歴史の年表を書いてみた話 第1回
きっかけの壁
今から少し前の話。2018年年末のこと。
その日は休日だったのに朝の5時にバッチリと目が覚めてしまった。もう二度寝は出来そうにない。布団の中で、どうしようかなと思っていた時、今となってはどうしてそんなことを考えたのか全くもって不明なのだが、日本の縄文時代って紀元前どれくらいだったんだっけ?なんてことがふと頭をよぎった。うーん。全然わからない。でも気になる。
で、ベッドから部屋の壁を眺めた際に、あ、この白い壁に年表的なもの引いてみる?と思い、マスキングテープを引き出しから取り出す。
朝5時。起き抜け。パジャマ状態。どうかしている。
もう一度言う。どうかしている。
縄文時代って何年前くらいでどれくらいの期間あったの?え?1万年以上も前?、しかも縄文時代が1万年以上あったの?それって紀元前いつの話よ?なんてことを調べながらマスキングテープを切って貼っていってみた。
上の写真の下から2番目のラインが世界史ライン。マスキングテープひとかけら1000年。(紀元前15000~現在まで)
写真一番下が、日本史ライン。縄文時代の長さがはっきりこの期間ですというのがちょっとわからなかったので上の紀元前ラインと合わせてみることに。縄文→弥生→古墳→飛鳥とざっくりと、上の世界史ラインに合わせて貼っていった。
縄文時代、ながっ!なんだこれ?
他の時代みじかっ!
上の写真は西暦部分にフォーカスした写真。全体からしてまぁなんと短いことよ。日本の時代変わり過ぎじゃない?もっと縄文みたいにドーンと構えてられなかったの?なんて私が考えたとてどうしようもないことが頭をよぎりまくる。まぁいい。
で、地球どうしようか?となった。それは知ってる。地球誕生は46億年前。
既に貼り終えた1万5千年分と同じ尺度で、46億年分をこの壁に貼ろうとしたら私はとんでもなく豪邸に住む必要がある。いや、、万が一豪邸に住んでいたとして46億年分は貼りたくない。絶対にイヤだ。
諦めの早い私は、地球46億年の歴史に敬意を払いながらもバッサリとカット。端折り過ぎだろうと思いつつも世界史ラインと日本史ラインの上に1000万年前からひとかけら100万年でもう一つ別のラインを貼ってみた。
1000万年前から現在までのラインが一番上に貼られ、そのライン上で1万5千年分ってどれくらい?と見たところ、マスキングテープの長さ的にそれは「ミリ」の世界。これ46億年分を貼って行うと(絶対やらないが)それは、点にもならねぇな。と思ったのであった。
朝の5時からネット検索しながらマスキングテープ、ハサミ、定規、ふせん等々と格闘すること数時間。
とりあえずこういうスケールだったんだ、、というところまでわかり、ふと思った。
歴史、全然わかってなかったじゃん。ということ。もうひとつは、この壁を見ていると、日々些細なことで考えたり、悩んだり、迷ったりしていたことが結構どうでもよくなるねということ。
じゃ、じゃー、これをきっかけに自分で年表書いてみようかしら?と感じたものの、もう一人の私が言う。え?マジで?やるの?どうやって?
でも、気になり始めちゃったからとりあえずやってみようか。そんな軽い気持ちで年表を書いてみることに。
今日はそんな気持ちになった「きっかけの壁」の話。
年表作りの話は、また次の話。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?