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3品作って柿食えど鐘は鳴らない子規になれない。

我が家はお寺から近く、大晦日の厳かな除夜の鐘がよく聞こえる距離です。日常で鐘をつくかどうかは知らないのですが、今まで聞いた記憶はありません。

今日は正岡子規のように(おそらく)しみじみ柿を食べるので、耳全開かつ静かに過ごします。


太秋柿2個を使って3品cooking。
簡単で気負わずおいしく作れるレシピです。


◻️柿とラムレーズンのはちみつ和え

柿+レーズン!大好きコンビ最高❤︎
ラム酒とはちみつに漬けて5時間待ちました。



待つ系料理は楽でワクワク度が高い!

大人のフルーティさにクラッ。
食感の対比が愉快で食べ過ぎる。


お好きな方はアイスクリームやヨーグルトをのせたらゴージャス感が出そうです。
レーズンはぬるま湯に約10分間つけて柔らかく戻し、水気を取り除いてからラム酒inしました。


◻️柿と小松菜のごまよごし

春菊との相性が抜群ですが本日は代打小松菜。
しょうゆ麹で味つけしました。


神聖な柿を汚したる!これに限っては、白ごまより黒ごまで汚した方がおいしい気がします。
柿をマッチ棒くらいに切りたかったのに、気づけばいつものダイナミックカット。小松菜が怖がって影に隠れてしまった。

太い。まことに太い。太秋改め太柿でもいい。



◻️焼き柿
皮あり、皮なしで試してみました。
もちろん「田舎のおばさん」切り。
1個を8等分してグリルで焼きます。



左:皮あり          右:皮なし


1行目:無塩バター    2行目:はちみつ
3、4行目:柿のみ


熱々にバターをそっと落とすと、もう!
予想を超えてきました。
柿のパウンドケーキを作った経験はありませんが、乳製品との相性は多分悪くないです。

皮なしでも表面が乾燥し過ぎずにおいしくいただきました。太秋以外の熟した柿で作れば、さらに甘味豊かでねっとり柔らかく食べられると思います。
皮つきは表面が硬いため、後でペッペッが必要です。(剥いてから焼こう←メモ)

シャリシャリ食感の太秋でも加熱が邪魔にならず、ほの温かい舌触りが新鮮でした。


ひじきあさりご飯と柿三種盛り



主菜……メインはいずこへ?行方不明中

無視して夢中で柿を食べました。大満足♪


結局鐘の音は聞こえず、ここで一句は浮かばず、剥いて切って和えて焼いて食べて終わりました。


ところで、こちらは俳句県。
俳句を詠んだ経験なしでも詠んでいいのです。
ここは一つ恥をしのんで、いざ!
子規先生、夏井先生のように赤ペンしてください。


焼き柿に落とすバターの溶けるるを 

               おらんじぇっと


子規先生、今年も柿を食べ始めました。
柿の木1本分ほど食べたいです。



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