強みや得意なことがなくても「なりたい自分」に変われるワケ
「自分の好きや得意なこと、強みを活かして自分らしく生きる」。
今、この生き方を目指す人が増えていますよね。
もしかしたらあなたも、この生き方に憧れて、
「私の好きなこと、やりたいことって何?」
「私には何ができるんだろう?」
と、自分探しをしているかもしれませんね。
でも、答えがなかなか見つからず悩んでいませんか?
そんなあなたに、朗報です!
好きや強み、得意なことが分からなくても、[なりたい自分]が見つかり、
変われる方法があります。
その方法をお伝えする前に、まず一つお話を紹介しますね。
あなたは、知っていますか?
あの自動車会社トヨタの原点が、はた織機会社だったことを。
1867年、貧しい農家に生まれた豊田佐吉(トヨタグループの創始者。豊田章男 現トヨタ社長の曾祖父)は、夜遅くまで手で布を織る母親の姿を見て育ちました。
苦労する母親の姿に、
「母親を楽にしてあげるものは、世の中の役に立つに違いない」
という想いで、自動はた織り機を創るアイデアを思いつき、それを実現させたのです。
実は、佐吉さんのこの生き方に、[なりたい自分」を見つけ、変わるためのヒントが隠されているのです。
どういうことかと言うと…。
彼がはた織機を発明したいと思ったのは、自分のためではありません。
苦労している母親のためであり、世の中のためでした。
家庭が貧しかったため、小学校しか卒業していない佐吉さん。
はた織り機を発明したいと思った時、発明に必要な学力も知識も、もちろん資金もありませんでした。
その時点で彼にできたことと言えば、父親からの見習い修行で身に付けた大工業だけ。
そして彼がもっていたのは、「母親のため、世の中のため」という純粋な想いだけでした。
それでも、強い情熱と発明欲で独学で自分の道を切り開き、はた織り機を創るという志を成し遂げたのです。
参考:
◆<自動車人物伝>豊田佐吉…発明王、トヨタ自動車の原点
◆【Q&A】清華大学講演会「未来をつくる仲間へのメッセージ」
(こちらはYouTubeの動画。13:59から、佐吉さんのお話が始まります。)
佐吉さんの生き方が示していること。
それは、
[なりたい自分]を見つけ変わるためには、
まず自分の外にある問題に気づき、
「なんとかして解決したい」
「○○のために役に立ちたい」
という他者への想いをもつ必要があること。
そして、
その想いを抱いた時点では必ずしも、好きや得意・強みをもっている必要はないということ。
「誰かの役に立ちたい」という強い想いがあれば、その想いを果たそうとする過程で、できないことでもできるようになっていくからです。
私自身も、大学生の時に国際看護師になる夢を見つけられたのは、自分探しをやめ、世界で起こっていた戦争や難民問題に気付けたから。
その時点で、その夢を実現するのに必要な強みや得意はありませんでした。
英語でのコミュニケーションはほとんどできなかったし(これでも、大学では最初英文科に在籍していたのですが)、
看護師にだって、なれるか分かりませんでした。
だけど、
「国際看護師になって、戦争で苦しんでいる人の役に立ちたい」
という想いがあったから、
看護学校に合格するため、苦手で嫌いな化学や数学も勉強できたし、
看護師になり、
仕事で疲れて帰ってきた後でも、国際看護師になる勉強をすることができた。
それで本当に、国際看護師になることができたのです。
自分とだけ向き合い、今の自分に囚われていては、本当に実現したい[なりたい自分]を見つけることはできません。
未来のことを考えるのに、「今」の自分を基準にしていては、[なれる自分][なれそうな自分]にしか変わることができないんです。
本当に心の底から求める[なりたい自分]を見つけ、変わりたいと望むのであれば、
まずは、自分の外に関心を向けて、外で起こっている問題を知ること。
次に、
その問題を解決するために、「自分は何がしたいか」という視点で考えること。
その時点で、「自分に何ができるか」考える必要はありません。
その問題を解決する能力が自分にあるかどうかは関係ないし、これからその能力をつくっていけばいいんです。
あなたがもし、
自分と必死に向き合っているけど、なかなか答えが見つからなくてつらい、
という状況にあるなら、今日の話を参考にしてみてくださいね。
こちらもお役に立てると思います。
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それでは、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。