一年間時間を測りまくって達した境地
2023年はToggl Trackを使って時間を測り倒してました。
いや、やっぱりそこまでではないかもしれません。
”そこそこ” 測ってきました。
時は2023年12月も中旬。
私はいま2024年をどんな年にするかを妄想しています。否、目標を考えています。
そんな中ふと思いました。Toggl Track続ける?と。
確かにいま、役に立っている場面と面白がっている場面とそうでもない場面が存在しているのを感じています。
このnoteはその辺の曖昧さに言葉を与えて明確化しながら、来年のToggl Trackとの付き合い方を固めていく、それはそれは個人的なnoteです。
それでも誰か同じようなことを考える方の役に立てば幸いです。
役に立たない場面が見えてきたとはいえ、基本的には役に立つものです。
フリーランスの方であれば、工数の把握にも使っている方がいると思います。
私はプライベートで、主に自己啓発の場面で使用しているので、その周辺での実感を交えたお話をさせていただきます。
役に立つ場面
時間は指標になる
「本を○冊読んだ」は成果としての指標になり得ますが、「勉強した」だとその事実と覚えたことしか残りません。
勉強して身につけたことの証として資格試験の合否や点数、あるいは成果物としてのアウトプットがあれば良いですが、「リスキリング!」とかだと必ずしもそういったものがあるわけでもなく。
いつ成果が出るかが分からず、またこの時の勉強の成果だと自分の中で繋がるかどうかも危ういです。
そんな曖昧な状況ではモチベーションが保てないこともある。
ちゃんと進歩してるか不安になることもある。
だから時間を測り、定期的に確認することで自分が進歩していることをコミットした時間で確認する。
さらにはSNSでシェアしたりしてモチベーションを高く保つ。
そんな指標としての時間は勉強のオトモになります。
他人の参考にもなる
例えば資格試験。どういう経歴の人が何時間勉強して合格したのか、という情報は参考情報として価値が高いと個人的に考えています。
バックグラウンドは人それぞれ異なりますが、異なる経歴を持つ人達がそれぞれ何時間を費やしたのかを公開していれば、その中から環境や経歴が近い人のものを参考にして計画を立てることが可能になります。
そう思って記事を書いたりもしました。
改善には測定が不可欠
勉強する時間が取れていないからゲームの時間を減らそう。
あるいは、毎日勉強を1時間やったらゲームを解禁しよう。
やった/やらなかったの○✕をカレンダーに記録するのももちろん有効ですが、○の方が増えてくるようになったら時間を測ってみるのもおすすめです。
当初ゲーム100時間だったのがゲーム70時間、勉強30時間に置き換わっていれば、「ちゃんとやってるなぁ」と実感を得ることができます。
面白い場面
振り返ってニヤニヤする
Toggl Trackでは好きな期間を指定してレポートを抽出することができます。
以下は私の2023年11月のレポートの一部抜粋です。
思ったより原神やってるなぁ
本読むのって実際これくらいの時間かかってるのかぁ
Obsidian Optimizationじゃ中身がぜんぜん見えないなぁ
など、感想や反省が入り混じりながら、興味深く観測できます。
上のようなグラフ以外にも
週単位で毎日何時間、何に使ったか
年間の趣味/勉強の割合
など自分好みの(必要にあわせた)分析が可能です。
楽しい。
必要な分析のためにはClient・Project・Tagを設計する手間がありますが、これを考えるのも地味に楽しいです。
そうでもない場面
一方で「もうここは時間を測らなくてもいいのでは?」と思う部分も出てきました。
それは、習慣化された部分です。
時間が指標としての価値を失う
読書や勉強に取り組み始めたころは、毎週・毎月何時間そこにコミットできたかを確認するとモチベーションにつながります。
しかし読書や勉強が当たり前になってくると、毎週・毎月そこに何時間コミットしていようが、翌週・翌月も同じようにコミットします。
そして「先月より10時間多くコミットしたけど、だから何が伸びたというわけでもないんだよなぁ」などと生意気なことを感じ始めます。
私はこれを読書やポッドキャストを通したインプットと朝のトレーニングに対して感じ始めています。
もはや当たり前のように行われる行為で目標時間があるわけでもなく、むしろ測定の開始/停止の手間が鬱陶しく感じられ・・・。
こうなるともう時間の測定は効果的ではなさそうです。
振り返るとニヤニヤできるのは変わらないかもしれませんが。
ただこれらの良い習慣が自分の成長に繋がっているのは確かなので、これらは「自分ルール」として、達成している限り自分は成長していると納得できると良いのかなと思いました。
自分ルールの例:
通勤電車では読書・ポッドキャストなどでインプットする
歩行中はポッドキャストやオーディオブックなどでインプットする
Obsidianでメモ化し既存メモとリンクさせるまでを読書とする
こまめなタイマー切り替えが面倒
私の場合は主にポッドキャストなのですが、番組名で時間を記録しようとするとどんどん面倒になりました。
視聴中に別の番組に自動遷移することがあるからです。
例えば
コテンラジオの最新話を視聴
→ 公開されている分を聞き終わってしまったら自動で超相対性理論が始まった
みたいな。
そのまま聞き続けたいのですが、タイマーを「コテンラジオ」としているとコテンラジオの視聴時間としての記録が続いてしまいます。
特にポッドキャストは一話30分前後のものが多く、かつ倍速で聞いていると切り替わる頻度は高めです。
こういったものはToggl Track上では「教養」とかひとまとめにしたり、新しい番組を最新話に追いつくまで聞き続けるときに番組名で登録するかなぁ、と考えています。
2024年のToggl Trackとの付き合い方
2023年は何でもかんでもこまめに時間を測ってきましたが、2024年は少しだけ付き合い方を変えてみるつもりです。
目標をプロジェクトとし、時間を測る
2024年は個人的な目標をいくつか立てています。
資格試験などもあるので、これらをプロジェクトとして扱い、毎週何時間勉強できたかを記録して、もっと時間を充てる必要があるか、どこを削るか、などを考える材料としたいと思います。
30分以下で終わるようなものはまとめたい
「こまめなタイマー切り替えが面倒」のところで話したように、最新話に追いついたポッドキャストなどの視聴はちょくちょく番組が切り替わるため、「教養」とか「趣味」とか大まかにくくって管理したいと思います。
まとめ
時間が指標として役に立つ範囲では有効
習慣化されると時間が指標にならなくなることがある
細かすぎる分類は切り替えが面倒なのである程度まとめたい