読書の秋を楽しむために考えたこと
昨年末からようやく電子書籍を読むようになり、目への負担を考えてKindle電子書籍リーダーを購入した。
シンプルな操作で使いやすい。時々イラっとすることがあるけれど、さらに気軽に読書を楽しめるようになって喜んでいる。スマホやタブレットで読むよりも目に穏やかな感覚だ。
紙の本は案外重くて疲れて汚れるし、持ち運びには気を使う。しかしKindleリーダーは軽くてコンパクト、さらに何冊も保存できるので助かっている。
それが10日前に突然動かなくなった。いくつか応急処置を施したものの反応はなく、Amazonカスタマーサービスに頼るしかないとうなだれた。
しかし「待て、その前に確認したいことがあった!」
audible歴は2年半くらい。通勤、家事,睡眠前に流して聞いている。すきま時間が有意義になった。
目の疲れが年々重く、老眼のコントロールに苦労している。ピントが合わなくて目が気の毒。
読書を細く長く継続したいので、耳に助けてもらうことにした。これが今のところ予想以上に貢献してくれて喜んでいる。
どうしてもぶつ切りで聞くからか、振り返りが必要なことがある。何より困るのは睡眠前に聞くこと。子守唄がわりの朗読に引き込まれ、気づけばタイマーは時間切れ、どこまで聞いたか調べるのが朝のルーティンである。
次々と新作が出て、聞きたいリストはいつもいっぱいになる。
2024年に入ってどれだけ読書をしたのかメモを見た。本のタイトル、作者名、読了日の超簡素なもの。
昨日でちょうど100冊だった。
*Kindle 35冊
*audible 61冊
*紙の本 4冊
最近読んだのがたまたま紙の本で、ご無沙汰感が半端なかった。正直ここまで紙の本を読んでいないとは意識になくて、プチショックだった。
各々でメリット、デメリットはあると思う。
Kindleはテンポよくスルスルと読めて、次々読みたくなる高揚感がすごい。おともだち感覚がうれしい。
audibleは全自動洗濯機みたいで、楽で楽しくてスッキリして気分よくてどうしよう。目も手も使わなくてよいのだろうか。
紙の本は、読むスピードがKindleよりゆっくりめ(内容による)で、噛みしめるように進んでいく。考えながら、時に本を閉じてため息ひとつ。感情が浮き上がってくる感覚が好き。ページをめくる動作を忘れるくらい没頭できるのは紙の本の醍醐味だと思う。
まだまだ暑いけれど秋が来た。
目を労わりながら、もっともっと紙の本に手を伸ばし、疲れたら耳全開で聞いて、すきま時間はKindleでライト感覚の読書を楽しもう。
そのためには先延ばしせずに、早くカスタマーサービスに連絡しなければ。
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