見出し画像

太宰治 走れメロス 

1940年5月 初出
あらすじには触れない。
昨日自分は、太宰のことを率直に嫌いと書いたが
この走れメロスと、東京八景(こちらはまだ読了していてない)を読んで
太宰治という人間の二面性(正義漢である、厭世的である)
に触れた、うん馬鹿正直な人。かつメロスの心理描写にも表れているように、感情の揺れ、を自身が自覚的かつその揺れを物語上に利用するところ、客観的に自分を観れているんだか見れていないんだかあやふやな、悟性があるのに何だかもったいない。
自分のナルシズム(主人公感の強さ、自己陶酔)
にお人よしな部分を自分で分かってしまうからこそ
この世間に対して生きづらさを感じていたのかなと自分自身の人生観を
太宰治さんに、当て嵌めて(実際はまっているのかは別)そう現時点で決めつけた。
また、他の著作を読めば印象など何色にも染まってしまうのだろうけども
全集を(若くして亡くなった小説家ならなおよし。)読みたいと感じた。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集