『シュヴァルツ・ゼルドナー』がカッコ良すぎたから共有したい

爆走おとな小学生『シュヴァルツ・ゼルドナー』2024.09.19〜09.22@中目黒キンケロ・シアター

※この文章は日記アプリに書いたものをコピペしたものです。誰かに読ませる前提で書いたものではないので読み辛い箇所があるかと思いますがご容赦ください。

正直なところ、ゼルドナー部隊の面々のビジュアルを見た時、キャラクター性の強さを感じすごく良いと思ったのと同時に不安もあった。キャラクターが強過ぎて、作品に入り込めるかなって。今作はどうだろうと思い観劇したところ、想像以上の内容とアクションに引き込まれた。アクションという目で見て楽しい演出だけでなく、舌戦という言葉や仕草を感じてヒリヒリ感を味わう演出まであり、満足度はとても高い。

内容的には、戦争が中心の舞台でナチスドイツが一部モチーフに使われているのだろう。結構、残虐的な演出を使うなど覚悟があるなと思い感心してみていた。しかし、モチーフとなる国があったからこそ、只々空想の国の話として受け止めるのではなく、実感を持って観劇することができて、戦うことの怖さなどを強く感じることができた。そして、モチーフがモチーフなだけあって、ゼルドナー部隊の衣装のカッコ良さは言うまでもなく最高である。舞台上で部隊の面々が並び、ポーズをとる時は、思わず「おぉ!」となってしまうほど。

この物語は、悲しい話として考えて良いのだろうか。この物語に出てくるキャラクター達はみんな、与えられた境遇の中でそれぞれが一生懸命に生きていた。その上でもたらされる結末を自分は只々 "悲しい物語" とは言いたくない。

アフタートークではゼルドナー部隊が出ていた。作中とは打って変わっての明るい面々で繰り広げられる一発芸?はとても面白いし、貴重なものを見れたなと言う感じ。アフタートークまでしっかり楽しめるという、満足度の非常に高い舞台だった。

最後に、黒崎さんきっかけで観に行ってるのだから、ゼルドナーの感想を沢山言った方が良いのだろうし、言いたい。だって、あんなにカッコ良いキャラなんて最高すぎるじゃないか。キャラ紹介に "カリスマ" と書かれてどんな風に演じるのかなと気になって観に行ったんだけど、まさにカリスマだった。堂々とした姿や部隊のみんなを想う姿勢まで、そういった色んな要素がカッコ良いゼルドナーを生み出していた。
ゼルドナー様を見に行くだけでも、この舞台を観に行った甲斐があったと言えてしまうほど、好きなキャラだったな。

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