伊坂幸太郎のデビュー作。デビュー作で既にこの完成度、プロットの秀逸さは見所の1つです。450頁ぐらいのやや長めの小説だが、ミステリー要素があり推理しながら読むと読みやすい。あの畑のカカシを中心に普通ではありえない世界観を著者独特の物語に仕上げています。個人的には、伊坂作品によくでてくる警察官の描写が既にデビュー作で確立されているように感じました。今現在も売れっ子のヒットメーカーの原点を感じてみてください。
- 人は、川の流れる速度で生きるのがもっとも正しい
- 人間の悪い部分は、動物と異なる部分全てだ
- それを俺はもうかなえているんだぜ
- 菖蒲(しょうぶ)
- アヤメ科アヤメ属の多年草である。病気を治す薬としても使われる。
- ジョン・ジェームズ・オーデュボン
- 「アメリカの鳥」という自分の描いた鳥の図鑑を出版したフランス系アメリカ人
- 1785年4月26日 - 1851年1月27日)はアメリカ合衆国の画家・鳥類研究家。
北アメリカの鳥類を自然の生息環境の中で極めて写実的に描いた博物画集の傑作
『アメリカの鳥類』(Birds of America, 1838年)によって知られる。
- 桶に入れた水に動きがなれば、腐るだけ
- 涸(か)れた
- 水がほとんどなくなる。水けがなくなり、乾いた状態になる
- 逡巡(しゅんじゅん)
- 決断できないで、ぐずぐずすること
- 諄々(じゅんじゅん)
- よくわかるように繰り返し教えさとすさま
- 勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
- 善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲こらしめること。
- 天網恢恢疎(てんもうかいかいそ)にして漏らさず
- 天罰を逃れることは決してできないということのたとえ。
- 諦観(ていかん)
- 本質をはっきりと見きわめること
- 詠嘆(えいたん)
- 物事に深く感動すること
- 稜線(りょうせん)
- 山の峰から峰へ続く線。尾根。
- 三和土(たたき)
- 「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、
塗って敲き固めた素材
- 瀟洒(しょうしゃ)
- 「垢抜けてすっきりしているさま、俗っぽくなくしゃれている様子」
- 吉野仁
- ミステリー評論家
- 超現実主義
- シュールレアリズム
- 快哉(かいさい)
- ああ愉快だと思うこと
- 芳醇(ほうじゅん)
- かおりが高く、味がよいこと