人も料理も適材適所には収まらない。
「三つ子の魂百まで」
幼い頃の性格は100歳まで続くらしい。
3歳でサンドイッチを作って嘆いたり、クッキー缶で悩んだりしなかったけれど、あの頃からの伏線を現在回収しているとしたら、どれだけ破天荒に無自覚で生きてきたのか。考えると猛暑でも背筋が凍る。
本気の残暑が我を苦しめる。こうなったら汗を流して体温を下げるしかない。荒療治といふ。
先日初めて作ったケチャップ麹がおいしかったので再び作った。
前回はピザトーストもどきで楽しんだ。
見た目が最高に気持ち悪かったけど。
★置き方と切り方に難あり。
今日はサンドイッチにした。
上に切れ目を入れて突っ込むスタイル。
おかしい。違和感がぬぐえない。飛び出る?
キャベツの姿が1mmも見えない。
チキン、クリームチーズ、ケチャップ麹に踏みつけられて気の毒過ぎて涙が出る。チキンはのびのびして憎々しい。
そもそもパンがプチ過ぎた。ベースが弱小。
おいしそうに見えない。
★はさむ量と入れる順に難あり。
完成図をイメージせずに「取り急ぎやってみる」全開で進むとこうなる。
40歳代からだんだん加速する三つ子の魂。
過去にもやらかしている。
フルーツの適正量と大きさがわからぬまま強引に作るとこうなる。食パンに申し訳なかった。
(お見せできないもっとすごい断面写真あり)
フルーツサンドの醍醐味といえば断面でしょう。
もう絶望ですわ。
★上下左右の位置関係に難あり。
位置を少しずらす。
量の増減を見直す。
置く順序を変える。
土台を違うものにする。
これは人事の世界にも通じるように思う。
適材適所は人も料理も思い通りにいかない。
だからどうすればよいかを推察して少しずつ動かすのが肝要で、現状維持ほど罪は重くなる。
(毎日賑わっている県知事報道はどうですか?)
おいしく食べるために少しの工夫で改善できることは山ほどある。
だから失敗上等魂と実験魂で毎日を過ごす。
多分これもわたしの「三つ子の魂」の一部だろう。