「未成年口座への入金」で失敗したはなし楽天証券編
わが子にも「金融教育」を!
そう思って、サクッと未成年口座を開設できたものの、証券口座への入金で失敗したはなしです。
未成年口座であっても、子ども本人名義の銀行口座からお金を入金しなければいけませんでした。
私の失敗を要約します
「私の楽天銀行口座」から「子どもの楽天証券口座」へ通常振込にて、入金をしてしまいました。
親名義の銀行口座から、子ども名義の証券口座へ入金は受付されません。その結果、金額に関わらず入金は証券口座では反映されず、お金が楽天証券へ行ったきりになってしまいます。
たとえ親子間であってもダメなんです!
「取引主体者」が肝心です
「取引主体者」とは、未成年口座の入金や発注などを実際に行う人です。
子どもの年齢が満15歳以上なら、子ども本人を取引主体者とすることができます。※15歳以上であっても、取引主体者は親であっても構いません。
取引主体者が誰なのかをしっかり理解したうえで、入金の手続きを進めていくことがとても大事です!
わが家は、長男が高校生なので取引主体者を本人としました。長女は中学生で15歳未満なので、必然的に親権者が取引主体者となります。
<取引主体者>
・長男(高1)⇒子ども本人
・長女(中2)⇒親
失敗を防ぐポイント3つ
証券口座の開設だけでホッとしない
間違いに気づいてから、再度証券口座へお金を入金する準備に移りました。思ったより時間がかかりました。
入金する準備とは、
・子ども名義の銀行口座を開設する
・開設した銀行口座でオンライン取引を開始する
以上、2点です。
入金できるまでの流れ
わが家は、ゆうちょ銀行で子どもの口座を開設しました。
ゆうちょ銀行の場合、店頭で口座開設&通帳作成だけでなく、ダイレクト登録を完了させる必要があります。
①アプリをダウンロードする
②アプリ内で情報入力&セキュリティ認証登録
③認証後、24時間経過すると取引が開始できる
すぐに証券口座で取引を始めたかったのですが、②・③で予想外の時間をとられました。
リアルタイム入金が便利
楽天証券の場合は、子ども名義の「銀行口座」から「証券口座」へお金を移すときに、リアルタイム入金を活用すると便利です。
※リアルタイム入金に対応できる銀行は限られています。下記リンクからご確認くださいね。
返金手続きはとても面倒だった
さて、間違って振り込んだお金の行方についてお伝えしますね。
親名義の銀行口座から子ども名義の証券口座へ、間違って入金手続きしても未成年口座への着金は反映されません。
また楽天証券からの通知もありません。
※お金が流用されるわけではなく、楽天証券が独自で管理する口座でプールされるそうです。
楽天証券から返金してもらうためには、入金元の銀行(わが家は親名義の楽天銀行)へ電話にて「組戻し」を依頼しなければいけません。
※楽天証券ではありません
かつ、手数料(楽天銀行の場合は880円)を支払います。
ネット銀行のフリーダイヤルは繋がりにくく、また返金完了までグループ会社間であっても一週間程度かかりました。
まとめ
今回の失敗は、親名義の銀行口座から子ども名義の証券口座へ「通常振込入金」をしたことが原因です。
仮に「リアルタイム入金」を試みたとしても、取引主体者が子ども本人のため受付されなかったでしょう。
未成年口座へ入金する方法は、
・通常振込入金
・リアルタイム入金
の2つから選べます。
原則、未成年口座への入金は子ども本人からのみです!
例外として、
・取引主体者が親
・リアルタイム入金
以上「2つの条件をすべて満たす場合のみ」親名義による入金が反映されます。
長男は、私が推薦する課題図書『お父さんが教える13歳からの金融入門』を読みました。また中学校で経済については一通り学んだようです。
なので、取引主体者を本人で登録したわけです。
長女にはまだこの本が難しいようですが、貯金には人一倍どん欲なので、ポテンシャルは高いと感じています。投資も少しずつ理解できるようサポートしていきたいと思います。