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子を持つことを意識してなくても早いうちに婦人科検診には行っとけ、

……さもないと、あとから後悔するぞ。(実体験)

どうもこんにちは、おれんじ*です。

今回は不妊治療そのものの話ではありませんが、もしかしたら不妊症になった発端かもしれない病気の件について書きます。若い女性の方、他人事ではないかもしれませんよ。(ということでこんなタイトル)

遡ること十数年。大学入学して半年後にひどい腰痛に襲われて以降、わたしはずっと腰痛持ちでした。しかも全体的な腰痛ではなく、なぜか右側に偏った腰痛持ちでした。

整形外科に行ったり整骨院に行ったりマッサージに行ったりカイロプラクティックにも行ったりしましたが、一時的には良くなったような気がするもののしばらくするとぶり返す、という状態を繰り返してました。

根本的に治らないなら仕方ないな……と、半ば諦めて腰痛と共存して生きていました。それは就職した後も変わりませんでした。

就職して数年経ったころ(当時は独身で実家暮らしでした)。ある夜、就寝中に腰が痛いような、右の横腹が痛いような違和感を感じて目を覚ましました。お腹も痛かったので、とりあえず胃薬をのんでまた眠りにつきました。寝れば治るだろうと思っていました。

翌朝。腹痛は治るどころかひどくなっていました。起き上がったら激痛で、また横になることしかできませんでした。なお、この時は腹痛が激しすぎたので、腰痛のことは忘れています。
「右下腹が痛い、ということはきっと盲腸だな…」と考えたわたしは母に、近くの胃腸科に連れて行ってくれと頼みました。

そして近くの胃腸科に到着し、鎮痛剤と盲腸をちらすための薬を点滴してもらいました…が、全く良くなりません。小さい開業医なので、ここまでが限界、ということで、CTスキャンのある病院に行くことになりました。この移動の間もずっと激痛に耐えてました。ちなみにここまで救急搬送ではなく普通に実家の車で移送されてます。

移動後、激痛に耐えながらCTスキャンを撮影。検査結果はというと、盲腸には全く異常はなく、卵巣が腫れて捻れているとのことでした。

CTスキャンを撮った病院には婦人科はなく、一刻も早く婦人科のある病院に移った方がいい、という診断で、ここにきてようやく(?)救急搬送されることになりました。搬送中もずっと激痛に耐えながらも、ちゃんと喋れるし意識もはっきりしてるんですよね…。

婦人科のある総合病院に救急搬送後、あれよあれよという間に緊急手術になることが決定し、激痛に耐えながら同意書とか入院の書類とかにサインし、気づいたら手術が終わっていました。

診断名は「右卵巣嚢腫茎捻転および子宮筋腫」でした。この緊急手術で右の卵巣と子宮を部分的に(病変部のみ)切除しました。卵巣も子宮も残しておける病状だったので、まだ良かったと思うべきか…。

この手術以降、実は腰痛(とついでに生理痛)が軽くなったので、頑固な腰痛の原因として、婦人科系の病気が隠れている可能性も大いにあるんだなあ、と身をもって気づきました。こんな身をもった(?)気づき方したくなかった…。

今になって、腰痛をただの(整形外科的な)腰痛と思って放置せず、婦人科の病気を疑って早いところ婦人科にかかってさえいれば、現在のわたしが不妊治療で苦労することはなかったのでは…と思っています。(ちゃんとした因果関係があるかは分かりませんが)

確かに生理痛はキツかったけどもっとキツそうな友人もいたし、生理が多すぎて重いとか不順だとかもなかったし、一般的な(婦人科的な内容のない)健康診断では全く異常なかったので、シグナルは本当に「腰痛」だけだったんですよね…。

これを読んでくださった(特に若い)女性の方へ。

わたしの経験を反面教師に、ぜひとも早いうちに婦人科検診を受けてください。婦人科的な自覚症状がなさそうでも受けてください(現にわたしは腰痛のみだったので)。
…「結婚の予定がない」とか「こどもを望んでいない」とか、そんなの関係ないです。わたしのように結婚する前に手術が必要な状態まで悪化することもあるんです。
しかもわたしがかかったような病気は、「こどもを望んでいない」うちに早期発見できていたほうが治療しやすいんですよね。ピルをのんで排卵を止めるのが一般的な治療方法なので。(妊娠を望むようになったら、もちろんですがこの方法での治療はできません)

いざ結婚してこどもを望むようになったときに、婦人科の病気が発覚して後悔しないためにも、早めの婦人科検診の受診をよろしくお願いします!

…以上、おれんじ*からのお願いでした!(啓発活動風)

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