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【Rummy道①】ラムレーズンで3品作ったら(株)ロッテお客様相談室へ連絡しそうになった。


まえがき

 先月のAmazon Prime Dayでチョコレートのシリコン型を買った。普段買いにくい商品が安くなったところに狙いを定めて攻めるのが本来の買い方であり醍醐味だろう。
 しかし、わたしが購入したものは高額商品ではなく、セットで税込1,000円以下と安い。これは潜在意識がはたらき、失敗しても腹が痛まない程度の出費に抑えたい願望から。大惨事でもへこたれないための予防策だといえる。

 さてこれからある闘いに挑み、ふたたび帰って来て事実を書き連ねたい。

長い付き合いになるかもしれない。


準備

 まずラムレーズンを作る。メイン食材であり指名打者でもある。

①レーズンを熱湯(ぬるま湯可)に10分以上漬けてふやかす。
②水気を切って拭き取り、清潔な保存容器(びん)に入れてラム酒をひたひたまで注ぐ。ひと晩以上〜

原材料 サトウキビ
1週間ラム酒に全身漬かりました。


 ラムレーズンができた。
さて、これを使って3品作ってみよう。いざ!



【ラムレーズンで3品】

◻️ラムレーズンシフォンケーキ


 こちらのレシピをお借りしました↑ありがとうございます♪以前作って気に入ったもの。
 ラム酒の効かせ方が好みで、主張し過ぎず主張してくれる。


ラムレーズンを酒から引き上げて軽く水気を切ります。
どのシフォンケーキレシピでもメレンゲはこれくらい(おじぎ程度)でよいと思います。立て過ぎると分離して水が出ます。生地に混ざりにくく、硬いと卵黄生地へのなじみが悪いです。
卵黄+グラニュー糖でぐるぐる混ぜます。
油、水、薄力粉+ベーキングパウダーを加えます。
ラムレーズン(刻む)を忘れずにin
メレンゲは2回に分けて入れます。
型に流して空気抜きし、表面の泡のかたまりは消します。
17cm:180℃で30分焼きました。
型から手外しにて。8等分にカットして全部盛り
ラムレーズンがきれいに分散して合格



 シフォンケーキは材料が常にあるもので作れるから、思いつきと食べたい意欲があれば焼ける。

 難点は冷ますのに時間がかかること。型を逆さまにして冷ます時、型の上にステンレスボウルを置くと熱がボウル側に伝わって早く冷めるとか。今日は時間があったので普通に逆さま冷却のみ。次回は試してみよう。

 ふわふわいい感じで焼けた。ラムの効き具合は適正。レーズンがきれいに分散していてよかった。今日は珍しく丁寧に刻んだから。


◻️わたしのオールレーズン

 大好き!オールレーズン(all raisin)。ネーミングが秀逸。そのままだもん。市販菓子の部myベスト3に入る。何度も食べても安堵感は変わらない。
 この魅力をどのように説明すればよいのだろう。

オールレーズン本物
(Wikipediaより引用)


 あるレシピ(失念)を参考に初めて試作してみた。ずっとずっと焼きたかったのに今日まで時間を要したのは、買った方がおいしくて安くて楽だとわかっているから。

 そんな身も蓋もないことを言わずに、今日はチャレンジャーでがんばる。

バターを練って砂糖in
卵→粉類→ラムレーズン
柑橘果皮コンフィも入れました。
卵を塗ってから180℃で23分焼成しました。
いい色に焼けましたが、もっとディープな感じが欲しい。
200℃でもよかったか?
ぶ厚過ぎた
なぜ正方形に伸ばさないのか
大きさバラバラで
失礼します。
一番上の左右2枚がよく焼けてまだマシ
大きさも本家に近いのが上の2枚


 オールレーズンの何がいいって、あの圧縮加減。
布団袋から空気を抜いたイメージ。
 だからどこを食べてもレーズンの存在感が只事ではなくて、もちろんたっぶり仕込まれていて、生地と相まった独特のペタン感と噛み締めを存分に楽しめる。最強のレーズン菓子のひとつだといえよう。

 試作品は生地が浮き過ぎた。レーズンとのなじみが悪い。レーズンを噛んだ時のネチッもない。焼き締め感が感じられず、ソフトクッキーの出来損ないみたいに思える。
 表面がほぼ平らで、ご本家のような焼き色の陰影や波打った動きがなくてつまらない。穴を開けろ。

 改善点が両手に余るので、奇跡的にリベンジ魂が燃えた時はこの記事を読んでトライしたい。


◻️わたしのRummy


 今シーズンは10月早々にRummyを2枚購入した。1年ぶりでも舌は覚えていて、たいそうはしゃいだ。驚くべくは、1枚が税込200円を超えたこと。庶民にも高級感を分け隔てなく与えてくれたロッテ様でも原材料高騰には勝てなかったのか。

 秋といえばRummy。春のたけのこ、夏の冷やし中華、秋の強敵秋刀魚、冬の柑橘を凌駕する、いえ圧倒的ブッチ切りの季節感たっぷりっぷりで、歳時記の秋の季語に「Rummy」がそろそろ載るらしいと聞いた(妄想)。

 もうこれは自分で作るしかない。覚悟を決めたのは10月の初Rummy対面の日だ。

 作業工程はお見せできません。苦手なテンパリング(チョコレートの温度調節)でテンパるのが予測できた。ぼかして撮ったので薄目でお願いします↓

ラムレーズンは刻まずに原形サイズで固めました。
取り急ぎクーベルチュールチョコレートにて製造
テンパリングはセーフ
型抜きもセーフ
Rummyの銀紙が忘れられず、
アルミホイルでざっと包んだ。
包丁を入れるとザクッと割れた。
ラムレーズンが生きてる!
ご本家登場
「クレーマーですか?」
夢の共演


 チョコレートとラムレーズン。脳で味を感じつつ、さらに全身での喜びが顕著で、何度食べても新鮮味がプラスされる。余韻が長くて1時間は楽しめる(わたし調べ)。

 チョコのシリコン型は役目を果たしてくれて、安くても満足できた。しかしながら欠点1つ。チョコレート色のため、溶かしたチョコを流す時に保護色になってどこまで入れたかわからなくなる。カメレオンと葉っぱの関係だ。

 今日の試作はチョコレートを溶かしてラムレーズンを固めただけだった。次回は生クリームを合わせるなどで、さらにRummyっぽくなればいい。

〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-20-1
(株)ロッテ お客様相談室

(株)ロッテ サイトより



どうしてこんなにおいしい組み合わせなのですか?

どうして銀紙をやめてしまったのですか?


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