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【柑橘ピール】柑橘は皮が命

柑橘を手に取ります。むきます。食べます。
勢い余って皮から食べ始めるヒトはあまりいないと推察します。

ほとんどの方は、皮をむいて横に置き(ゴミ箱に投げ込む?)、果実を噛んで甘酸っぱい汁と鼻腔に広がる芳香を同時に味わいます。

「さわやか」 いつでもどこでも 「さわやか」

「さわやか」といえば、レモンやグレープフルーツを代表とする柑橘類、コカ・コーラ、静岡県のハンバーグ店(わたし調べ)。

話が脱線しましたね。
果実は食べるとして皮はどうするの?生ゴミで捨てると大きな柑橘は結構な重量だし、なんだかもったいないし、食べる方法は?そもそも皮っておいしいの?

好き嫌いは分かれると思いますが、皮好き代表としていわせていただきますと、

「果実はいらぬ、果皮をくれ!」です。
(ウソをつきました。実もください)

柑橘の魅力を1つだけ挙げると「香り」です。
皮には精油成分が凝縮されていて、香りや栄養成分も閉じ込められています。柑橘の皮を削ったら一瞬でいい香りが立ちます。捨てるには惜し過ぎる。
できる限り皮を食べたい。全部愛したい!


柑橘ピール

今回はクイックバージョンです。ワタはそのままつけています。

伊予柑(中)4個¥280
皮をむきます。
苦味がダメな場合は、白いワタを少し取り除きます。
好みの幅に切ります。
細過ぎると見た目はカッコよくても加熱時にちぎれやすい。
ゆでこぼし3分×4回しました。
ゆでこぼし後は冷まして冷水に5分漬けます。
(繰り返し)
苦味を抜きます。
水切りした果皮、果皮重量の50%グラニュー糖
ひたひた少し下の水を入れて煮ます。
だんだん
しっとりしてきて
艶が出てきて
水分が減ります。
22分加熱しました。
網でシロップを切ります。
(昨夜はここで燃え尽きた)
2日目の今朝
オーブン焼きで乾燥させます。
110℃で30分焼成
ベタベタしなければOK
硬過ぎても食べにくいので、いつも考える場面です。
粗熱を取り、グラニュー糖をまぶします。
冷まし過ぎるとつきにくく、熱ければぶ厚くつきます。
砂糖漬け直後
やらかしギリギリ
食感は柔らかくて食べやすいです。
苦味が残っている大人ver.
光の加減で果皮の色が濃く見えます。
こちらが実物に近いです。
いっぱいできました。


皮はなかなか乙なもの。1-2個で作れば気軽にできると思います。寒い日にシトラス香る湯気を浴びながらの柑橘仕事は、気分が上がってローリスクハイリターンです。捨てるものを生かして楽しむ。

もうすぐさまざまな柑橘が出回ります。そのオレンジや黄色の鮮やかさと名前の可愛らしさに癒されキュンキュンしつつ、冬を楽しんで春を待ちます。

悩みといえば、作ってもそんなには食べないのでなかなか減りません。プロセスに一喜一憂し、やらかし、うなだれて、味見をしたらほぼ終わりです。

作り終えると次の柑橘加工を考えてチャレンジするため、完全に製造と消費のバランスが崩れています。以前は試食してくれる仲間がいましたが、今は自宅でジワジワたまります。

「いつまでもー、いつまーでもー♪」
完成品が冷蔵庫のあちこちで冬眠します。

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