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偏差値50の法則

学生の時は、偏差値ができるだけ高く高くと思いましたよね。

でも、国民で一番多い層って偏差値50近辺なんです。

で、たくさんの、いいねを集めたい。フォロワーが欲しい、みたいな現代のSNSを考えると、文章を書く時に誰をペルソナにするかというと、この偏差値50近辺です。

まあ統計上の話ですから、いいとか悪いとかいう話じゃなく、一番多い層を攻めるのは当然です。偏差値50といったって、その前後、40~60くらいの幅を取れば、実は全体の70%弱の割合なんですよ。

頭のいい人の文章って、たまに自分が偏差値70あたりなもんだから、自分がわかるようにって文章を書いちゃうんです。そうすると、偏差値70以上って、全体の2%しかいないんです。誰にもわかってもらえない文を書いて、伝われなくて沈んじゃう。小難しい文を書いて、頭のいい人しか読めないと、暗号になっちゃう。

大学教授の文とか、官僚が作った資料とかも、そういう傾向にある。優秀なのはわかるけど、読むの誰って話です。

せっかくいい頭があるのなら、読み手のこと考えようよ、と。偏差値50の層を想像しながら、できるだけ平易な文を書く。長い文を書かない。長文を書きすぎない。

もしかしたら、偏差値70以上が集まる場所があり、そこでの会話では気にしないでいいでしょうが・・。なんと、そこはニッチでしかないんですね。2%だもの。

私は、偏差値50の法則と呼んでます。その層を想像して置きに行くことが大事じゃないかなぁなんて、思います。正しいことより、大まかにでも伝わることの方が重要な場面すらありますから。


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