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【開発3ヶ月】 生成AIと作る、ノンプログラマの初めてのWebゲーム開発
はじめまして、OpenIHAです。
地域冒険ゲームプラットフォームのOpenIHA(オープンイーハ)と申します。一言で言えば『地域おこしをゲーム化した』というものになります。
当サービスは、生成AIのOpenAI社ChatGPT(GPT-4o)、Anthropic社Claudeを活用し、個人開発された無料で使えるWebサービスです。
OpenIHA
https://openiha.com
『イーハ』は岩手の作家、宮沢賢治さんの作品に登場する『イーハトーブ』という『理想郷』を表現する言葉から引用しており、岩手県独自の観光資源の開拓や、地域情報を『オープン』にしていく、という目的をもって名付けました。
OpenIHAのゲーム内容
未開の場所やアクティビティを見つける
楽しんだ場所のアクティビティをシェア
経験値が貯まって、レベルが上がる
目標達成で、認定バッジを付与
地域愛がステータスとして数値化、見える化され、権威化される
未開の場所やアクティビティも、見える化される
『見つける』→『遊ぶ』→『シェアする』→『見える化』というシンプルな内容です。
ですが、実は裏テーマをいくつか用意した、実験的な取り組みもしています。
1. ディープな地域情報の開拓
これまでも、地域情報を活用したサービスは存在していました。OpenIHAの独自性は、『場所』に注目するだけでなく、『場所で提供されるサービス』にも注目するところです
例えば、これまではラーメン店という『場所』は注目されますが、そのラーメン店で提供されるメニューは、あまり注目されていませんでした。
お店や、そのお店で提供されるサービスを、ユーザー自身が開拓し、利用し、シェアすることで、これまで未開だったサービスが、世界中の人に共有されます。
これにより、例えば『味噌ラーメン』ならあのお店が、どれくらい人気がある、というのが見える化されるようになります。
この特徴があるため、地図情報APIを使わずに、独自で情報を作っていこうという選択となりました。
2. 平和なコミュニティ
OpenIHAには、ユーザー間がメッセージを交わすようなコミュニケーションの仕組みや、レビュー、点数を付ける仕組みは、一切存在しません。批判する術が無いのです。
ユーザーの持っている『好き』とか『推し』とか『お気に入り』の場所や、アクティビティだけが登録されます。例えるなら『好きの人気投票』のようなプラットフォームです。
3. ゲームデータをネット上に公開
Googleなどの検索エンジンはもちろんのこと、2024年現在活況の生成AI系サービスの進化を見据え、ゲーム内で収集した地域冒険データをインターネット上に公開します。
これにより、今までにない『場所』や『アクティビティ』がインターネット上に見える化され、やがて岩手県の新たな観光資源のPRとなり、県外や国外どこにいても最新の情報にアクセスできるようになります。
4. 生成AIで開発されたゲーム
OpenIHAは、生成AIをどのくらい活用できるのか、実験的な『一人の人間とAIの協業実験プロジェクト』です。
ベースとなるシステムは1週間ほどで開発され、全体を調整しリリースまでに約3ヶ月の開発期間となりました。成果は当note内でもオープンにしていきたいと思っています。
最後に
サービスを開発するに当たって、意外と大変なのはプログラミング的な開発だけではなく、頭の中にある構想をいかに表現として出しきれるかでした。
当記事執筆段階では、『完璧を目指すよりまず終わらせろ』的なミニマムな状態でのサービスインとなりますが、今後も積極的にアップデートをかけて行きたいと思っています。
末永くよろしくお願いいたします。
2024.9.1 さわやかな朝
The OpenIHA Team