
「ひと晩発酵おからみそ」 the final
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始も人知れずやっています。
だんだんシンプルさが際立ち、そろそろひと皮むけそうな兆候を感じます。
誰が?
おからみそが。
今日を迎えるにあたり、遠そうで近い過去を振り返ります↓
*タイトル画像は、ゆで卵の鍋の中。不穏な揺らめきが心中を表していて毎回どんより笑います。
「ひと晩発酵おからみそ」を使って料理をしています。

定番料理の置き換え感は否めませんが、素材との相性が確認できるので少しずつ記録しています。
前回に引き続き、連番で表記します↓
11 油揚げおからみそ焼き


いい感じの焼き色がつくまで様子を見ながら。
サクサクでおいしい。焼き色がごちそうに変わります。おからみそは相手がシンプルなほど本気を出します。たまに死んだふりもします。
戦ったり混ざったりせずに、一歩引いたポジションが得意技。エネルギーを消耗したくないと訴えていました。
油揚げも大豆出身だから相性はすこぶるよいです。
12 ふろふき大根 おからみそver.

熱々ふーふー。
普段使いの「みそ」のようなインパクトはないので、大根が主役の料理だと思い出させてくれます。
みそがだしに混ざってだんだん緩んで流れそうになる。その前に食べなければ!気が焦る。熱々恐い。
13 野菜スティック
ーおからみそを添えてー

大根、きゅうり、あまにんじん(ミニ)

長さ太さを揃えて切る苦行が……。
冷やしてパキッと小気味よくかじります。
おからみそを好きなだけつけて。
これが予想だにしなかったナイスな組み合わせで、手が伸びて気づけばお皿は空でした。
家族が好きな順は、
①大根 ②きゅうり ③にんじん
わたしも同じです。
大根の瑞々しさがおからみその柔らかな風味と中和して、噛めば噛むほどおいしかった!
野菜の水分を感じやすさが高評価につながったと推察します。
14 おからみそゆで卵


刃に卵黄がくっついて切りにくく、断面がガタガタです。
あまり味がしませんでした。塩麹ゆで卵の場合はひと晩漬けていますが、今日は5時間程度で漬ける時間が短か過ぎました。おからみそは甘味が強いので、量を増やせばよかったかも。
野菜スティックのようにディップ扱いでゆで卵にのせて食べると、使用量がわかりやすくてダイレクトに味が伝わり、おいしさに早く近づけそうです。
15 おからみそクッキー

右側におからみそ10g

凡人にはできない離れ技です。

別名 「いびつ」と呼びます。

この時点で2枚試食済み。通常試食は1枚です。
油脂はごま油と米油(レシピはサラダ油)使用、さらにごまが入ります。普通のみそなら互角に戦えたと思いますが、おからみそは控えめなのでクッキー焼成後の風味はどこか儚げでした。
味はおいしい。和風で噛みごたえがあって手が伸びます。欲をいえばもう少しおからみそを増やすか、ごま油をやめてサラダ油(米油など)にすれば、よりおからみその存在がわかるように思いました。
★スピンオフ: おからみそ お湯割り
世は(誰かは不明)白湯を推奨するくらいだから、おからみそをお湯に溶かして悪いはずがない。
みそ汁ではない。具は一切入れない。
清めるのだ。お湯割りで流すのだ。慢心に満ちた心を。黙って飲む。ズズーッ。


味見して追加おからみそ5g
「溶かして飲む」
まだまだ青いわたしには早過ぎたかもしれない。
お湯割りのよさがわからなかった。修行僧になれなかった。(おからみそお湯割りは修行メニューにないと思いたい)
おからみそとお湯のバランスを探るまでもなく、潔く今後は「みそ汁」としていただきます!
せめて記念写真をながめながら思い出に変えます↓

残量が推定100gを切ったおからみそ。
テクニックいらずの料理でトータル15品試しました。
発酵調味料と名乗るだけあって、シンプルな日常の食事を彩る奥ゆかしい調味料です。
出来上がった当初に比べて甘味とコクが増しており、生命力を感じています。
あー楽しかった。
動かないエンドクレジット↓
恐れ入りますがスクロールしてください↑
キャスト
主演 ひと晩発酵おからみそ(新人)
料理
1 おからみそチーズトースト
2魚のおからみそ焼き
3 おからみそ汁
4 おからおからみそサラダ
5 おからみそ炒め
6 ポテサラおからみそサンド
7 おからみそ納豆ご飯
8 おからみそ田楽風
9 おからみそ肉野菜巻き焼き
10おからみそヨーグルト
11 油揚げのおからみそ焼き
12 ふろふき大根 おからみそver.
13 野菜スティック-おからみそを添えてー
14 おからみそゆで卵
15 おからみそクッキー
スピンオフ: おからみそお湯割り
おからみそ 開発 榎本美沙 様
企画 おらんじぇっと
料理 おからみそ子(友情出演)
撮影 おらんじぇっと
監督 おらんじぇっと
ありがとう!ひと晩発酵おからみそ。
関連記事を読んでくださった皆様に御礼申し上げます。特にスキをいただいた、のべ147名(2025.1.1現在)の皆様には今夜「おからみその夢」をもれなくお届けします。
続編の予定はありませんが他にもやもやしている事柄が多数あるため、別課題でお目にかかれると存じます。その節はどうぞよろしくお願いいたします。