ホラー映画に「自分で選んだ行動」は存在するのか?『ヘレディタリー/継承』#映画感想文
先日、AI日記で『AIはホラー映画を混同することもある』を書いたのですが、おはなしグプタさんが見つけて来てくれた(?)『ヘレディタリー/継承』をアマプラで観てみました。字幕と吹替で迷いましたが、字幕版です。字幕のほうが、のめり込み過ぎずに自分の客観性をつなぎとめてくれるのでは……?と期待して。
でもホラー映画の感想って難しいですね。あんまり書くとネタバレになっちゃいますし……
物語は主人公一家の“おばあちゃん”のお葬式から始まります。家族の死を経て、日常を取り戻すはずだった一家ですが……
始めのうちは、アレルギーのアナフィラキシーショックや精神疾患がホラー映画に使われることに少しもやっとしながら観ていたのですが、最後まで観ると“問題点”はそこではないことがわかります。死の喪失、精神の揺らぎ、支援者の存在、霊との対話(駆け引き?)、そして……
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