心は動いたかなあ?
お願いするのを忘れていたので、写真は残りませんでした。
電話があったのは昨年の暮れ。
要件は、「ウチの学校に講演に来てもらえませんか」。
単純に、すっごく嬉しかったので一つ返事で承諾をしましたが、電話口の先生には一度面識があったのです。その方は、二年前に陸前高田市内の中学校の授業で、生意気にも「地元で働くということ&マナーの重要性」というテーマでお話をした際に、生徒と一緒に話を聞いてくれていた丹野先生でした。
場所は陸前高田から車で約1時間。全校生徒は50名。
テーマは「夢・希望」。そして、この中学校は今年度で廃校。
…気持ちが奮い立たなない理由がありませんよね。
依頼内容としてお願いされたのが3点。
① 自らの生き方について東日本大震災が与えた影響について
② ホテルマンからりんご農家へ転職した経緯を踏まえて、進路選択についての考え
③ 夢・希望について中学生へのメッセージ
持ち時間60分をいっぱいに使い、お話をさせていただきましたが
全力で講演したつもりでも生徒に響かなきゃ意味がない。
生徒たちの感想は後日、先生が事務所に届けてくれるそうです。
楽しみですが、ちょっと怖い。
とは言え、地域外からは初めての「お呼ばれされた」講演会。
先生が涙を流してくれたのは嬉しかったのですが、全力で1時間話すとこんなにも疲れるとは。やり切った感はありますが、もちろん反省も多々あったわけで。
明日からの営農に、ぎゅっと気が引き締まる思いです。
ただ…
先生方が聞き入ってしまったのかはわかりませんが
お願いするのを忘れていたので、写真には残りませんでした。
もう二度と見ることのできないこの景色。
お礼を言うのはぼくのほうです。
岩手県一関市立興田中学校の生徒たちの未来に、幸多からんことを!
「今日も悔いなく」!
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