ようこそ京都！

そして俺は関西空港に到着した。
飛行機を降りてから移動だけでも大体
2〜3時間はかかる。飛行機も1時間半ぐらい。
来るだけでも体力を使う。やっとの思いで
彼女が暮らしているマンションに着いた。
大体の荷物と必要な服は送っていたので、
バックパック＋彼女へのお土産だけで済んだ。

荷物を下ろして何もかも捨ててきた俺には、
手持ち20万とクソの役に立たない身体のみ。
そして肝心の仕事も決まっていなかったのだ。
彼女には1〜2週間以内には仕事決めるから、
少しだけ待ってほしい。大学に行っている間は
仕事を探しながら家事をするよと伝えた。

彼女と生活してて気づいた事がいくつかある。
①部屋が汚すぎる、下着や服も散乱してる。
②朝は絶対に起きれない。支度も間に合わない。
③忘れ物が多すぎる！食べかけ飲みかけ！
④夜必ずと言っていいほど漏らす(夜尿症？)

上記の事から俺は判断した。

あっ！この子ADHDだわ...

別に抵抗はなかった。彼女が出来ない事は
俺がやれば良いんだと。俺が出来ない事は
彼女がやってくれたら良い。そう思っていたが
だんだんとイライラしてきた。流石におっぱい
可愛いだけでは許されない事もあるよね！？
起きれないのも良い。用意も手伝ってあげた。
1番ムカつくのはベッドで漏らされる事だ！
彼女は申し訳なさそうにいつもごめんねを言う。
その度に良いよと言うが全然良くない！
まじでションベンの匂いは誰でも臭い(笑)
ツーンとする。匂いは全然可愛くなかった。

そんなこんなを繰り返して、2週間程で
ようやく仕事を見つけた。なになに？
リサイクルショップでの接客。配達もあり。
家からはバスで行く事になる。約30分ほど。
すぐ電話をした。『今から来れる？』
何なんだこの今からって今からって！
明日からって言えや！そう俺は心でキレた。
本日は予定がありまして明日でしたら
お伺いする事はできますと伝えた。
男『んじゃぁ朝の11時に来て』
履歴書を持って俺は店舗に向かった。
正面入り口から入り俺はデカい声で

おはようございます！

レジ、買取カウンターには数名スタッフがいた。
うわ！可愛いギャルお姉さんおる！もう一人の
黒ギャルの人はデカい車乗ってそう怖いなぁ...
イケメン人いる！あの人ハーフかな！ワイルドー
優しそうな眼鏡のおばさんもいるなぁ！
ちびまる子のおばあちゃんみたいな感じだ。
雰囲気には合ってないなーっと思った。
名倉をイケメンにした感じの人もいた。
おそらくこの人が店長だろう...40手前ぐらいか。

しかしもう一人そこには一人の大男がいた。
コイツが！奴が！後の悪の権化である。
ここではノッコン寺田と呼ぶ事にしよう。

長くなるので次の記事で話す事にする。